- ウォークインクローゼット収納が必要だ。
- 紹介されている内覧会などの画像の中で、コの字型が気になる。
- ハンガーとは別で棚やカゴも必要だということを認識している。
- 洋服もハンガーだけでまとめるのは使い勝手が良いとは思えない。
クローゼットを使い慣れた人が増えてハンガーの下の場所に何でも物を中に詰め込む生活をしている人も多いはず。
では実際にどうしたらウォークインクローゼットのスペースをインテリア的な視点を含めて広く使いやすい環境にすることが出来るのか?
この点を今回は、ウォークインクローゼットコの字型のデメリットをご紹介しながら考えていきたいと思います。
ウォークインクローゼットの間取りやアイデアについては、以下のような記事でも書いています。
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私のサイトは、元住宅関連企業出身者が新築のマンション、一戸建て購入も経験した中で、間取りだけでなく、注文住宅購入に関わる内容を全て体験からご紹介しています。
家は、インテリアや家具を入れて華やかになれば成功ではない。
シンプルな中に、どれだけキッチン、玄関、洗面所、お風呂(浴室)、トイレ等の水周りのカビや結露等を含めて問題を事前に防止できるか?
日当たり、暗い、狭い、照明の種類や配置。
駐車場の位置から周囲の視線対策までさまざまな課題を見据えた計画を立てる必要があります。
今回の記事では、ウォークインクローゼットコの字型のデメリットを以下の項目でご紹介していきます。
動線
高さ
確認
収納をまとめられるスペースとして用意をしたいはずのウォークインクローゼット。
しかし、コの字にすることで、キッチンや玄関でもどうしてこの形状が安定した人気にならなかったのか?
間取りと人が住む理想との違いが多い点をご紹介していきたいと思います。
動線
まずは、誤解が多いと思う人と物と場所という3つを考えた時の思考をご紹介していきます。
ウォークインクローゼットはあくまで収納スペース。
しかし、その収納は、あくまで日常に活用するアイテムとなる洋服や生活に必要な小物を置くスタイルをイメージしている人がとても多いはず。
では実際に、生活の中で無駄や面倒、手間と感じる対象と生活動線ではどうでしょうか?
ウォークインクローゼット内の動きに注目
ハンガーから物を取る時には、人はハンガーパイプに沿って正面に立つ。
そして、コーディネートを考えて、同じ形や色等を選ぶ。
その時、小物は真後ろにある。
☞さてこの状況って、空間として使いやすいスペースと言えるでしょうか?
部屋の中のレイアウトをインテリアとして考えると、正直、衣装と靴と分かれてる事がキレイと思うのは一般的に多い。
そして、効率が良いし、管理しやすいと思う気持ちも分かる。
欲しいものを見つけやすい収納術。
この考え方から、いろいろな話題の収納アイテムもテレビなどで紹介されている。
収納術と言えば、何段かのボックスを使用してる人も多いはず。
我が家もラックを私個人用の1畳の納戸(ウォークインクローゼット)に入れている。
こような生活をしていく中で、コの字はあくまで60㎝程度が人が立つ空間になっていない事も多い。
ハンガーパイプの正面に立つ。
この時の行動を是非一度しっかり考えてみてほしいのです。
高さ
ウォークインクローゼット内の棚に注目
衣装の他にも女性は、化粧ポーチやバッグなどを使うことも多い。
当然ジャケットやコートなどのハンガーとは違う壁面を使うことを理想とする。
せっかく新しく購入してこれから使う新品を周りの衣類とは分けたい。
混在させて色の着色などがあったら持ったない。
このような心配をするために、別のスペースを用意。
例えばこんな風にアイロン台であったり、上下のハンガーパイプを分けて、アウターとパンツやスカートの収納スペースを分ける。
こんな考え方もあるはず。
しかし、上の画像は、かなり広い。
このスペースが確保されているなら、私はコの字でもその魅力を十分生かし、季節ごとの春夏、秋冬と衣類を分けて納める事も出来ると思う。
でもこの広さを1畳から3畳で実現するのは到底不可能。
棚が上下に分かれている場合は特に要注意!
所詮は、2畳程度なら、腰の高さにある棚は縦でも横でも自分の腰あたりにある事から、振り返るのも邪魔!
このように生活をしている中で、飾るのではなく、暮らすという考え方からすれば、物がなくても邪魔な存在になっていく可能性も高い。
ウォークインクローゼット内の棚によくある悩みは視界
ウォークインクローゼットの中がコの字になれば、バッグやちょっとした化粧ケースやら物を置くタイプが壁に沿って用意が出来るはず。
ハンガーとは別の活用なら、コの字なら、視界が左右に広がって余裕がありそう。
このように考えて実際に衣類を探す行動を踏まえてシミュレーションをやって見たことがあるでしょうか?
ほとんどの方が取り出し等をやってみるとこう言ってくる。
- 全体の収納としては使える。
- でも実際にハンガーに掛けたり、取り出したりをやってみるとイメージと違いすぎる。
- これでは、自分の身動きがとれない分、後ろにある商品と何度も振り返りが必要になる。
このように、判断する人が多い。
店なら、衣類のカテゴリーごとにディスプレイがされている事が便利に感じる。
しかし、自分の家を考える事とは全くやってる事が違う。
それは、何か?
確認
店のディスプレイはどこもスッキリとしていて、広いと感じさせる空間作りを心がけている。
しかし、このハンガーラックの配置などをつい参考にしてしまう人が多い。
テイストを意識する例として、壁の色や棚の色を参考にするのは良いと思います。
しかし、店で自分たちが物を出し入れする時と暮らす場所での欲しい環境は全く別物。
ウォークインクローゼットコの字の確認は収める
店内ディスプレイの多くは、運営会社側も特にテイストとして意識しているのが、お客様からの目線の高さ。
出来るだけ商品をお客さんが、簡単に何処に何があるかを認識しやすい環境を作る。
だからこそ、単純に「インナー商品専門点」と「アウターやジャケットなどを扱う店舗」が分かれている。
上手に配置するという点に意識をするなら確実に店の下の位置に商品を並べているということはほとんどない。
例えば、靴ですら、実際に床に置くよりも注意して棚を作って配置している。
こうした仕様を多くの方が見かけているはず。
やはり実際に位置は、どこに作ったとしても人の手の届く高さと座ったり立ったりを繰り返さないよう配慮されている事が分かるはず。
だからこそ、人はどこのお店に行っても、自分で扉等を開けるという動作もないまま楽しめる。
しかし、自分の家の作り方を考えた時にはどうでしょうか?
少しどころかかなり違う事が多い。
- 洗濯ものの出し入れを行う。
- トイレにスグに行きたい中、バッグだけを持ち出すという行動。
- 小物を入れる時便利と思ったボックスを通路ギリギリで取り出す行動。
このようなさりげない動作の繰り返しが、日常の生活と空間の活用方法として照らし合わせが必要となる。
ウォークインクローゼットコの字の確認は回転
やはりコーディネートと生活双方の満足は正直、「広さ」があってこそ成り立つ。
我が家も確保できたサイズに沿って、引き出しやボックス、棚、カゴ等を確保する事を考えた。
もちろんタイプ的にはもっとスッキリと綺麗に見せる収納スペース確保を願う部分もあった。
しかし、家具を置かない上で今あるスペースの中で、人が物を上手に取り出せる。
この考え方を軸にしたら、人が何もない場所で自由に以下の行動が行える空間が必須。
- 座る。
- かがむ、中腰になる。
- 立つ。
- 腕を伸ばす。
私はマンションを購入した過去の生活の中で、初めてウォークインクローゼットのコの字のある生活を送りました。
そして、実際にモノを置いて、見渡した時に特に感じたのです。
結果的に、空間を便利に使うのは、高さと奥行きの確保が前提。
その先に小物を置くにしても何を設けるとしても結局はたくさん物が入るスペースを持っても価値は低い。
もっと、家として、自分が簡単に取り出しやすい工夫を考えておかないと結局は、ハンガー下は使い物にならない。
確かにハンガーを使い、寝室の隣に作る収納スペースは例え狭い空間でも収納スペースを作るという意味で葉非常に意味も価値もある。
しかし、何をどう置くことが快適な生活に繋がるのか?
この点を考えていくと、玄関やキッチン、トイレ、洗面所が狭いと考える理由と同じ事が言えると思う。
それは、扉の開け閉めや自分が振り返る時の自分の動ける幅や奥行きの寸法の確保。
自分たちが服を選ぶ時も靴も衣装も全て床を見なくてもすぐにスッキリ自分が動きたいように動ける。
これが本当の意味でスッキリを実感するポイントだと私は思います。
ウォークインクローゼットコの字の活用方法
結局は個人の荷物の量や大きさという類はある程度処分をしてくれれば快適性は保たれる。
しかし、ドアを含めて実際の位置に物が多く重ねられたら?
どこに何を置いたのか?
洗濯したばかりの物をスグに入れるのはやっぱり考えてしまう。
こうした時、ちょっと広い専用のハンガー空間を作る。
洗濯で取り込んだ物。
クリーニング上がりの商品を配置する。
つい確認もなく、色や素材ごとにどんとまとめて押し込むみたいなことをしている人も多いはず。
でもこれでは、実際に選びながら、取り出す時、いつ使ったのかを気にしなければいけない事も多い。
少しでも効率を考えるなら、使った直後や洗ったばかりの衣類を必ず分ける。
この工夫が出来るスペースが欲しいとなるはずです。
選び方として、着替えも衣類を決める時も全て自分が中心に立って自由にどんな角度でもゆとりがある行動が出来るかを考える。
これが、コの字を使っても、全体のイメージを踏まえた考え方と言えるのではないでしょうか?