- 家は人生で最も大きい買い物のはずだ
- 家を買うタイミングはいつが良いのだろう?
- 子どもの年齢?住宅ローン審査を優先?
こんな悩みを解消します。
家を買うタイミング関連記事。
女性年収250万住宅ローン審査は無理?落ちる,通らない理由と通すコツ
マイホーム購入|年収200万で家を買う物件探しのポイントや買った後に幸せをつかむための注意点やコツ
今回の記事では、家購入のタイミングを逃したと嘆く必要はない。
この内容を自分の経験から以下の項目でご紹介しています。
市場調査結果
人生設計
家を買おうと思った時期体験談
2022年以降家を買うタイミング
家を買った後によくある失敗後悔
家を買うタイミングの見極め方
市場調査結果
家を買うタイミングには、いくつかポイントがあります。
年齢
年収
家族構成
子どもの年齢
貯金や頭金
順にご紹介します。
年齢
世帯主の年齢では、以下のような統計データが公開されています。
住宅の種類 | 最も多い年齢層 |
注文住宅(新築) | 30歳代 |
分譲戸建て住宅 | 30歳代 |
分譲マンション | 30歳代 |
注文住宅(建て替え) | 60歳以上 |
リフォーム住宅 | 60歳以上 |
初めての家と2回目の家の違い。
初めての家の場合は、中古戸建て住宅と中古マンション以外の住宅では、30歳代が最も多い。
2回目以降の取得では、分譲マンション、注文住宅、中古戸建て、中古マンションで60歳以上が多くなっている。
※注文住宅以外は、三大都市圏での調査結果である。
年収
世帯年収の平均は、879万円。
三大都市圏では、平均804万円。
【年間返済額】
住宅ローンがある人の根管返済額をまとめてご紹介します。
物件の種類 | 年間支払い額 |
分譲マンション | 139.1万円 |
注文住宅 | 100万円以上 |
分譲戸建て住宅 | 100万円以上 |
中古戸建住宅 | 100万円以上 |
【返済負担率】
分譲戸建て住宅は、18.6%
リフォーム住宅では、10.4%
年収200万の手取りはいくら?【生活レベルや住宅ローン相場】
年収300万の手取りはいくら?生活レベルや住宅ローン返済計画
年収400万の手取り【平均より低い?生活レベルや住宅ローン相場等】
年収600万で5000万の住宅ローンは無謀!やめとけと伝える根拠
年収700万住宅ローン借入可能額や月々返済額データ付|適正目安注意点
家族構成
1世帯あたりの平均居住人数も重要です。
物件の種類 | 居住人数で最も多い家族構成 |
民間賃貸住宅 | 1人 |
分譲マンション、リフォーム、中古マンション | 2人 |
注文住宅 | 3人 |
分譲戸建て住宅、中古戸建て住宅 | 4人 |
【介護の有無】
高齢者がいる割合は、リフォームでは、48.5%。
中古戸建住宅の場合は、28.3%。
【戸建住宅購入のきっかけ】
あるアンケート調査結果では、以下のような割合になっています。
イベント | 割合 |
結婚 | 23.7% |
昇給・昇格 | 23.3% |
出産 | 17.3% |
転職 | 10.6% |
介護 | 8.6% |
その他 | 16.5% |
子どもの年齢
- 第一子で子どもが生まれてから
- 第二子で子どもが生まれてから
- 下の子が幼稚園、保育園に入園するタイミング
- 上の子が小学校に入学するタイミング
など子育て世代では、進学に合わせて中た購入を検討する家庭も多くなっています。
家を建てる年齢!新築一戸建て購入は何歳?30代に多い失敗後悔原因
貯金や頭金
購入資金については、以下のような違いがあります。
購入物件の種類 | 平均相場 |
土地+建物(新築) | 4606万円 |
建て替え | 3055万円 |
分譲戸建て住宅 | 3826万円 |
分譲マンション | 4639万円 |
中古戸建て住宅 | 2894万円 |
中古マンション | 2263万円 |
リフォーム | 181万円 |
自己資金の割合
物件の種類 | 自己資金比率 |
土地と建物(新築) | 26.0% |
建て替え | 56.1% |
分譲戸建て住宅 | 25.4% |
分譲マンション | 34.3% |
中古戸建住宅 | 39.4% |
中古マンション | 43.2% |
リフォーム住宅 | 77.2% |
頭金なし一戸建て貯金はいくら残す?地獄の日々体験から学んだ答え
頭金なしの住宅ローンに後悔が多い理由は簡単!破産予備軍になるな!
人生設計
具体的な統計データを眺めても、自分の状況に照らし合わせて考えると、不安しかない。
こんな人に伝えたい内容をご紹介します。
内覧等での出会い
新築一戸建ての建売や分譲マンションは、内覧会で一目惚れして購入する人は多いんです。
社宅の期限も重要
転職を機にマイホームを購入する人の中には、過去の仕事では寮や法人借り上げの物件での生活だったという人もいます。
家を出なければいけない。
自分名義の契約で賃貸物件を探す。
こうした時、自腹で家賃を払うのと家を買うことを比較する人は多い。
見つけた時がタイミング?
東京オリンピック前か後か?
地価相場が下落してから?
中古マンションは一部エリアで上昇傾向が続いている。
こんな時、自分が欲しいエリアはどうなっているのか?
住宅地の地価相場の変動については、以下のようなデータも公開されています。
エリア | 住宅地地価相場【令和3年、令和4年】 |
全国 | -0.4、0.5 |
三大都市圏 | -0.6、0.5 |
東京圏 | -0.5,0.6 |
大阪圏 | -0.5、0.1 |
名古屋圏 | -1.0、1.0 |
地方圏 | -0.3、0.5 |
地方四市 | 2.7、5.8 |
つまり、令和4年にかけては、のきなみ上昇に転じているのです。
上記のマップのとおり、各都道府県単位で見ると、住宅地、商業地を合算しているため、下落しているエリアが多い。
人気のエリアの上昇と各都道府県の地価相場には大きなずれがあるのが注意点です。
2022年問題は?
2022年問題とは、1992年(平成4年)に精算緑地法が改正された時に指定を受けた生産緑地が30年経過して、一斉に指定を解除される仕組みの内容。
不動産市場の混乱
都市環境の悪化などが懸念されていた問題。
2022年に一斉に指定を解除されるとどうなるのか?
【行政の対策】
- 生産緑地の10年延長ができる特定生産緑地制度を活用。
- 生産緑地に指定できる最低面積を300㎡に引き下げ
- 生産緑地内に設置できる施設等の追加
などを盛り込みながら、安定した維持に役立てることを目指しています。
他にも、固定資産税の軽減を特定生産緑地にも認める改正なども行われています。
市街化区域農地とされることになりました。
2022年以降家を買うタイミング
自分の状況的には、そろそろ家が欲しい。
こんな人が意識しておくべきポイントをご紹介します。
マンションか戸建か
家を買う際、戸建てかマンションか悩む人は多い。
私は両方購入したので、それぞれのメリットデメリットをお紹介します。
戸建 | マンション | |
メリット | 駐車場スペースや家庭菜園などの庭も検討しやすい 上下階の他人の足音や隣からの壁伝いの騒音を気にしなくて済む | 景観を楽しむことが可能 オートロック等のセキュリティ対策 ゴミ捨て場が近いことが多い エレベーターを利用できる物件も多い |
デメリット | 居住エリアによっては、泥棒等のセキュリティの不安がある 共働きの家庭は、家に誰もいない時間が多くなりやすい(空き巣被害の可能性) | 上下左右の住民の生活音など騒音トラブルの可能性 大規模修繕などで修繕積立費が増額する可能性 地震の際、上層階ほど揺れが大きくなりやすい |
【経済的な負担の比較】
戸建 | マンション | |
メリット | 月々の毛固定費がない(管理費、駐車場代等) 敷地内の利用は自由度が高い | 土地の購入代を考えなくて済む 仲介手数料が土地なしの人なら安く済む |
デメリット | 共有部がないためメンテナンスの大半が自己負担 固定資産税が高くなることもある | 毎月、管理費・修繕積立費・サービス利用費等固定費が発生する 最初に購入した時よりも数年、10年以上先に固定費が上がる |
経済的な負担を比較すると、どちらもランニングコストがゼロという事ではありません。
家を買った後によくある失敗後悔
家族構成と間取り
何人家族の家を想像するのか?
私がよく伝えているのが、家族の人数+1。
つまり、以下の間取りが最低限確保するべき間取り。
世帯人数 | おすすめの間取り |
1人(独身) | 1LDK |
夫婦二人暮らし | 3LDK |
3人家族(夫婦+子ども1人) | 4LDK |
4人家族(夫婦+子ども2人) | 5LDK |
5人家族(夫婦+子ども3人) | 6LDK |
もちろん、都市部ではこんな間取りを考えるのは難しいと思います。
しかし、一人一つの部屋と考えておくと、以下のようなシーンで楽です。
- 来客時の対応
- 荷物が増えた時の収納スペース
- 壊れた家具、家電、ゴミなどの一時退避スペース
何もない時には、余分な部屋かもしれません。
しかし、狭い、暗い、邪魔という3つのストレスを回避するには、余分なスペースはあったほうが無難です。
家を買うタイミングの見極め方
家なんて買うんじゃなかったという不安
家を買った人が必ず成功を実感するとはいえません。
中には、予算通りの物件を購入しても、失敗後悔をすることもあります。
私が家を買った理由
私は地方で田舎暮らしをしています。
周囲にも賃貸物件は確かにあります。
しかし、築年数が古く、夏冬の電気、ガス、水道代を見て驚きました。
このまま住み続けていたら、自分たちは住居費にいくらかかるのか?
実際に、1人子どもがいる時、夏の電気代だけで3万円以上かかった時には衝撃的でした。
熱中症対策も考えたい。
次に生まれてくる子がいたらどうなる?
こんなことを想像したら、マイホームを購入したほうが、毎月の光熱費を含めた住居費は安くなる。
つまり、家を買うことで、生活費の負担が減るか?
これが大きな決め手になったのです。
家を買うタイミングを決める方法
年齢は若い方が気が楽です。
というのも、暑さ寒さにも若い時のほうが耐えられる。
しかし、年を取ると寒く感じるし、暑く感じるようになる。
つまり、自分や家族の体調管理や健康管理を意識してください。
身体に負担がかかっているのに、無理をすれば、病気になることもあります。
身体が健康である状況を維持するために、家を買う。
この考え方で探すと、予算の範囲で高気密高断熱の住宅を探すことを意識できると思います。
安いか高いかではありません。
家は性能で選んだ方が後悔しないと思います。
参考資料