- 新築和室3畳の畳コーナーって必要なの?
- 小上がり和室を作ってみたい!
新築和室3畳の畳コーナーについて、この記事をご覧いただきありがとうございます。
おしゃれな上に収納まで確保されてるなら良いのではないか?
掘りごたつにリフォームで利用するなんて参考例も出てる。
無料で設置が可能な備え付け家具感覚で使えるのはありがたい。
こんなどこか夢見る収納タイプのある暮らしに見える小上がり畳。
しかし、一方ではリスクや失敗後悔の声も多いのも現実。
新築和室3畳という畳コーナースペースについて検討中の方の中にはこんな悩みも多いです。
- 畳コーナーという間取り提案を受けたけど必要なのか?
- 和室3畳の和コーナーの下に収納を配置したら便利?
- 新築和コーナーをリビング横に配置するメリットは?
新築和室を3畳でもあった方がいいという提案に戸惑う方も多い現代。
和室という空間での壁紙選びにも失敗後悔の原因が潜んでいます。
リビング近くに和室を用意する時の照明スイッチについてもご紹介しています。
1つの記事から全体を確認したい方向けのまとまもご用意しています。
新築一戸建て間取りの失敗後悔ランキングもご紹介しています。
新築一戸建て失敗後悔間取りランキングベスト10と具体的な対策や注意点
一戸建て分譲住宅のメリットデメリットについてもご紹介しています。
私のサイトは、新築一戸建て購入後の失敗後悔をしてほしくないという思いから、自分の経験を活かし、運営しています。
私が和室を採用して3畳という広さだったら何をするか?という考え方を元に以下の内容をご紹介してます。
新築和室3畳の畳コーナースペースは必要か?
新築和室3畳の小上がりを作る失敗後悔注意点
新築和室3畳の畳スペースより有効活用する間取りの選び方
新築を注文住宅で検討する方には、特にムダなスペース排除としてもご覧頂きたいと思います。
小上がり畳コーナースペースは必要?
新築注文住宅を検討している方の中には、畳コーナーという言葉を使う3畳ほどのスペースを提案されるケースもあります。
この畳の部屋とは言えないスペースの存在価値についてご紹介していきます。
子育て世代
まず最初にご紹介したいのは、子育て世代についての考え方。
しかし、この3畳という畳スペースという表現をされるケースには、以下の考え方をしておくことをオススメします。
- 和室として3畳で子育てに使えるスペースの有効活用法は、限りなく少ない。
- リビングと隣接する際、フローリングを広げた方がインテリアの選択肢が広がる
- 3畳では、形状によっては、大人2人も座れない。
以上の内容から、正直3畳の畳スペースは、子育て世代には勿体ない気がします。
2世帯住宅
2世帯住宅におけるリビング横等に設ける3畳の和室スペースという考え方なら、以下の考慮も可能です。
- 囲碁や将棋を打つスペースとしての活用。
- ソファや椅子に座るのが苦手な年配者の座りやすいスペース確保。
- 掛け軸や仏間代わりに使う3畳スペースとしての活用法。
あくまでも徐々に年配になってきた時のくつろぎやすいスペース確保における考え方には、3畳でも活用できる方法はあると言えます。
縁側の代用
縁側を作る程広さが無いがくつろぐスペースが欲しい。
このような場合で、中庭を用意する家の場合は、和の畳3畳スペースは有効になります。
- 中庭を眺める和風スペースの確保。
- 畳を使うことにより、椅子等のインテリアスペースの余分を排除。
➢中庭の種類が和でも洋でも使いやすい鑑賞スペース確保が可能。
少しでも風情を楽しむスペースを確保したい狭小住宅地や中庭を予定してる方には、有効に使えると思います。
しかし、私は3畳だからではなく、小上がりによる収納にも活用する畳スペースは反対です。
その根拠をご紹介していきます。
小上がり和室スペース失敗後悔注意点
収納スペースの確保をしたい事も考えた3畳スペースの小上がり和室を検討してます。
もし、あなたが小上がりを使ってまで3畳和室スペースを予定してるなら、私は止めたいです。
その理由をご紹介していきます。
怪我防止
正直、小上がりは、かなりリスクが多いのが実態となります。
- 歩いている時にぶつける。
- 子供が遊んでいて落ちる。
- 荷物を落とした時の破損する可能性。
小上がり和室を使うメリットは殆ど無いというのがまず怪我や破損リスクとなります。
単純に段差があるという情報を子供が分からないというのが最大のデメリット。
次に、ダイニングからついつい段差を忘れて足をぶつけるなどの怪我。
デザイン性を求めた施工のはずが角が欠けてきて、また補修の工事が必要になるパーツの増加。
設置する以上、床と同じ高さにはない空間がいきなりダイニングの隣に現れる。
この生活に慣れるというのもかなり難易度が高い暮らしの変更だと私は危惧します。
解っていても何度も繰り返しやすいのが、小上がりの特徴。
ですから、少しでも選択を外す事を検討してみてください。
収納も不便
実際に、ベッド下の収納を想像して頂ければ十分わかると思います。
- リビング収納を増やしたつもりが、出し入れ時に子供が怪我をした。
- リビング収納に活用するつもりが、腰を傷める原因になった。
➢経年で使いにくさを実感して使わなくなっていった。
家事動線に役立つ収納とは、あくまでも立った姿勢に近い状態で出来るだけ済ませる事が出来る設備であることが重要。
全く逆になる床下収納に活用できるという上辺の言葉で安易に決断しないことをオススメします。
引き出せば使えるではなく、引き出す手間が多いのを懸念する視点を持って頂きたいのです。
機能性
機能面を考えても、以下のようなリスクが出ます。
- 床下収納を使うことで、床暖房対応が難しいケースや加算が必要なケースが出てくる。
- 床下収納に使う事で、畳で騒ぐと荷物にホコリが落ちやすい。
- 小上がりにしてる影響から、天井までの高さが近い部分があると家事も大変になる。
3畳の畳コーナーを小上がりにして検討したら、まさに立つことも大変なスペースになるケースも。
正直失敗したと感じることがない成功内容はかなり限定される。
結局は変更を希望して実際に使用感もわかって取り付けたはずなのに!
このような声も決して少なくない。
実際に一般の生活ではまだなじみがないパーツ。
簡単と思ったが、実際にテーブルを運び入れるだけでも高い分の段差が出るその持ち運び関連でも差が出る。
楽って何?
収納がokでも取り出しにくいでしょ!
このように、小上がりの下に収納を用意したら新しい問題が浮上する事も多い。
全体が床でフラットの生活の方がいかに楽になったか。
そいて、安全と安心という2つを特に重視して考えるなら、年齢を重ねていけば更にボックス式の収納すらかがんで使うことも面倒になる。
あくまで、会社がサービスと言ってきた内容でも安易にとりつけるものではないと私は思う。
ぜひ見直しポイントとしても活用してみてください。
では続いて、もし私が畳3畳の和室スペースを考えられる間取りをもつなら、検討したい間取りをご紹介していきます。
小上がり畳スペース以外の間取り選び方
もし今の家に畳3畳スペースが追加できるなら何をすべきか?という視点からご紹介していこうと思います。
玄関の広さ拡大
玄関というのは、人の人数だけではなく、広さは徐々に必要な条件を増していきます。
- 靴のサイズ変化に伴う収納量の変化
- レインコートなどを使う人数の増加とサイズアップ。
- ブーツ等を要する際の退避スペース確保。
単純に靴やレインコート等を考えただけでも、玄関に必要なスペース確保は将来拡大が必要になります。
よって、新築に畳の3畳を検討するくらいなら、まずは3畳玄関を広げて土間収納などを検討する。
私にとって暮らしやすい家作りの間取りの考え方となります。
トイレ、お風呂のスペース拡大
同じスペースを使える余裕があるなら、次に検討するのは、水周り周辺。
お風呂やトイレは、年齢を重ねれば重ねるほど、大変になりますよね?
- 手すりの有無
- 怪我をした際の介助
- 人が通れる幅の確保。
人の手を借りたいスペースだからこそ、優先的に広げる価値もあります。
使わないスペースという課題を考えられる余裕が有るなら、ぜひ余分なスペースとしても毎日使うスペースの拡充を検討する事をオススメします。
物干しスペース拡充
物干しは、2階3階の場合は、上の階層に使う事が一般的。
しかし、急な雨等の影響で使えない場合は、家の中の物干しスペース確保が大切。
まして、大判バスタオルやベットシーツなどの洗濯をしたら、さらに事態は深刻化します。
よって、少しでも物干しスペースを拡充しておくことは、将来に非常に便利になります。
- カビ対策
- 洗濯物の生乾き防止
- 濡れた衣類やタオル等の一時退避スペースの確保
非常に生活に密着したパーツとして、大切なスペースであると私は考えます。
家事に使えるスペースの確保と娯楽の休息スペースどちらが有効に活用できるのか?という視点が大切だと私は考えます。
以上の3つは、正直広すぎて勿体ないという事は将来に渡ってはかなり可能性は低いと言えます。
ですから、3畳という中途半端な畳コーナーを使う事に迷うくらいなら、以上の3つの部屋の拡充を間取りに検討してみてください。
小上がり畳に多いリフォーム相談
引き出し1つでも本などを入れて重さが増す事で扉の開け閉めも大変。
腰掛けにしようとしたら引き出しの扉が中途半端に突起。
この時には、廊下をふさぐリスクも出てきて転倒の恐れもある。
階段の一角に用意が可能なスペースがあったから庭より良いかと思って取り付けてみたんですが、使わない。
このような依頼からリフォームにかかるお宅もたくさん見てきた。
ちょっと昔に考えて設けたはずのちょっとしたスペースのはずが、数年で使わなくなる設備。
せっかく自分たちの住みやすい家にしたつもりが、数年でデットスペース化してしまう。
そんなの誰も望んでいませんよね。
小上がり畳に近い憧れのスペース
ちょっと雰囲気が良い感じのくつろげる空間が欲しい。
こんな考え方が徐々に増えてきた。
その典型例には、以下のような間取りのパーツもある。
- ウッドデッキ
- 縁側
- アクセントスペース。
このようなマンションの一室向きのお洒落に感じる空間作り向けの提案が新築一戸建ての雑誌などでも実際数多く掲載されている。
しかし、誰でもその内容に満足するとは限らない。
置く向きも洋室の広さもお客様のコーディネートの理想も全てが影響する。
洋室1つとってもプランニングの中で収納はいろいろな型が出てきたように見える。
しかし、本来昔から使い慣れた環境やコーディネートをイメージしやすい形はそううまく多くの事を代わりとして取り入れるのは難しい。
障子が減ったのは、メンテナンスが大変だからという声も多くなった影響が強い。
テレビの代わりに自宅でスマホをテレビ代わりに使う家庭が増えたのも現実。
このように、ただ憧れを中心に設置するのでは失敗しやすく、かえって、何か簡単な折り畳みタイプを敷いて寝転んでいる方が幸せだと思うことも珍しくない。
畳スペースの段差を考えよう
1段の価値。
たったこれだけ違いが独立した空間として戸建の部屋の中に入るということはテイストを含めてライフスタイル全体にも影響を及ぼす。
取り入れる事は最初にお願いすれば簡単かもしれない。
探せば簡単に取り入れる事もできる。
しかし、初めてのお子さんの子育てまで考えながらの家つくりにはつかわなくなってしまえばないのと同じ。
ならいっそのこともっと収納と言うカテゴリーを上手に同じ3畳で活用するべきではないでしょうか?
この記事でご紹介したかった内容は以上となります。
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狭いリビングダイニングインテリアについてもご紹介しています。
ウォークインクローゼットの布団収納という考え方についても記事を書いています。
ウォークインクローゼット間取りと布団収納スペース配置|畳数設計注意点
4.5畳の子供部屋は狭いのか?という視点でも書いてます。
間仕切りの必要なスペースとして子供部屋についてもご紹介しています。
一つでも多くの間取りをサンプルでもらいたい。
こんなことを考えている方には、タウンライフで無料の間取りプランを活用するのがおすすめです。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。