新築打ち合わせの流れの中で間取りの次に出てくるのが、内装と照明やコンセントなどの配線計画。
リビング、ダイニング、キッチン、和室、玄関、トイレ、お風呂(浴室)、階段、2階廊下、寝室に子供部屋。
ウォークインクローゼットや納戸、パントリー等の収納スペースやプライベートスペースの書斎まですべての家の中にある居室や空間全てに必要。
この配線計画の中で失敗後悔が多いのはとてもシンプルな原因があります。
その原因は、3つ。
- 種類の選択
- 配置の選択
- 照度や角度などの選択
最近は、どこの展示場でも新築と言えばダウンライトみたいな雰囲気が高まっている。
実際に多くのブログでもインテリアを公開している人がいる。
私のサイト内でも以下のような新築照明については、居室ごとのご案内をしてきました。
LEDダウンライトリビング新築照明選び方と注意点配置画像付解説
新築照明費用はいくら?見積もり額が高い時の節約ポイント体験記
新築キッチン照明ダウンライトとスポットライト比較内覧会画像付
新築失敗談をブログから探す時のポイントや注意点もご紹介しています。
天井に目を向けてインテリアとして気にする事よりも生活の中できちんとどこの部屋にいる時にも使いやすい、住みやすい家づくりを目指す。
これが私がちょっとでもこのサイトの中で収納でも床でも壁紙でも間取りでも部屋の中にこだわりを持つべき対象の選び方。
私のサイトは、不動産住宅物件探しから購入まで後に失敗後悔をしてほしくないという思いから、経験を活かし、情報を公開しています。
別に何か特別な感じにしたという点は正直我が家には無い。
特にこだわったとすれば、家具や寝具といいう点で体にちょっとでも負担をかけないような商品を選んでいる点。
それ以外には別に特別なことをしていません。
今回の記事では、新築照明失敗について、以下の項目に沿ってご案内していきます。
新築照明種類選択注意点
新築照明配置選択注意点
新築照明照度確認注意点
たくさんあるように見えて、とてもシンプルなのが住宅の内装などの設計プランを立てる歩陰ント。
もちろん、豪華で華やかでインテリアも高級感が伝わるイメージを採用するなら、そういう仕様も存在する。
しかし、あくまで住宅を居住空間として暮らしに密接にするイメージを持つなら、何を考えなければいけなかったのか?
新築ブルーとかリフォームの問い合わせが多かった現場時代の経験を活かしながらご案内していきます。
新築照明種類選択注意点
新築の照明には複数の種類が存在します。
住宅設備としてよく使われているのが、以下のようなタイプ。
- ブラケット(壁面取り付けタイプ)
- シーリング(天井に取り付ける賃貸物件にも多いタイプ)
- シャンデリア(灯具が複数あるタイプ)
- ダウンライト(天井へ埋め込みするタイプ)
- スポットライト(集光性能が高い、絵画などを照らすような照明)
- 吹き抜け灯(吹き抜けなどのスペースに上から垂らして使用するタイプ)
- ポーチライト(玄関ドア付近に取り付けられるタイプ)
このように、屋内、屋外用には、それぞれの空間に応じての種類が選択が可能。
しかし、種類の選び方には、誤解をしている人が圧倒的に多い。
使用経験ゼロで選ぶ種類の間違い
特に多いのが、以下のような感想。
- 部屋として暗い
- まぶしい
- 収納スペースでは光が届いていない
この3つが新築に採用してから、住宅に住むようになって、暮らしの不便を感じる最も多い意見。
なぜこんなことになるのか?
この理由は、これからお話しする仕様的な情報を見ても、結果的には、使用したイメージが出来ていない事が多いことが原因。
新築照明配置選択注意点
スポットでもダウンでも暮らしの中でそれぞれに意味がある。
何をどう使用したいから、そのタイプが誕生した。
これが、照明器具という光における空間演出に基づく考え方。
配線計画でも見せないを意識しすぎる
多くの家が採用したいと憧れる意見が以下のようなアイデア。
- リビングのようなくつろぐ場所では落ちついた雰囲気の光がほしい。
- ダイニングのテーブルには、レストランにあるような高級感が漂う空間イメージ。
- 子供部屋には子供がオシャレと感じてもらえるような色や種類。
- 主寝室はどこか自分たちの好きな色を取り入れやすいタイプを使う。
こんな相談が飛び交っているハウスメーカーや工務店の打ち合わせにおけるワンシーン。
正直に、こう思っている人のまとめた照明プランはかなり使う時には不便と感じる事が多い。
使う前のイメージするべき事
単純に、多くの人が展示場などに足を運び現実の照明を見る上では、ほとんどが日中の明るい時間に見えていることが多い。
展示場の営業時間は遅くても夜6時まで。
本来なら、この後の時間にこそ、各スペースに光が必要になっていく。
しかし、多くの人は、家づくりの中で引渡し前までに、現実の壁の雰囲気や部屋の明るさの夜のシーンをを知らない。
ただ案内で紹介されたパンフレットに入っている関連に出てる商品から選択をしている。
だからこそ、位置や配置でどう照らされるのか?どこが明るくなる器具なのか?
たったこの2つがパナソニックなどのメーカーの名前だけでおすすめと説明する営業の言葉にうなづいていることが多い。
コンセントの不足に照明器具追加も困難
各部屋のどこのスペースにも今は掃除用具だけでなく、さまざまな商品がコンセントを利用している状態。
当然、照らす光が足りないと思っても補助的にライトを用意するという方法も電源が必要。
この点でも見える位置にきちんと予備のコンセントがなければ対応ができない。
結果的に、コンセントの取り付け位置や数という話にまで発展して、全体の配線計画の話で、照明器具だけでなく、コンセントの数も足りない。
このような状況になってしまった家の設計でよかったと言える空間は見つからない。
少しでもお金を節約したいなら簡単に考える
賃貸中に使い慣れた状況を客観的に取り付けてあるタイプを全体で見渡してみてほしい。
結果としてほぼすべてがシーリングやスポットの電球交換等が簡単にできるタイプ。
調光型ですらない。
これはなぜなのか?
単純に、最初のコストが安いからだけではありません。
メンテナンスのお金が高いのです。
- 照明交換に電球だけのパーツ交換が不可となるダウンライト。
さらに、生活の中で調光をしたいと考えた時に手間も多い。
調光型照明スイッチがあってもリモコンを使い、調光できるタイプはほとんど存在しない。
我が家も2015年2016年頃にペンダントライトなどをリフォームで考える時にデザイン等から検討する事があった。
しかし、実際には、こうした内容からつけること自体に意味がないと考えるようになっていった。
明るい空間を維持できない
これが実際の生活とインテリアとしての飾りの決定的な違いとなる。
そして、生活の中で、つける度に暗いと感じる家は、明らかに将来視力が落ちていく状況となったら、いろいろな問題を抱えやすくなっていく。
だったら最初から、住み慣れたタイプをつけるだけの方が人気ランキングの商品よりも現実的。
この考え方を私はつい現場相談時代にも言わせてもらうことが多かった。
新築照明確認注意点
ブログなどを見て、実際につけた後の消し忘れなどの問題から人勧センサーなどの対応タイプを採用している人も多い。
確かに、トイレやパントリー、ウォークインクローゼットの照明なら、こういうタイプは決して悪いと思わない。
しかし、点灯している間の照度はどうだろうか?
光には、3つの単位が存在する。
- ルクス(照らされた明るさを表す)
- カンデラ(光の強さを表す
- ルーメン(光の束の総量を表す)
よく6畳から8畳用と言われる単位を照明器具では見たことがあるはず。
この多くの単位はルーメンで記されている。
例えば、4.5畳から6畳になると、3200ルーメンの消費電力28.3Wなどの消費量が計算されている。
この量が普段の生活に使い慣れた1箇所から放たれたシーリングライトの規格。
この量をダウンライトのようなスポットで強い光をいくつかの点で表すとどうなるだろうか?
単純にシーリングライトですら、その照明自体を見ていればカバーがある状態でも目が痛いと感じる人はいる。
これが、ダウンライトは光がカバーが何もない状態に近い環境で降り注ぐ。
これって、明るいというよりもまぶしいが近いと思いませんか?
考えてみればとても単純でシンプルな問題。
でも、新築という言葉に憧れを強く抱きすぎて結果的には、生活よりもインテリアになっていく目線や選び方。
これでは失敗が多くなるのもうなづけるのです。
この他にも、新築照明スイッチについても以下のような内容でご案内しています。
新築キッチン照明スイッチ配置のコツ注意点を実例内覧会画像付解説
全体で確認をしたい方には、
新築コンセントや照明スイッチ位置や数の見落とし注意点配線計画まとめ
今回の記事でご案内したかった内容は以上となります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。