- 5000万で住宅ローンを組んだ!
- 夫婦共働きだから大丈夫だろう!
- 年収900万円以上あれば繰り上げ返済も可能なはず。
夫婦でこんな話し合いをしている方に確かめていただきたい内容をご案内しています。
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今回の記事では、住宅ローン5000万円がきついと口にしないための準備を以下の目次でご紹介しています。
住宅ローン5000万円35年返済の現実
住宅ローン5000万円を組む年収目安
住宅ローン5000万円で返済地獄になる人の特徴
住宅ローン5000万円35年返済の現実
まず住宅ローンで5000万円を借り入れたら月々の返済額がいくらになるのか?
月々返済額シミュレーション
以下の条件でご案内します。
借入額 | 5000万円 |
ボーナス加算 | 0円 |
返済方法 | 元利均等払い |
返済期間 | 35年間 |
金利タイプ | 変動金利 |
当初金利 | 0.5% |
融資手数料 | 0円 |
保証料 | 0円 |
この結果は、
毎月の返済額 | 129,792円 |
総返済額 | 54,512,740円 |
住宅ローン5000万円を組む年収目安
私はこのサイト内で、住宅ローン借入額は年収の5倍からマックスで6倍とお伝えしています。
この数字は、実際に私が新築分譲マンションと新築一戸建てを購入した後でリアルに感じた数字。
現在も返済中です。
コロナ禍になって物価上昇が懸念される状況では厳しい見方をするなら、年収の5倍がマックスだとお伝えしたい。
借入対象は年収1000万円以上
他社のコラムでも「年収900万円の夫婦が3年で家を手放した」という内容が紹介されています。
このような状況になる人には一定の特徴があると私はお伝えしています。
せめて、5000万円の家を買うなら、夫の収入だけで年収1000万円。
これが理想だと私は伝えたい。
住宅ローン5000万円で返済地獄になる人の特徴
住宅ローン返済が厳しいと嘆く人の特徴は以下のとおり。
- ペアローン
- 奥さんの収入をカウント
上記の2つは絶対に避けるべきだと私は伝えています。
ペアローン
夫一人の年収では借り入れが難しい。
妻の収入と合算すればローン審査が通る。
たとえそうだとしても、基本的には夫の収入のみで返済計画を立てることをおすすめしたい。
なぜか?
奥さんの収入を入れるリスク
以下のような状況になった時、状況が一変するからです。
- 妻の妊娠による退職
- 出産後の体調不良や育児ストレス
「ずっと働くつもりだった。」「働くのは好きだから。」
こういう話をしている時には楽しいですよね。
でも現実がその通りになるとは限らない。
- 育児ストレスで体調を壊す
- 子どもの預け入れが困難になる
- コロナ禍で保育園が休園
こんな状況で、世帯年収は一気に激減。
たったこれだけでかなりのダメージになります。
住宅ローンは世帯年収目安ではなく夫一人にしておくべき根拠|返済貧乏防止策
貯金を残しても限界がある
例えば、頭金なしで貯金を500万円残す。
しかし、引越し後の家族の人数が増えるとどうなる?
- おむつ代
- 洋服代
- 食費
- ベビーカー
- チャイルドシード
とにかく、子供用に必要なお金が増える。
夫婦二人暮らしのままの家計では足りないのです。
マンションならさらに出費は増加。
- 管理費
- 修繕積立費
- 駐車場代
- 駐輪場代
- 町内会費
- インターネット回線費用
いろいろかかりますよね。
この支払が住宅ローン返済に加算されます。
つまり、いざ子どもが生まれた時の出費は毎月5万円以上変わってくるのです。
完済時年齢の焦りや不安
35年ローンを組むと、65歳定年後となる70歳、75歳、80歳までローンを組むという人も増えてきました。
- 少子高齢化
- 晩婚化
正直、銀行の借入限度額はどんどん緩和されています。
東京都内をはじめ、大都市は、年収の7倍、8倍が当たり前。
こんな計画を立てると、どうなるのか?
「老後になる前に完済しないと生活ができない。」
この焦りから、無理矢理繰り上げ返済しようとする人もいます。
この結果、臨時に必要になった出費にも耐えられない状態になっていくのです。
退職金目当ても危ない
ローンで返済に苦しむ人は、たいていが甘く考えすぎているとおもいます。
収入と支出のバランスは、正直難しいです。
都市部と地方では暮らしの基準が違います。
毎月の固定費として必要な光熱費、水道代も家族構成によって異なります。
今のままの暮らしが続くというのは間違い。
退職金は年金の補填。
このくらいの覚悟がないと、ローン返済と毎日の暮らしが維持できない状態になってしまう。
十分注意してください。