平屋間取りプランの中でも4LDK30坪以下について、この記事をご覧いただきありがとうございます。
平屋の間取りを30坪以下で検討している方の中には、こんな悩みをお持ちの方も多いです。
- 収納用の部屋の配置に困ってる。
- 4LDK間取りの中心はリビングにしたい。
- 主寝室ができるだけ目立たない場所に配置したい。
- 和室は欲しい。
シンプルでありながら、設備を明確にしたい方の悩みは年々増加しています。
平屋の20坪以下なら、3ldk,4ldkどのくらいの部屋数が可能なのか?
平屋20坪以下は3LDK,4LDK?使いやすい家の間取り条件
平屋の外壁や窓と外観デザインについてもご紹介しています。
外からの日差しがどう家に入るのかもイメージ不足は失敗後悔の原因の一つ。
新築日当たり失敗後悔対策は内覧も要注意!元住宅関連企業出身者が解説
ママの家事動線、子育てと育児動線を考えた理想とは何か?
3人子供がいる5人家族の間取りの際には、広さの中でどこを優先するべきか?
こんな視点でも記事を書いています。
5人家族間取り新築3人子供ならどこを優先すべき?暮らしやすい家づくり注意点
新築失敗例を見抜くためにはキッチンをひも解くことが近道。
注文住宅新築キッチンの失敗後悔事例と成功3大要素を業界経験者が解説
新築失敗例をブログから学ぶということへの視点や注意点もご紹介しています。
新築失敗例4つの注意点と成功に繋げる思考|元業界勤務勤務者ブログ
新築トイレの数と廊下の照明も重要な関係がありますよね?
トイレは位置も重要です。
我が家は30坪台の総二階で家を建てました。
その時に意識した間取りの注意点をご紹介しています。
平屋でも多いウォークインクローゼットスペースを作る注意点もご紹介しています。
ウォークインクローゼット扉なしでほこりは大丈夫?新築で生活しにくい注意点
狭いと感じないための配置や動線については、ウォークインクローゼット3畳でもご紹介しています。
ウォークインクローゼット間取り4畳はもったいない?新築設計注意点
平屋と2階建ては正直迷っている。
30坪以上ではどんな家が想定できるのか?
こんな悩みをお持ちの方には、以下のようなコンテンツも参考にして頂けたらと思います。
平屋の家事動線についてもご紹介しています。
平屋の間取り4LDKの失敗後悔注意点を30坪以下に焦点を絞り、この記事では以下の内容をご紹介してます。
平屋の4LDK間取り図を30坪以下で考える時の軸はどこ?
平屋の4LDK間取りを30坪以下で広さ確保をする優先順位
平屋の4LDK間取りを30坪以下で仕上げる典型的後悔原因
何を優先にして、全体の中で生活しやすい間取りのイメージを作るためにお役立てください。
30坪以下平屋4LDK間取り図の軸
平屋を4ldkでさらに、30坪以下で考える。
この新築購入計画を立てる際には、最も重要な事があります。
それが、軸となる部屋を決めるという作業。
生活動線、家事動線等いろいろな言葉がありますが、何をイメージの中心にすべきかを1階のみという生活設計からご紹介していきます。
平屋4LDKを30坪以下最低限の想定
平屋という1階のみの空間に4つの部屋を配置する。
では、実際に何の部屋が必要なのか?
部屋のリストを出す作業から開始していきましょう。
部屋と略名は以下の通りになります。
- LDK(リビング、ダイニング、キッチン)
- MBR(マスターズベッドルームの略:主寝室)
- ENT(エントランスの略:玄関)
- WC(ウォータークローゼットの略:トイレ)
- PR(パウダールームの略:脱衣所、DR:ドレスルームとなる場合もあります)
- BR(ベッドルームの略:子供部屋や2人暮らしなら収納用)
- JSR(ジャパニーズスタイルルーム:和室)
以上のような部屋から洗濯をしていく必要があります。
平屋の4LDKとは何部屋?
平屋という状況に限らず、部屋の数をどうやって数えているのか?
部屋数を誤認していると、計画は全く立ちません。
まずは、軸となる部屋を決める際に重要な全体の部屋数をご紹介していきます。
4LDKとは、4つの部屋+LDKがあるという部屋となります。
軸を決めることが重要な理由
平屋で30坪という広さがあると、総面積34坪に近い図面が出来る。
こんなイメージをしている方も多いです。
しかし、その分配置に気を付けておかないと、結果的には、こんな後悔があります。
- リビングを通らないといけない場合、トイレの移動などが暑いし寒い。
→主寝室のドアをしっかり閉めないと、冷暖房効率もどんどん落ちる。
- 玄関から主寝室が一番離れていたため、救急の際は、家具の移動等が大変だった!
- リビングダイニングキッチンを広々とさせたかったが、実際には一番使わない部屋だった!
平屋の贅沢さを検討しながら考えてる方も多い現代。
平屋は最も贅沢な作りの反面、最も設計が日当たり等も考えると難しいのです。
30坪以下で軸はどこ?
私が考える生活しやすい軸は、平屋でいえば、主寝室です。
何故か?
帰ってきてから、家の中での生活は?
イメージの作り方として多くの方は、このように考えます。
生活の中で始まりと終わりは必ず主寝室になります。
ですから、以下のような生活動線イメージを考える方が実際の生活には大切なのです。
- 玄関と主寝室の距離
- 主寝室とトイレの距離
- 主寝室と冷蔵庫までの経路
- 主寝室と浴室までの経路
これらが日常生活に最も必要とされるべき生活動線や家事動線ではないでしょうか?
主寝室を軸に本当に必要な部屋を厳選して、リビングを広く取りすぎる設計にしない。
まず私がこの記事でお伝えしたい最初の注意点となります。
30坪平屋4ldkプランの各部屋の広さ
部屋は4つなら、各部屋の広さは何畳ずつが理想なのか?
ポイントをご紹介していきます。
30坪以下の平屋4ldk必須の主寝室広さは?
主寝室の広さは、正直、4.5畳以上は欲しいです。
注意してほしいのは、入り口です。
我が家の実際に和室4.5畳がありますが、こんな入り口になっています。
実際に4.5畳の和室に入るには、大きな両側スライドドアを開けるように設定されています。
私達も将来のためでした。
- 自分たちが寝こんだ時、救急等も搬送しやすい経路確保。
- 両側スライドドアによる車いすなどの侵入もたやすい経路確保
- 中の様子を簡単に確認できるスリット窓付のドア。
将来の主寝室を確保する意味での和室の設計となっているのです。
主寝室広さが4.5畳の根拠
2人暮らしならより一層主寝室を広くしたいと思う気持ちも出やすい現代。
しかし、寝たきりという介護を想定していますか?
大きな主寝室を用意してしまうと、介護者が安心して休める場所がなくなります。
逆に、その部屋から隔離されて、収納部屋に入るようになったらあなたはどう思いますか?
「元気だからこそ、介護をする時は、病人に席を譲れる広さ。」
こんな考え方をしてみてはどうでしょうか?
子供が救急車で運ばれた体験を2度したことをきっかけにこの事に気付かされたのです。
将来の自分の寝床になった時も安心して休める場所。
広さ優先順位2位は風呂とキッチン、トイレ
生活に必要な3か所となると、リビングではありません。
- トイレ、お風呂は必ず生きている人なら使います。
- キッチンも当然料理をするために必要です。
この3つが犠牲になる家がなぜ住みやすいのでしょうか?
車いすでも料理が出来るとまでは言いませんが、杖をついていても、家事動線が確保できる。
平屋が贅沢と言える根拠は、この老後の対応にこそふさわしいのです。
2階、3階から降りてくる、上るという日常が無い分、より便利に使いやすい生活しやすい家を考える。
だからこそ、キッチン、バスルーム、トイレという3つはスペース確保が必須問えるのです。
広さ優先順位3位は玄関
玄関には、こんな将来を検討しておく事が重要です。
- 将来杖を使う生活でも開け閉めしやすい幅があるか?
- 急な段差などの課題はないか?
- 将来土間を使う方法を考えるのではなく、荷物を減らす工夫を考える。
このような視点があってこそ、安心して暮らせる平屋が実現します。
リビングを広々10畳以上とって、玄関を2畳にするくらいなら、もう1畳入れ替えてもいいのではないでしょうか?
テレビを見るだけの景色になぜそこまでの広さが必要なんでしょうか?
平屋です。
窓からの景色を楽しめる場所があるなら、庭を上手に活用できる方もいらっしゃると思います。
30坪以下という限られたスペースでの優先順位は、玄関であると私は確信しているのです。
30坪平屋4LDK失敗後悔が多い原因
後悔する典型例 WIC
20代30代という若い世代がまだまだこれから子育てを検討する際に、どうしても憧れてしまうのが収納設備。
大きく影響する失敗後悔原因が、ウォークインクローゼット。
理由は?
収納がパンクするほどの荷物保持をしやすい原因となるから。
平屋は、40以上ある延床面積でも、意外とウォークインクローゼットより、ランドリールームの方が便利なんです。
先ほどご紹介したように生活に密着したスペースは、お風呂です。
お風呂との関係が強いランドリールームは、確実に洗濯の物干し等の工夫も出来るスペースですよね?
逆に、ウォークインクローゼットはどうでしょうか?
- 使わないものを入れておく部屋。
- 積み重ねて荷物を増やす事も出来る部屋。
- 最初スッキリしていたはずが、使いなれれば山積みも気にしなくなる部屋。
ますます荷物が増えるだけで利便性が上がる可能性がほぼないんです。
「ウォークインクローゼットにスペース確保をしたが、荷物が入らないからという事情で、屋根裏収納を検討した。」
リフォームする相談で、さすがに荷物捨てれば?と言いたかった事はたくさんありました。
ぜひ最初の家づくりで物をためない環境を作る。
この準備のために、ウォークインクローゼットは、削っておく事をお勧めします。
後悔する典型例 パントリー
この環境があるのに、また1つ無駄な収納を増やした事だけではなく、パントリーはこんな後悔もあります。
- 湿気がたまりやすい場所だったと知らず、カビがはえやすい部屋だった!
- 日当たりの条件が周辺環境の変化で悪化し、蒸し暑いため使えなくなった。
生活に密着しない新しい部屋はプランに入れない。
私も総2階建てを建てましたが、こうした事を配慮してパントリーは採用しませんでした。
後悔する典型例 家の中が死角だらけ
「全体図を見た際に、リビングからどの部屋も5歩以内で確認できますか?」
5歩という基準は、6畳の荷物がないスペースを大人が歩く時の幅。
これだけ歩いても各居室が簡単に見渡せない環境ではセキュリティの不安は欠かせません。
平屋はやはりセキュリティ的には、侵入されやすい死角がたくさんあります。
2階から人が見降ろしてる様子が全くない。
この時点で、どこに人がいるのかが照明の付くタイミングだけで一目瞭然。
少しでも自分たちの家を守るためにも死角を減らす工夫は必須と言えます。
この意識をどうか忘れずに検討してみて下さい。
参考図面選び注意点
実際の建築を考える上で、100平米以下というのは、実際には、どの程度の面積があるのか?
この確認をするのにおすすめは平屋のイメージを探すことではありません。
もっと簡単に平屋で成功させるコツはあります。
それが、総2階建ての狭小住宅図面を見つめ直す方法。
なぜ平屋なのに、総2階を見るの?
この答えは、以下のような内容になります。
- 総2階を1階2階を横に並べてイメージする。
- 平屋に不要な階段スペースを有効活用する方法を考える。
- 狭いままをイメージして、どこを広げるべきかを考える。
実際に総2階という設計はいくつもあります。
1階面積15、2階面積15というサイズを見ていけば、トイレが1つで良い場合は2つあるならさらに削減スペースも確保できます。
このように、平屋図面から探すよりも、総2階を1階2階で横並び。
この考え方のほうが簡単に見つけられるのです。
この記事でご紹介したかったた内容は以上となります。
他にも、他のサイズの広さや新築一戸建て購入の全体の流れについては、新築一戸建て購入注意点まとめにて、大きな流れと各項目ごとの注意点をご紹介してます。
是非あわせて他の広さへの視点も比較しながら参考にして下さい。
具体的なカタログ取り寄せなどの行動
このサイトは、地域エリアごとの対応している工務店やハウスメーカーをすべてまとめてご紹介している。
- モデルルームや展示場は2階建てや3階建てが多くてイメージできない。
- 平屋のプランが豊富な会社を自分の地元で探すのが大変。
- 1000万、2000万、3000万など予算もあわせて確認できる方が助かる。
- 自分たちの希望やこだわりがいくつかある。
こうした方には、まずは、資料請求でそれぞれの会社のカタログに掲載されている得意の建て方を知ることも大切。
さらに、一括であり、中間に会社が入っていることから積極的な営業をまだ控えてほしい人も相談窓口がある安心にもつながる。
平屋プランを取り寄せるタイミング
具体的な動きがまだまだ先の話。
このような人でも、私は資料請求は大切なことと伝えておきたい。
私は実際10年以上にわたり、不動産系の会社の資料請求をし続けた。
- 外壁タイルの登場。
- 太陽光発電の普及。
- アイランドキッチンの登場。
- ウォークインクローゼット。
- ビルトインガレージの登場。
一戸建ても時代の流れでそれまでとは異なるプランを様々な形で変えてきている。
やはり古いものから新しいものに幅広い情報をいち早く取り寄せておくことは、選択の幅を広げるきっかけにつながる。
カタログを見ることが好きという方から、資料をまとめておくことが得意な方までじっくり長い目で考える人も参考にしてください。
この他の視点では、新築一戸建て購入後失敗後悔ランキングまとめでもそれぞれの部屋の注意点をご紹介してます。
一回で決まらないのが当たり前です。
twitterでもこんなつぶやきも出てきます。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。