- 子ども2人とパパママで暮らす家の間取り
- 狭くない必要最低限はどのくらい?
- 平屋?2階建て?3階建て?
- 3LDK、4LDK?
- 新築注文住宅を建てるのは、2度3度ではなく、大掛かりなリフォームも避けたいのが現実。
4人家族については、以下のような記事も紹介してきました。
子育て(育児)と家事動線でママの理想の間取り図とは何を考えるべきか?
他にも坪数という視点でも記事をご紹介しています。
我が家は30坪台の総二階で家を建てました。
その時に意識した間取りの注意点をご紹介しています。
新築間取り40坪で家事動線や騒音防止失敗後悔注意点実例画像付
各居室ごとの間取りの中での壁紙や床、窓、収納などの配置などについて細かい情報をご覧になりたい方は、
新築間取り一戸建て失敗後悔ランキングと居室記事まとめにて250以上の記事をご用意しています。
4ldk、3ldk等の間取りの特徴についてもご紹介しています。
平屋間取り図30坪4LDKにランドリールームは必要?家事動線の現実
平屋の家事動線についてもご紹介しています。
新築失敗例を見抜くためにはキッチンをひも解くことが近道。
注文住宅新築キッチンの失敗後悔事例と成功3大要素を業界経験者が解説
私のサイトは、新築一戸建て購入後失敗後悔をしてほしくないという思いから,現場で培った経験や新築購入体験感想を含めてご紹介しています。
今回の記事では、注意点について、将来や子供部屋対策を含めて以下の内容をご紹介しています。
4人家族で30坪の注文住宅は狭いのか?
4人家族の理想的な家の広さと坪数
1坪は何平米?イメージの方法
豊かな生活の実現を前提とした面積
4人家族の間取り|平屋でも30坪から40坪
3LDKの想定方法|子供の成長と親の未来
4人家族の間取り検討の失敗後悔注意点
4人家族で30坪の注文住宅は狭いのか?
4人家族でコンパクトな暮らしをすれば、30坪もあれば十分でしょ?
夫婦2人と子ども2人という家族構成で考える家づくりにおいて注意したいことがあります。
快適に暮らせるために必要な面積とその根拠を見ていきましょう。
4人家族の理想的な家の広さと坪数
4人家族が家の中で快適な暮らしを実感するために必要な一戸建ての広さは、38坪と言われています。
この数字の根拠は、国土交通省発表の数字を元にした計算です。
1坪の広さは何平米?イメージのコツ
何坪の家を建てるか?
坪数と平米については、坪数平米計算方法|間取りシミュレーション注意点にて解説していきます。
1坪は、3.31㎡。
つまりは、畳2畳分の広さが基準となります。
必要不可欠な広さはどのくらい?
多少狭いとしても生活に困らないレベルなら問題ない。
利便性や学区、通勤距離等の問題から、その土地にこだわりを持つ人もいる。
しかし、その土地に建てる家ではさすがに狭いのでは?
こんな事を考えるなら、全国平均の最低居住面積の水準を確認してみましょう
最低居住面積水準 | 家族構成 |
30㎡(30㎡) | 2人 |
40㎡(35㎡) | 3人 |
50㎡(45㎡) | 4人 |
※()内の数字は、3歳から5歳児が1名いる条件 算出方法について 10㎡×世帯人数+10㎡
豊かな生活の実現を前提とした面積
都市部と地方では暮らしに求める基準も条件も大きく異なります。
多様なライフスタイルを想定をした際の必要とされる居住面積についてもデータがは発表されています。
計算方法
暮らしの基準 | 計算方法 |
一般型 | 2名以上 25㎡×世帯人数+25㎡ |
都市型住宅 | 2名以上 20㎡×世帯人数+15㎡ |
では具体的には、家族構成でどのくらいの広さが理想なのか? この答えをまとめてみました。
都市型 | 一般 | |
2人 | 55㎡(55㎡) | 75㎡(75㎡) |
3人 | 75㎡(65㎡) | 100㎡(87.5㎡) |
4人 | 95㎡(85㎡) | 125㎡(112.5㎡) |
※()内の数字は、3歳から5歳児が1名いる条件 算出方法について 10㎡×世帯人数+10㎡
結論として、国土交通省の発表に基づく家族4人で生活する上での理想の広さは、125㎡となります。
125㎡÷3.3=37.87。 つまり、38坪が一般的な広さとなります。
4人家族の間取り|平屋でも30坪から40坪
戸建ての平均的な広さは、30~40坪。
しかし、30坪の2階建て以上の建物では、実現不可能な間取りもあります。
- 20畳以上のリビング
- 3畳、4畳等のウォークインクローゼット
- 3坪以上の玄関
一方で平屋ならどうでしょうか?
平屋間取り図30坪4LDKにランドリールームは必要?家事動線の現実
理想的な家とは言えない部分はあります。
しかし、LDKで20畳程度(リビング8畳、ダイニング6畳、キッチン6畳)程度の想定と6畳洋室2つなら可能。
この犠牲になるのは、トイレやお風呂、玄関は賃貸の狭い空間とほとんど変わらない。
この暮らしが掃除の手間等を考えても便利と思うかどうかです。
新築リビングの狭い暗いを防ぐポイントや注意点もご紹介しています。
新築リビングが狭い,暗い!注文住宅家づくり後悔原因と簡単な対策法を教えます
夢の実現のために必要な条件
例えば、30坪~40坪の平屋が欲しい人にはどんな条件が必要なのか?
- 土地は50坪以上。
- 駐車場、駐輪場、倉庫等屋外環境によっては、60坪から70坪以上の土地が求められる。
- 周囲に高層マンションやビルなどの建築予定がないエリア
☞安定的な日当たり確保や子供の成長に伴う駐車場確保等が必要
これだけの条件を満たすとなるとかなりの地方(田舎)に行く必要がある。
子どもが成長してからの未来想定
我が家も第二子妊娠をきっかけに注文住宅購入を決断しました。
その背景には、ママの子育てと子どもの進学というのが大きかった。
- 通わせたい学校が決まっている
- 治安の良いエリアと悪いエリアを知っている
- 子育て後の勤めに復帰する計画もしっかりできている
夫婦での話し合いの中で、ある程度子育てと仕事の計画ができていないと大変です。
というのも、幼少期の子どもの子育てというだけでなく、以下のような内容を考える必要があるからです。
- 固定資産税
- 火災保険、地震保険
- 屋外の雑草処理等のメンテナンス
- 10年から15年後の外壁塗装等の有償アフターサービス
上記のようなサービスをきちんと考えて、自分たちで管理ができる範囲を計算する必要があります。
家族4人4LDK成功例|間取りの基本
4人家族における4LDK間取りの設計図において成功のコツをご紹介していきましょう。
この間取りをご覧いただけると、非常に解りやすいと思います。
これまで私がご案内してきた内容はほぼ網羅されているはずです。
- リビングダイニングの近さも心配がない。
- 水回りの位置は、浴室と1Fトイレとなっていて、騒音の心配はない。
- 収納におけるスペースは、階段を上がってから寝室には、別途付ける事が可能なスペース。
- 子供部屋にもクローゼット両開きタイプでハンガーの付けやすいサイズが備え付け
これら最低限度の要素があれば、生活における不便や失敗、後悔はなかなかないと思います。
加えて、
- キッチンの裏口からの水周りへのルートも非常に家事動線が出来ているルート確保。
- 階段が玄関からは、確実に死角になっている上での安心ルートの確保。
- リビング上はバルコニーですから、騒音の心配なし
- 客間と2階子供部屋にのみ騒音注意すれば、プライべートスペースの確保条件はクリア。
非常にきれいですね。
こうした間取りに近づけるように皆様頑張ってみて下さい。
きっと生活しやすい家作りが出来ますよ。
家族4人4LDK後悔失敗水回りと間取り
4LDKの間取りを考える上で、風水などを取り入れすぎた際に起こりやすい水周りとのバランスをご紹介していきます。
間取りを風水的に考えている。 こうした方も最近は増えている。
新築間取りと風水については、私も検討した一人です。
水まわりの下に客間で気になる配管の音
客室を用意しておくのは、4LDKの中では、基本。
しかし、この客間を間取りの位置として、2階の水まわりの下に配置するのは絶対に止めましょう。
根拠は、冒頭に書いた通り、排水の音が響く事。
響かないような家にすればいい! そんなことにお金をかける方が勿体ないのです。
水まわりを修理する際にも、上下同じ位置の方が間違いなく楽。
さらに配管の流れも余計な経路を作らない分、節水にもつながる。
こうした日常生活を含めた音の伝わりにも注意して間取りを考える事をお勧めします。
このほか、玄関とトイレの注意についても、トイレの位置の失敗例でご紹介していますので、併せて参考にしてください。
では次に、4LDKの間取りにおける最大の注意点として、収納についてご紹介していきます。
家族4人4LDK失敗後悔収納と間取り
リビングダイニング、水周りの配置が見えてきた。
次に失敗後悔が多いのは、収納。
家族の中でも子供の成長に合わせて以下のような悩みが多い。
- おもちゃはリビングのどこに収納?
- 子供部屋の収納に引き出しは必要?
- 主寝室の収納は購入?備え付け?ウォークイン?
箱の大きさと家族の人数は同じでも趣味や使う内容は各家庭や住まいのエリアにより内容が異なる。
だからこそ、どのくらいあれば足りる?
この答えの考え方を安易に実例画像などでスッキリした写真から安心するのは失敗する原因。
何人で住む家?
この答えとなると、部屋の数だけでなく、何の目的に使用する場所なのか?
リビング、子供部屋、寝室、キッチン、お風呂、トイレなど各スペースの広さが全く違う。
3人という一人っ子世帯向けも書いています。
3人子供がいる単世帯5人で暮らす間取りの際には、広さの中でどこを優先するべきか? こんな視点でも記事を書いています。
5人家族間取り新築3人子供ならどこを優先すべき?暮らしやすい家づくり注意点
収納の何が後悔や失敗になるのか?ご紹介していきます。
収納の後悔・失敗が多い|ハンガーラック不足
ハンガーラックなんて使わなくても畳めばいい
こんな考え方ばかりしている方は、後悔しやすいのでご注意!
根拠は?
- 部屋干しが必要になる時期ハンガースペースがない
- ロング系の衣類を収納するスペースが圧倒的に足りない
- 天井周辺や床近くばかりに収納を付けてしまったので、出し入れに腰が痛い
こうしたハンガーを使わずに生活しようとした失敗や後悔が目立つのです。
この内容を伝えられるのは、私自身が、独身時代にマンション購入をして実感したから。
私が住んでいたマンション収納が、
- ハンガーと上棚だけしかない収納スペース
- 引き出しの極端に少ない収納
この2つが大きな特徴でした。
実際住み始めは、
ハンガーばかりで、どうやって片付けようかな?
引き出しが欲しかったなぁ
なんて思っていました。
しかし、実際生活してみると、 全てハンガー掛けにして、残りを衣装ケースで下に保管。
この収納方法が、一番省スペース化出来る事がはっきり分かったのです。
ですから、あなたにもぜひ収納スペースで失敗後悔しないように気を付けてほしいです。
このほかにも、4LDKに限らず3LDKでも意識してほしい事として、以下のような内容もご紹介しています。
等各部屋の失敗例もありますので是非参考にしてください。
失敗ばかりでは、成功は見えないと思いますので、最後に成功例をご紹介して終わりたいと思います。
理想の家に必要?オプションの注意点
小上がり3畳の和室スペース活用についても記事を書いています。
リビングの小上がり畳コーナーで後悔!よくある新築失敗原因を徹底解説
注文住宅なのに狭いという声の原因はインテリア?
同じく3畳ほどのスペースを収納する部屋としてウォークインクローゼットについてもご紹介しています。
ウォークインクローゼットの布団収納という考え方についても記事を書いています。
ウォークインクローゼット間取りと布団収納スペース配置|畳数設計注意点
3人、4人、5人という世帯人数と注文住宅の一戸建て購入で、必要な広さは確実に異なる。
賃貸アパートでの不満をどこまで解消するべきか?
俺の個人スペースが無い!
こんなわがままから子供の将来より今家を建てた後の生活の為の間取りを夫が譲らない。
こんな意見も多い時代。
30代で男性が中心になって住宅購入計画や住宅ローン返済や間取り、内装などを考えた新築一戸建てに失敗後悔が多い。
その原因をご紹介しています。
後悔ランキングベスト10とその対策案もご紹介しています。
新築一戸建て失敗後悔間取りランキングベスト10と具体的な対策や注意点
実際にネット上では、自分の悩みを書き込みしながら答えを求める人も多い。
私以外の人はどんな回答をしているのか?
チェックしてみると面白いですよ。
この記事を最後までお読み頂き有難うございました。
参考データ 国土交通省「住生活基本計画における誘導居住面積水準」