- リビング窓って大きい方がいいのかな?
- リビング窓は視線が気になるだろうから小さい方が良いはずだ。
- 日当たりが心配だから少しでも採光を考えたサイズを選ぶべき?
新築間取り設計の打ち合わせをしている時に、自分の家づくりで窓1つで外観も内装もイメージが変わります。
- 生活しやすい。
- 掃除がしやすい。
- 手間が少ない。
- コストを抑える。
このような考え方をしていくなら、どうやって窓のサイズを選ぶべきかをご紹介していきます。
これまでにもリビングについては以下のような内容も書いてきました。
狭いリビングダイニングという点では、以下のような内容もご紹介しています。
リビングというスペースについては、以下のような内容もご紹介しています。
外からの日差しがどう家に入るのかもイメージ不足は失敗後悔の原因の一つ。
新築日当たり失敗後悔対策は内覧も要注意!元住宅関連企業出身者が解説
コンセントやカーテン等幅広いリビングの悩みをまとめてご紹介しています。
新築リビング収納や広さ,インテリアや照明,コンセント選び方注意点まとめ
この他にもセキュリティ対策という考え方もご紹介しています。
私のサイトは、新築一戸建て購入後失敗後悔をしてほしくないという思いから、経験を活かし、運営しています。
家づくりの基本は高い金額がすべてではありません。
しかし、ローコストもただ費用を抑えることがすべて得ということでもありません。
今回の記事では、リビング窓が小さい事に対して、メリットと注意点をそれぞれ以下の目次に沿ってご紹介しています。
リビング窓小さいメリット
リビング窓小さい注意点
リビング窓小さい方が優先?
我が家のリビング窓も掃き出し以外の窓は小さい事が基本。
その理由を含めてご紹介していきます。
リビング窓小さいメリット
リビングの窓が小さい事がすべて悪いということはありません。
窓サイズの縮小がもたらすメリットもあります。
気密性
家の中の温度をより快適に保つためには、熱の侵入する場所と逃げる場所をできるだけ少ない状態が大切。
その対象は、以下のような内装に関係します。
- 室内ドアの隙間
- カーテンレールと窓の間からの冷気の侵入や熱の逃げ道
- 窓の大きさに伴う壁が減る犠牲。
家の中を快適にするには、構造の特性に応じての窓サイズ選びが重要。
しかし、単純に、窓が少ない、小さい方が気密性が維持しやすい。
これはリビングだけでなく、玄関、和室、キッチン、子供部屋、寝室、ウォークインクローゼット、トイレ、浴室、脱衣所どこでも同じです。
設備費
窓があれば、カーテンやブラインドなどを付ける家庭も多い。
小さいサイズを選ぶ事は当然カーテン等の設備の費用も抑える事が可能になります。
- 100均などを活用したカフェカーテンなどで対応も可能。
- 選択の幅も後から様子を見てからでも十分可能。
- 買い替えにおける費用負担の心配が少ない。
このように、窓単体における考え方ではなく、購入後の生活の中でのランニングコストを抑える効果もあります。
視線対策
- 大通りに面した壁。
- 角地ですぐ隣に歩行者や自転車などいろいろな人が通行する。
- 家の中が簡単に見えるのは怖い。
窓が大きい事は単純に、視線が入る角度が多いという見方もある。
小さい窓はその分、中からの視界も小さいですが、単純に外からの視線を感じにくい。
つまりは、セキュリティ強化の対策にもつながる。
リビング窓小さい注意点
リビングと言う空間での窓が小さい時、何を気を付けなければいけないのか?
これから赤ちゃんが生まれる予定がある。
子どもがまだ幼い。
育児に家事に共働きの生活でいろいろ見落としがあるのは怖い。
このような考え方を持つご家庭に注意点をご紹介していきます。
リビング窓が小さい時は配置に注意
小さいということは、単純に窓を開ける締めるという時に、窓の鍵の高さやつまみの大きさを考えることも必要。
- 窓の開閉がしにくい。
- ちょっとした鍵の開け閉めに高さと操作性に不満が出てきた。
- もう少し生活動線を意識したサイズにしておくべきだった。
周辺のリビング家具(ソファやテレビ台、収納ラック)や家電(テレビ、空気清浄機、除湿器や加湿器、間接照明など】が窓の開け閉めに干渉する。
このようなことが想定されていないと、どうしても操作がしにくいし掃除もやりにくい。
結果的に開かずの窓のような状態になっていくことも想定が必要になります。
リビング窓が小さい時の外観イメージ
平屋、2階建て、3階建て、ガレージ付きやパントリーがある家づくり。
間取りの種類が多くなり、当然外観に関わるバランスも難易度が増す。
- 各居室ごとの窓の欲しい高さがバラバラになってしまった。
- 外観で窓の位置がちぐはぐになっているのが気になる。
- 家の中と外ではイメージが大きく違って見える。
つまりは、外観が気に入らない家づくりになるリスクを窓は抱えている。
リビングだけ小さい窓になっていないか?
他の並列する窓の高さはどのような配置になっているのか?
このような内容を良く考えた上での選択をする必要があります。
リビング窓は小さい方が優先?
結果的に家づくりの坪数とかサイズ、大開口とかに関係なく、窓は小さい方が良いのか?
もちろん鉄骨系住宅のビル設計のような作りの窓も住宅に可能となった時代。
しかし、実際に家に住む自分の身体への負担や年齢を重ねた先の老後の生活を考えたらどうでしょうか?
リビング窓が小さい大きいの選択方法
私はリビング窓の掃き出しも大開口向けの窓の搬入なども経験してきました。
もちろん、見た目にはガラス張りの素敵な住宅になっている。
でも、この家見た時、大工さんや仲間と最初に出た一言が、↓
「こんな窓にカーテンやってもブラインドやっても壊れた時大変だぞ!」
確かにその通りなんです。
カーテンレールも壁へ複数の箇所でビス打ちをしなければいけない。
ゆがみがあれば当然壁に穴をあけるような心配やリスクもある。
汚れが目立った時にクリーニングや代用品はどうする?
こんなメンテナンスを考えた家づくりが老後の安心にもつながるのではないでしょうか?
リビング窓が小さいのと掃き出し窓の存在
新築リビングには、多くの住宅で掃き出し窓が1つは設置されていることも多い。
リビングが20畳でも掃き出し窓1つで充分。
これは、あくまで南向きの住宅の話で日照条件で遮るものが特にない場合においてよく現場の人たちが言っていた言葉。
東にも窓を用意しようか迷う。
この1つの迷いが、実際にダイニング、キッチン、浴室、パントリーなど最近の住宅での家事動線を意識したすべてのスペースの外観に影響を与える。
あえてつけないをベースに考えたら、大きい窓って本当に必要なスペースはかなり少ない。
この考え方をどこかで意識していただけたらと思います。
大きな窓はいらない?
- 隣近所が近い
- 分譲地で正面にも家がある
- 暗いリビングになりそう
こんな心配があれば、まずは窓の方位を気にするほうが重要。
大きいというのは、幅があってこそ感じる。
でも幅では正面や対角線上に位置する日差しを受けることが難しい。
どちらかと言えば、日が昇ってから日中に関連するのは、どれだけ高い位置から日差しを受け入れられるかどうか?
大きいという意味を考えるなら、その分以下のリスクも考える必要があります。
- 冷気が逃げる
- カーテンやブラインド、シェードにコストがかかる
- 音漏れの原因にもつながりやすい
- 外からの視線が気になる角度が増える
結局はこのいずれかに不安を感じる人にはあまりお勧めできないのです。
へーベルハウスやダイワハウス等の大型掃き出し窓を開放空間としてイメージさせているハウスメーカーもあります。
しかし、本当にそのレイアウトは、自分たちの住む周りの条件と一致しているのか?
こう考えて自分の家に必要なサイズを考えることが大切です。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。