工務店とは値引きが可能?について、この記事をご覧いただきありがとうございます。
地元の工務店で新築一戸建て購入を検討している。
工務店なら広告経費を使っていないし値引きは可能なのでは?
こうしたあいまいな考え方から、勝手に飛躍して想像を駆り立てている方も多い現代。
日本全国地域を問わず、まずは新築値引きという考え方の矛先を工務店に向ける注意点をあまり意識していない方も多いです。
マンションの値引き交渉が難しい現実を購入体験からご紹介しています。
リフォームにおけるハウスメーカーと工務店の比較についてもご紹介しています。
私のサイトは、新築購入後失敗後悔をしてほしくないという思いから、新築マンション、一戸建て購入経験、現場経験を活かし、各記事をご紹介しています。
サイト管理人2児パパニッキーと申します。
工務店の値引きについて、私が主に現場経験を積んだ環境をもとに現場の声で聴かれた事を踏まえて、以下の内容でご紹介していきます。
工務店とは?規模の違い?誤解の注意点
工務店の値引きは可能?よくある誤解
工務店の値引きに重要な注意点
以上の3つからまずは全体像となる工務店とは?を理解しながら、値引きという考え方を冷静に判断していただくための情報源としてお役立てください。
工務店とは?規模の違い?誤解の注意点
新築購入計画注意点でもっとも最初に必要なのが、会社選び。
そして、工務店とは?ということについて、多くの方が全く違う解釈をしたまま購入検討をしていることも相談から見えてきました。
そこで、まずは工務店とは?についてご紹介していきます。
工務店とは?建築会社?建設会社?
新築一戸建てを購入する計画を立てるとき、現代では実に様々な選択肢があります。
そこで、工務店とは?について改めて立ち位置というかどういう関係があるのかをご紹介していきます。
そもそも工務店とは、戸建て住宅等を専門に請け負う建築専門の地域密着の建設業のこと。
ですから、工務店が建てたマンションというのは存在しません。
請負ですが、社長を筆頭とするからこそ、外部から安い価格で依頼される下請け的要素が本来はないはず。
こうした立ち位置になってるのが、工務店なのです。
工務店とはすべて自社で工程管理している
大手のハウスメーカーは、自社管理のもと社員に仕事をやらせるということだけでなく、外注という言葉から下請けに仕事を振り分けていることも多いです。
しかし、この表現は、工務店も同様の事が言えます。
社長一人がすべての現場を把握できるほど暇では困ります。
各現場において、現場責任者をおけるほど従業員を雇える余裕がある会社も少ないのです。
すると、ハウスメーカーよりさらにコストを下げた下請け業者に仕事を依頼することもごく一般的にみられるのです。
つまり、形式上のやってる工程は、ほぼ同じと言えるのです。
こうしてみていくと、よくあるハウスメーカーでは経費が掛かってるが公務店は経費が少ないということは1つくつがえされるのです。
工務店とは広告経費が掛かっていないも嘘?
よく工務店は全国展開していないし広告経費がかかっていない!
こんな誤解をしてる方も多いですが、むしろ逆です。
地方に行けば行くほどまだまだ根強いのが、ネット広告ではなく、地域密着の不動産フリーペーパー。
工務店はネットにあまり出せるほど長期的な広告経費を使えない会社も多いです。
つまり、売り出したい物件をピンポイントでその地方に紙媒体で伝える方法が主流になるケースも決して少なくないのです。
- テレビにCMを打たない大手ハウスメーカーも当然あります。
- 知名度があるおかげで広告宣伝費を掛けなくても認知からお客が資料請求する会社もあります。
工務店にすべてこの動きがあるのでしょうか?
決してそんなことはありません。
ですから、価格が安い理由は、広告経費である。
この言葉には、根拠が薄い事をこの記事をご覧のあなたにだけはしっかり伝えておきたいのです。
では続いて、こうした工務店の値引きという概念について、誤解をしている方が多い注意点をご紹介していきます。
工務店の値引きでよくある誤解や注意点
工務店の値引きはハウスメーカーより可能性が高いはず。
こんな誤解をしたまま工務店の住宅展示場などに訪れてる方も多い現代。
しかし、よく考えてほしい視点をご紹介していきます。
必要経費
工務店なら、ハウスメーカーより確実に経費は少ないはず。
この視点を誤解と言える根拠の1つがモデルルームのある工務店。
モデルルームがあるということは、単純に以下のような経費が発生します。
- モデルルームを作った経費。
- モデルルームを維持管理する税金。
- モデルルームに置く人材コスト。
- モデルルームを維持管理する光熱費。
つまりは、何も工務店とハウスメーカーの維持管理コストは変わらないことになるのです。
ですから、決してモデルルームがある工務店でも経費は安い。
この視点に根拠が薄い事を意識してほしいのです。
人件費
なぜ同じ新築一戸建てを購入する上で、人件費も差が出てるのでしょうか?
「安い人工代というのは、安い人材を確保するということなのではないでしょうか?」
アルバイトで回すファミレス経営に立派なシェフがいない事と道理は同じ原理。
安い人件費で賄える新築一戸建てが上質な家作りに必要な人件費でしょうか?
違いますよね?
だからこそ、人件費を理由に値引きが可能と説明をする工務店がもしいたら、疑問に持っていただきたいのです。
材料費
材料費のコストが落とせています。
この説明も疑問の注意点。
そもそも木造住宅であるなら、その大きさ、寸法、量によりもちろん以下の内容は異なります。
- 調達しなければいけない木材の量。
- 窓やサッシを仕入れる数。
- 基礎工事面積に応じて必要なコンクリート量。
しかし、そもそもこうした原材料費というのは、大きければ大きいほど得がありますよね?
世間一般的に、30坪から40坪程度のコンパクトな家作りが目立つ最近の新築市場。
つまりは、工務店のような受注件数の場合、コスト削減どころか割高で薄利で回すのが本来と言えます。
ですから、工務店が説明上、コストを下げた仕入れルートを確保できてるというのは、腑に落ちない説明と言えるのです。
このような1つ1つを細かな視点で見ていけば、当然ハウスメーカーの方が大量生産と一斉受注によりコストを削減できるチャンスがあるのです。
こうした視点を全く意識しないまま坪単価数万円の節約に喜びを本当に持っていいのでしょうか?
私が伝えたいのは、工務店の値引きほど裏を知らなければいけない事はない!
こう考えるあなたであってほしいのです。
では最後に、こうした工務店でも唯一多少の値引きがありえるケースをご紹介していきます。
工務店の値引きで最重要注意点
工務店の値引きという表現に違和感を持つべきポイントを知っていただきました。
最後は、値引きの可能性を見出す唯一のポイントをご紹介していきます。
工務店の値引きが可能なポイント
工務店の見積もりで値引きをしてくれた!
この言葉の裏からしても安心が見える答えはゼロではありません。
可能性があるのは、以下の条件。
- 親方自身が現場に出て一棟を担当する。
- 少ない弟子を連れて、最初から最後まで担当する。
この形であれば、圧倒的に人件費は安く済みます。
確実に、材料費は同じでも仕上げるコストカットにはつながりますよね!
ですから、人工代の節約をもとにした親方の工事があってこそ、初めて新築一戸建ての工務店の値引きの価値はある。
この視点を忘れないでほしいのです。
このほかにも新築一戸建ての会社選びについては、新築一戸建て会社選び資料請求のコツと注意点もご紹介しています。
地元の狭い環境だけにとらわれず、勝手に口コミなどの過信を軸に決めるのではなく、何を見極めて選び出す選択の絞り込みをしていくか?
この視点を知る手がかりのためにお役立てください。
まだ工務店で行くべきかハウスメーカーも検討するべきか悩みを抱えている方には、以下のようなコンテンツも用意しています。
新築一戸建て間取りプランを工務店1社でも多く簡単に集める方法
坪単価という表記に惑わされていませんか?
新築坪単価と満足度調査実態の見極め方元住宅関連企業出身者が解説
実際に我が家が建てた一条工務店の坪単価や評判についてもご紹介しています。
一条工務店30坪単価や価格例|i-smart購入体験者が値上げが続く実態を調査!間取り実例画像
この他、一条工務店i-smartの知っておくべきポイントは、以下のようなコンテンツからもご紹介しています。
一条工務店キッチンと火災保険評判i-smart3年目画像付ブログ
外構工事の業者の選び方についてもご紹介しています。
一条工務店外構価格を他の業者で半額以下交渉成功!i-smart体験記
私たちが購入した一条工務店の評判という視点では、下のページで各記事をまとめてご紹介しています。
一条工務店評判ismart建てた購入者の感想まとめ大満足の家づくり
にてご紹介していますので、価格、坪単価などを含めて参考にして下さい。
我が家が購入後にもいろいろな会社を巡った中で検討する価値がありそうな会社についてもご紹介しています。
幸和ハウジング評判藤枝モデルルームClover SE見学感想
幸和ハウジングは、静岡県浜松市を拠点にする会社ですが、非常に気密性に優れていました。
しかし、ランク別があることが典型的な工務店の一例になる。
こうした住宅会社の見学をして比較するのも面白いですよ。
ローコスト住宅での失敗後悔原因についてもご紹介しています。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
あなたの新築一戸建て購入の夢が工務店だから失敗後悔したという結末にならないことを願っています。