使い勝手がいいキッチンについて、基本とするポイントをご紹介しています。
以下のような条件が整った中の空間で毎日の炊事や片付けができたら簡単ですよね!
- キッチンの収納が使いやすい。
- シンクスペースでの調理がしやすい。
- 必要なものがすぐ手の届く場所から取り出せる。
- 中の様子がわかりやすい。
- 冷蔵庫からコンロまでの動線が使いやすい。
- 探す、差し替えるなどの作業が最小になっている。
リビングからダイニングまでの移動がしやすくなった最近のldkの配置。
リビングでテレビをつけたままでもキッチンから見る。
ながら作業でも食器を洗ったりなどができるようになってきた。
これも人によっては効率化なのかもしれない。
そんないろいろな一面を考えながら、どうすれば新築キッチンの使い勝手が良いと感じる環境ができるのか?
この点をこだわってご紹介していきたいと思います。
新築キッチンについては、以下のような内容をご紹介してきました。
私がこの他にキッチンについてご紹介している内容は、下のページでまとめて掲載しています。
新築キッチンを使いやすくするための重要なポイントの1つに冷蔵庫配置を見落としていませんか?
新築キッチンゴミ箱置き場勝手口周辺活用失敗後悔原因や注意点実例画像付
キッチンの収納間取り設計として背面収納を考えた時の注意点を生活動線や掃除等を視点に使いやすいとは何かをご紹介もしています。
背面ではなく、吊り戸棚という時の選び方に対する注意点もご紹介しています。
新築キッチンに吊り戸棚は使いやすい?狭いスペース収納選び方注意点
色合わせにおけるママの悩みといえば、キッチン。
間取りの考え方
アイランド型を採用して使いにくいという後悔した気持ちをもつ人もいるのが現実。
アイランドキッチンメリットデメリット|その他との比較ポイント
新築間取り全体に関わるキッチンを見て感じてほしいこともご紹介しています。
注文住宅新築キッチンの失敗後悔事例と成功3大要素を業界経験者が解説
新築一戸建て間取りの公開ランキングベスト10についてもご紹介しています。
新築一戸建て間取り後悔ランキングベスト10詳細と対策法|業界経験者が解説
壁の位置やシステムキッチン奥行き、幅、高さなどのサイズの選び方も重要なポイント。
これからリフォームを検討する人にもシステムキッチンの選び方は知っておくと費用を出す価値が変わってくると思います。
新築システムキッチン予算|価格ランクダウンや安くお得にするコツ
自分の台所の形や寸法。
家族の人数に合わせた使いやすいを実現する。
インテリアとしても何かおしゃれなものを付近に置く事がテンションやモチベーションを下げないきっかけになったりする。
でもまずは人が動線として考えた際には申し分ない!
こう感じてもらうためには何が必要なのか?
私に相談依頼があった時にも必ずご紹介している内容をご案内していきます。
私のサイトは、新築マンション、一戸建て購入後の失敗後悔をしてほしくないという思いから経験を活かし運営しています。
今回の記事では、使い勝手がいいキッチンの必須条件と私が考えるポイントと良くある誤解や注意点を以下の項目でご紹介しています。
使い勝手がいいキッチン悩みのポイント
使い勝手がいいキッチン相談依頼注意点
使い勝手がいいキッチン成功のポイント
使い勝手がいいキッチン予算の使い方
自分がこの先どのように歳を重ねても使いやすいと思えるのは何か?
どんな商品ならと考えるのではありません。
どんな価格から選ぶのか?というのも少し選び方としては違う。
あなたの希望の価格を基準として考える無理のない購入方法で実現可能な内容は数多く存在します。
使い勝手がいいキッチン悩みのポイント
実際にキッチンレイアウトを考えた時、最近の住宅では、以下のようなパーツもある事が確認できる住宅が増えてきました。
- カウンター
- 食洗器付き
- 勝手口がある
- 対面式、アイランド型、l型
こうした条件がある中で、自分がまずは考えるべきポイントをご紹介していきます。
L型キッチン後悔原因【営業トークを鵜呑みにしてはいけない理由】
キッチン全体のレイアウトを考える
あなたの家の中の空間には実際に何が入りますか?
キッチンの中で確認しなければいけないのは以下のような家具や家電がどこに入るのか?
- 背面収納や食器棚
- 食洗器
- 電子レンジ、炊飯器、ケトル等のキッチン家電
- ウォーターサーバーや冷蔵庫など大型や白物家電関係
- 調理器具や調味料配置
- ストック食材
- 米びつなどの毎日使う食材アイテム保管スペース
これらが、全てどこにではなく、何を入れなければいけないのか?
この選択をする事により、アイランド型を諦めて壁付けを選択するべきかが変わってきます。
自分の動線の流れを三角形でイメージ
以下の3つのパーツを三角形になるように考えてください。
- シンク
- 冷蔵庫
- コンロ
この3つを行き来するとき、必ず三角形になっているのかを見てください。
当然、コンロとシンクが反対になっているわけですから簡単に三角形はできるはずです。
その△の途中に何があるのか?
これが重要なポイントになるのです。
我が家では、三角形の間に以下のアイテムが集中しています。
- 炊飯器
- 米櫃
- 食器棚
- 電子レンジ
- 調味料ストック
つまりは、洗い物をしながらも作業台に次の料理に必要な物を真後ろから取り出して出せる環境。
この空間を実現する事が今自分がいるスペースからより近くに次に必要な物を取り出す際の流れに直結していくのです。
でもこういうメリットを感じるようにする完成形を求めるときにはどうしてもどこの会社に相談する際にも何を確認するのかが重要になってきます。
使い勝手がいいキッチン相談依頼注意点
リフォームやリノベーション工事対応の会社は多くなってきました。
無料見積もりや現場調査を依頼することにも特に家の中に誰かが入るのが気にならない際は、何社でも呼ぶことが可能。
しかし、自分の気になる事があったとしてもどう伝えるべき?
この言葉の伝え方が違うと、自分の気になっていたことが何も解消されない状態にもつながっていく。
デザインは満足。
でも使い勝手は何も変わらなかった。
こんな自分の将来の姿をイメージしなくてよい相談方法のコツをご紹介していきます。
毎日使っているときの苦痛を伝える
単純に、人がキッチンの中で苦痛を感じるのは下の3つに集約されます。
- 狭い
- 暗い
- 収納配置
狭いは、作業スペースが足りない。
人が立ったり座ったりしゃがんだりという行動をする時の余裕が足りないという問題。
暗いは、照明の配置やワット数、取り付け位置の問題から光が届かないという配線工事を必要とする悩み。
収納配置は、吊り下げ収納や高さの高い背面収納で結果的に取り出すことが奥さんが一人になった時には必ず苦労するというパターン。
しかし、その場所でしか置きたい調理器具などの奥行きの合っている場所がない。
このようにシンプルに戸建でもマンションでも家事をする時には同じような悩みが出てくるのです。
どにに何が欲しいではない
最初に確認しなければいけないのは、どこの空間に何があると便利なのかという質問をしてはいけない。
なぜか?
その答えを出す大半は男性の営業マン。
つまりは、日常的に家事や炊事をしていない可能性が高い。
そんな中で人気という言葉を用いた際には、結果その人たちが毎日どんな環境でなら使えるかを考えていない。
作業のレイアウト表に基づいて考える。
あなたの身長や手足の長さ、体型などの個性に対しての視点ではない可能性が高い。
よって、まずは確認してほしいのが、システムキッチン本体の対面式を使うなら、どのサイズが適用されるのか?
この内容が始まりになるのです。
家の作業の中心になるのがシンク
ちょっと手を洗う。
食器の片づけが終わっていない物をすぐ洗う。
こうした日常の行動をリビングにいたらどこに行きますか?
手間を考えたら、わざわざ奥にある洗面所に足を向けますか?
違いますよね?
リビングや和室、玄関に最も近い水まわりがあるスペースは、LDKの空間の中でならキッチンというのが暮らしの中心となります。
つまりは、システムキッチンを置き、その隣の通路を確保する事こそが最もキッチンを利用する上で住宅のレイアウトを成功させるポイントになります。
使い勝手がいいキッチン成功のポイント
サイズが大きいタイプでも簡単に入る広いキッチンがあるのに使いにくい。
ちょっと贅沢な広めのリビングダイニングキッチンがあっても失敗はある。
その理由を含めて成功のポイントをご紹介していきます。
人の歩く幅と数がポイント
システムキッチン本体の選び方で色やデザイン、天板の素材なども確かにインテリアとしては大事。
しかし、そもそも部屋全体で見たら、キッチンだけという暮らしはほぼ存在しない家が増えた。
つまりは、あなたが使いやすいと思えるのは、まずは歩幅と歩数なんです。
広すぎると人が感じやすいのが、5歩以上の場所です。
ちょっと取ってほしい!と子どもでもパパにでも依頼するのはなぜか?
自分がその位置から5歩以上の距離を歩く事がわかっている場所に置いてあると思うと人は動く気が失せる。
他のスペースでもこの5歩以上という数字の距離を試すといろいろ分かりやすいと思います。
玄関で忘れ物をした時、5歩以内では面倒とは思わないでサッと自分で取りに行く。
10歩あると、中にいる人に頼んで置き場所を伝えている自分がいる。
こんな暮らしの一面はトイレなどでも簡単に出てくる事例です。
食材を使った調理を簡単にするのも、システムキッチンを決めた後に、5歩以内に食洗器を含めて全てが置いてあると安心がある。
ですから、人の平均の歩幅と距離として255㎝幅のサイズが多くのメーカーが採用しているというのがシステムキッチンです。
大まかなサイズの決め方をきちんと根拠があったと思えると基本の手の届く範囲より自分の歩く歩数。
これが見えてくるだけでかなり満足度は変わります。
生活の中で手の届く範囲を正しく知る
人が料理を作っている時に一番困ると思うのは、手が届かないという悩み。
今スグに欲しいのに、なぜ毎回手が届かないところに置かなければいけないのか!
これが日々の生活に対してストレスの原因になっていく。
なぜかキッチンの近くに脚立などを置いて自分が届かない場所の物を取っている。
このような生活の場合はまずは全体の高さを下げる工夫を優先しなければいけないのです。
食器棚を事例に成功する設置事情を解説
高さ、幅、奥行き。
この寸法を考えると、完全に理想の色やデザインという要素を持つ商品が見つかった。
しかし、中身をよく確認すると?
- 必要なコンセントの数が圧倒的に足りない。
- 奥行きと高さの制限から置けるキッチン家電が限定されている。
- 大人数の家族が使う食器などが入る棚がどこにもない。
このような悩みを抱えてしまうのが失敗原因。
住まいの中でのレイアウトはあくまでデザインで決めるのは後です。
まずは、自分の手の届く範囲で、以下の3つに分類します。
- 自分が立っているままの状態で見える高さの限界ライン。
- 自分の正面に肩より低い腕の高さで届く範囲の奥行き。
- 自分の手を下におろした時のかがむ必要がある高さと引き出しのポジション
この3つをきちんとその1段の広さを含めて比較をする。
この3つのリサーチが完全に終わった上で購入して設置した収納家具はほぼ確実に使いやすいと感じるでしょう。
もちろんそのキッチンまわりのカウンターなどの高さも含めて周辺は全て同じです。
作業スペースの幅も含めて独立タイプであったとしても関係ない。
最適な生活環境の条件は時間の短縮化
北海道から沖縄までいろいろな地域の気候に合わせた条件があると思う。
窓、勝手口の配置や雪や結露、暴風による被害など整理するべきポイントは多い。
しかし、それらも含めてまずはメーカーの中で一番はアイランド型ではなく、壁付けを作る見積から選ぶ。
この理由は単純に以下のような候補を一緒に考える時間と手間を省くことにもつながる。
- 油はねの影響による窓、カーテン、床などの選び方
- 家庭の同時に使う人数と床の幅確保
知識がいろいろ違う方に向けて必要になってしまうと要望のポイントが散漫してしまうリスクがある。
まずは一番種類が簡単に出てくる中から、使いやすさを追求する。
これが一般の中で簡単に快適を手に入れるための条件となります。
この条件を満たす全体が見えて、合計の金額を見た後にまだプラスが可能ならどうする?
使い勝手がいいキッチン予算の使い方
自分の予算が想像していたよりも安くなった。
こんな時にはより便利にするためには何に投資をするべきなのか?
遠回りになりやすいような内容ではなく、きちんとその中身をより簡単にするポイントをご紹介していきます。
予算枠の余りを使うべきポイント
物に対して投資をするなら、まずは節水節電と節約できる時間に注目。
この対象になるのが、以下のようなキッチン家電。
- 米を食べる習慣の家庭なら炊飯器
- パンなどが多い家庭ならレンジやトースター
- 保存が多い家庭なら、冷蔵庫
このようにすべてを自分たちのトライアングル作業の中でより時間が効率化出来る内容を探します。
お願いですから、余った金額でラックを買うとか家具を買い足すなんて内容に目を向けないでください。
そんな物を探すのは正直すべてがそろってからでも十分。
天井を意識した三角形
自分の立つ位置と照明のスポットは足りないかもしれない?
このように心配があるなら、照明の数やコンセントの数など電気配線工事にも追加費用を投資する事が大切。
広々した空間があったとしてもコンセントが足りない状態では、結局は使用が不可能になる。
こんな内容を悩まないためにもまずは三角形の中で効率化をさらに高めるために位置としてきちんと全てが一列に並べられるコンセント数を用意。
このような内容も天井を通じての三角形で光の届く範囲と作業効率を考えましょう。