部屋の壁紙をアレンジして自分好みの空間にしたい。
色、柄(デザイン)などを取り入れることで部屋の雰囲気が変わる。
家具が少ないトイレなどでも良い。
玄関、キッチン、ダイニング、リビング。
ちょっとしたスペースにあるだけでもアクセントになる壁が欲しい。
でも今までそんなことを挑戦したことがないのにいきなり新築の間取りを設計する時に選んで失敗しないだろうか?
こんな時の選び方でおすすめしたい注意すべきポイントと見分け方の情報をご紹介していきます。
アクセントクロスをどこに配置するのかという疑問についてこのページにご訪問いただきありがとうございます。
これまでにもアクセントクロスについては、以下のような内容をご紹介してきました。
おしゃれな寝室アクセントクロスの選び方と色例|空間を彩るアイデア解説
アクセントクロスグレー選び方のポイントとインテリアとの合わせ方注意点
ブログでアクセントクロス失敗後悔原因チェック|エコカラットやdiyも要注意
注文住宅キッチンのアクセントクロス【シンプルでおしゃれな実例と注意点】
アクセントクロスが飽きる悩みについてもご紹介しています。
新築住宅に対して必ず用意されるキッチン、洗面所、トイレ、寝室、子供部屋などどこの居室にも存在するのが天井。
天井にアクセントクロスは必要?効果あるの?よくある悩みと解消法
まずは、その部屋の壁に本当に必要なのかを考える事が大切。
新築設計時にはどのような状況が想定されているべきなのか?
そして、自分たちが実際の暮らしの中で見る時とサンプルから選ぶ時に何が違うのか?
大きな壁の部分に一面を使って装飾する選び方。
ほとんど天井も床も白や茶色の濃い薄い程度の色しか想像ができない。
こうした経験からいきなり好みの色を使うスペースが誕生するのは本当に失敗しないのか?
こうした視点の中で本当に自分たちが思った通りの良い結果につなげるためのポイントをご紹介していきます。
私のサイトは、新築一戸建て、マンション購入後に失敗後悔をしてほしくないという思いから情報を公開しています。
これまでに新築、リフォーム累計100棟以上の現場に携わってきました。
そして、自らも新築マンション、注文住宅の施主になり、購入をする際にもいろいろな住建やカーテン、エアコン、コンセントなどを選ぶ経験をしてきました。
その中で、こう感じたのです。
「人は、単純なことほど見落としやすい。」
新築間取りや設計の時には住宅ローン審査や引っ越し、手続きなど多くの事に意識が向いている時期でもあります。
楽しみもありますが、実際に選び方で忘れていることも多いと思います。
今回の記事では、アクセントクロスはどこに配置するべきか?について、以下の項目でご紹介していきます。
アクセントクロスはどこに?失敗相談例
アクセントクロスはどこに?誤解注意点
アクセントクロスはどこに?成功のコツ
まずは、使う部屋の部分の他のすべてをイメージしておく必要があります。
床、天井、壁だけではありません。
照明、窓枠、窓ガラスの種類、カーテン、巾木、県間框、テレビや冷蔵庫などの白物家電。
寝室なら、ベッドやサイドテーブル。
リビングならソファやテレビボードも対象。
こうした情報の中でアクセントクロスを使うとどんな感じになるのか?をイメージする時大切にしてほしい内容としてチェックしてみてください。
アクセントクロスはどこに?失敗相談例
アクセントクロスは確かにイメージチェンジをする意味では方法の1つとして使いやすい。
しかし、一歩間違えると、他の人だけでなく、自分たちが住まいとして毎日目にする家の中の空間としても気に入らない、飽きたという声が出てくるようになってしまう。
実際にリフォームの相談を受けた時のお客様から聞こえてきた相談内容をご紹介していきます。
アクセントクロス失敗を感じた原因は何?
こう話すご相談者が目にしている空間は主にどこの部屋か?
答えは、リビング。
壁一面という選択の失敗が及ぼす影響力
キッチンにもレンジや炊飯器、ケトルやコーヒーメーカーなど実にいろいろな色を使った商品が入っているはず。
和室でも畳や仏間、押し入れなどちょっとした簡単な和風を取り入れるアイデアはあります。
しかし、その雰囲気で床の間の雰囲気で考えると非常に簡単。
上記画像の中央の部分が床の間。
実際にこの一角の背面の壁紙だけを変えたらどうなるでしょうか?
実際事の間に大きな仏壇が入ったら?
大きく様変わりして感じるのは、見える壁だけになっている。
物がある時とない時のギャップに近いのが、テレビ背面のアクセントクロス配置だと思っていただきたいのです。
重要なのは、圧迫感を感じる濃い色の存在感です。
日常の生活イメージで目に入る時間を計算
マイホームに帰ってきた!
この言葉を使っているのは、夕方から夜にかけての時間。
外で仕事をしている家庭の多くは、部屋に入ってゆっくり雰囲気を楽しむ空間としてリビングのソファに座るのは休みの日か夜。
夕方から夜間にかけて、部屋の照明はどこから照らしているのでしょうか?
一方で、日中の日差しが差し込んだ空間を確認しているのが展示場やモデルハウス訪問時。
その場にコーディネートされた空間を見て、ふとこんな場所が我が家にもあったら!と思ってしまう。
まさにサンプル効果ですよ!
きれいにまとめられたアイテム。
さらに、人気という営業マンの説明の上で改めて確認する雰囲気。
こんな光景が日本全国どこでもある。
しかし、実際に窓の配置や家の方位はそのままというわけではありません。
だから同じようなアイテムを使っても結果的に自分の家に入って照明をつけていざ楽しもうと思ったらこう思うケースがある。
「こんなに我が家に設置した時には違いがあるの!」
圧迫感がある。
暗い
狭く感じる。
この負の連鎖に変わる可能性があると思う場所は私は正直おすすめしないようにしようと現場にいた頃からノートに書いていました。
アクセントクロスはどこに?誤解注意点
あなたは壁紙を少し変更しようとするとき、こんなイメージを持っていませんか?
- 所詮壁紙だから手入れが不要なはず。
- 防菌、防カビ、さらに空気清浄の機能もあるなら節電になるかも!
こんな気持ちがあったらちょっと注意してほしい事があります。
家電の機能の効果ほどの違いがあるのか?
今の時代は多くの家電が登場している。
新築に住む人の中にも以下のようなアイテムを自分たちの家の中にも使っている場所があるという人は多いはず。
- 加湿器(冬)
- 除湿器(夏)
- 衣類乾燥機(室内干しスペース梅雨時期用)
- 空気清浄機(換気システムでは心配なインフルエンザや花粉症の時期)
こうした何かしらの家電により自分の部屋の空気をまとめてキレイにしておくものがあったほうが安心と考える人は多い。
家全体を換気している空調システムがあったとしてもどうしても気になる点があれば、次から次に季節家電を変えながら部屋で使っているという光景があると思います。
そうした中で、こんな会話も多い。
「節約はどこから工夫しておくべきか?」
この対象に少しでも自分たちで購入しようと思っている家電の代わりの機能を持つ壁紙に変えよう。
ここまでの期待をされてしまうと正直そこまで期待されても困るとなってしまう。
これはカーテンなどの機能でも多くあること。 カーテンを変えれば、UVカットが99%だから安心。
どこか商品の情報や数字上の内容で過度な期待をしていませんか?
そのために必要な面積を説明されて、自分たちが選んだ時よりも大きなサイズを採用しようとしていませんか?
これは正直、もっと違う対象できちんと対策を考えるべきと言わせていただきたい視点なのです。
アクセントクロスはどこに?成功のコツ
では今回の私がお伝えしておきたいアクセントクロスを配置するのにお勧めの場所をご紹介していきます。
多くの方がアクセントクロスは印象というイメージでどこか外構工事でおしゃれな庭のある家づくりを目指す感覚と同じ雰囲気を創造している気がします。
そこで、まずは気にしてほしい組合わせをインテリアとしての部屋作りからご紹介していきます。
アクセントクロステレビ背面設置時よくある悩みや対策法|家具やレイアウト配置注意点
アクセントクロスのある部屋はどこ?
まず私がもし最初に張り付ける候補を考えるとしたら、壁の一面の幅に注目をします。
そして、その幅は、3m以上ある面を探します。
なぜ3m? 大人の視野はおおよそ60度前後と言われています。
その視野の枠いっぱいに感じてしまうのが、ソファに座って2m前後の距離から眺めると?
実際に認識しやすいのが2m前後になっていると思います。
実際に4.5畳程度の広さで270㎝程度の壁を自分で眺めてみると分かりやすいと思います。
この自分の視野全てに壁の色が変わったらどうなる?
ほかの部屋との組み合わせがおかしいと感じるスペースにならないかを考えるのです。
その対象がリビング、玄関。
リビング、玄関の作りはあくまで他の人がまず一番に見るスペース。
特にリビングで生活のイメージが相手に伝わる。
この2つでいずれも3m区画の中で2m以上使えば?
当然ちょっと壁面が他と大きく違う事で他の設備を含めたバランスがおかしく感じやすい事もある。
よって、使用する面積の中でも特に幅を意識して探しだすことが重要。
あくまで印象としてスッキリ見せる。
この配置が可能なスペースをちょっと違う雰囲気の素材で使う。
これがほかの設備とのバランスも壊さない組わせのコツとお伝えしたいのです。
部屋としてプライベートスペースは有効
子供部屋や寝室は正直自分の個人が好むスペースとしてどんな印象を選んでも自分好みで他の家具との組み合わせで調整が可能。
当然ちょっと趣味が全面に出た空間で圧迫感があっても自分好みの暗い色を使いたいと思ってもどうぞと言える。
しかし、少しでも広く見せたい、感じたいと思うならもう少し狭い小さなスペースを考慮して入る場所を探すのが妥当。
あくまで決めるのは家族の中で一緒にその部屋に入る人の意見の違い。
そして、過ごす時間を考えたら、実際に自分がそのスペースを何に使えるのかをよく考える。
- 収納にも使わない
- テレビの掛けかけも予定がない。
- オーディオ機器も使えるイメージがわかない
ただ将来もずっと壁になっている空間。
こうした時にちょっと小さな幅、高さを意識した配置で考慮する事が重要。
私がおすすめしたい使用スポット
私は下の画像のようなスペースの使い方が簡単であり、さらに後悔しにくいと思います。
窓を配置しやすい洗面所での使用例
窓のあるトイレで使用した実例
アクセントと部屋全体の色の割合が重要。
前面に使いすぎれば当然、明るくなりすぎるという事もある。
そして、使用する頻度もそこまで毎日の日常の生活で気にし続ける場所でもない。
この洗面所やトイレ、個室というプライベートスペースに近い空間ほど私は推奨したい。
あくまで決める時間がそこまで用意されていないという人はできるだけ決めるときにはコンパクトな場所から事例を探してみてください。
家族が全面に貼るかどうかを考えた時の対処
その空間に合わせるインテリアグッズが全て偏ってしまう。
この事例により犠牲が多い。
黒、茶、グレーなどの濃い色を使うとどんな種類でもそのスペースに使う照明は強くしなければ目が疲れます。
でもそのスペースで読書をするなどの生活をするとさらにledダウンライトなどを採用したら場所を選ぶし、疲れます。
あなたの理想は何を軸にしていますか?
- 目で楽しむためですか?
- 生活しやすい空間のためですか?
- 広く見せるためですか?
こうした小さな目的意識と現実のずれが現実として失敗後悔の原因につながることを考えて理想の家づくりを目指してみてください。