新築一戸建ての予算オーバーを経験している人と安全に返済なども遅延、延滞もせずに住んでいる人もいる。
同じように家を建てるということを計画したはずなのに、なぜここまで人生が変わるのか?
- 年収の違い?
- 不動産会社の選び方の問題?
- 大きな家を建てすぎた?
予算オーバーというのは、いろいろな視点があることを知っていただきながら、住宅ローンを返済している時にも購入する前の生活を維持できる計画を立てる事が重要です。
住宅ローンを年収別にまとめた記事もご用意しています。
オプション工事の必要、不要の見極め方もご紹介しています。
新築はブルーになるだけでなく、鬱になってしまう人もいる時代。
新築ブルーで鬱になる人の性格的特徴や家族ができる支え方|業界経験者が解説
今回の記事では、一戸建て新築で予算オーバーとなる典型例とその防止策を以下の目次でご紹介しています。
一戸建て新築予算オーバー原因典型例
一戸建て新築予算オーバーの注意用語
一戸建て新築予算オーバー防止策
グレードとか設備とか家を購入する時には、金額を上乗せして変更したくなる内容も多い。
こういう契約した後のことも考えた会社選びや間取り等を含めた設計プランの考え方が大切です。
一戸建て新築予算オーバー原因典型例
「当初予定していた金額をかなりオーバーしている!」
打ち合わせを重ねていく中でふと不安に思う瞬間がある。
このタイミングが遅いと思う人やなぜそこまで気付かなかったのか?をご紹介しています。
会社選び
実際に家づくりをする中で予算をコントロールするために最も大切になるのは、会社選びなんです。
- オプションが豊富で豪華なオリジナルを作る会社。
- オプションをそこまで使う必要がない標準規格設計の会社。
- 最初は低価格の坪単価でオプション前提となる会社。
安く見せるが実際には、家の総額を坪数で割り算したら?
この言葉を常に意識して、会社の標準規格をきちんと見極めておく必要があるのです。
欲
単純に家づくりをしていく中で、打ち合わせを重ねるたびに、価格が増額していませんか?
- 家の間取りを考えたら実際には狭いと感じたことでさらにプラン変更。
- 床のコーティング、配線計画などのオプション採用。
- 窓が少ないとか大きいサイズが欲しいと変更して重ねたオプション採用。
- ニッチ台やリモコン用パネルなどの選択。
- 節水、サイズアップ、IHなどキッチン、トイレ、お風呂などの水回りの規格変更。
- カーテンだけで40万円から60万円になるのが普通と言われた打ち合わせ。
- 玄関タイルやアプローチの打ち合わせで100万円以上の見積もり提示。
- 火災保険や地震保険において、水害、地震、雷などのどこまでをカバーするのかを悩む現実。
このように、徐々に出てくる流れの中でどんどん細かな金額を含めて見積もり金額に加算がされている。
それぞれの内容に近い部分についての記事もご紹介しています。
この現実に戻れないという言葉を脳裏に浮かべる人が多い。
「今更前の見積もりを変更して、修正するなんて恥ずかしい。」
まさに、欲と自分たちの希望額がコントロールできなくなっていく時期の典型例。
妥協
自分たちが作りたかった家だから仕方がない。
これで、満足できる家が完成するなら結果的には良かったはず。
どこか自分の中で、抑えきれない不安を良かったのだと置き換えたくなる。
しかし、この言葉の意味は、あくまで手を伸ばすべきではなかったと感じる前に錯覚していた事。
この現実を住宅ローン返済開始から1年以内に考えるような生活になっている人も決して珍しくない。
一戸建て新築予算オーバーの注意用語
自分たちで決めた事。
でも実際に冷静に判断したら、やはりおかしい!
この感覚をいつ気付くことが出来るのかが本当に大切になる。
しかし、実際にその金額的な内容をどこかで錯覚させられる言葉がある。
新築一戸建て予算を増やすささやき
多くの人が自分が家を購入するのは、1回きりと考える。
しかし、現実的な考え方をしていくなら、以下のような計画の方が大切になる。
- 5年、10年、20年先にはどれだけ設備が進化しているのだろうか?
- 今の賃貸と同等の金額というのは、将来においても同じ価値なのか?
- 自分たちが住む家にはいったい何が必要なのか?
この意識よりも、こんな言葉が先になる。
「平均」
年収でも貯金でも結婚の時期でも出産をするタイミングも日本人の多くはかなりこの言葉を意識する傾向が強い。
「周囲と同じ」
この言葉になぜか安心を持つ。
だからこそ、自分たちの計画が成り立たない状況に向かっていく人が多いとも言える。
新築一戸建て予算を増やす夫婦の会話
ママにとっては、生活動線、家事動線、育児動線すべてが大切。
パパにとっては、趣味や娯楽、プライベート空間が必要。
駐車場や外構にもそれぞれのこだわりたいポイントがある。
こんなことをお互いが出し合って決めているうちに、なぜかおかしな妥協案が生まれる。
「キッチンをグレードアップしたんだから、書斎は譲れない。」
そもそもその駆け引きはまったく必要ないと思うんです。
自分たちが住む家の中で、何のためにその設備や機能が必要なのか?
この考え方を忘れたお互いの夫婦の希望を叶える金額と内容で比較する話し合いはよく考えると無駄が多かったと思える内容がいくつも出てくる。
一戸建て新築予算オーバー防止策
最後に、自分たちが引っ越しも完了して固定資産税や生活費、教育費、車の維持費やガソリン代高騰化、消費税増税後も安心して暮らす家にするために用意しておく心構えをご紹介していきます。
将来
もし仮に今システムキッチンの希望が予算オーバーの原因になっている。
このように感じているなら、まずは以下のような考察をしておくことも大切。
- 将来リフォームをしたい時に設置が可能な幅や奥行きを確保した間取りを考えておく。
- 10年から15年経過した後の水回りの故障時ではその案は遅いのかを考える。
- 将来5年後、7年後など子供の成長に合わせた時、本当に必要なのか?
この視点を常に意識して頂きたいのです。
我が家に訪れた3軒目計画の会話
私たちは、これから7年後となる今の新築購入から10年で建て替えを計画しています。
この時の会話として妻は、こんなことを言っていました。
「今ならウッドデッキが今回実現しなかったから欲しい」
「でも7年先になれば、もう子供は中学生。だったらいらないかな」
たった7年でいらないと思う内容を35年間のローンの返済にするのか?
そんなこと考えてみたら、いらない対象はいろいろあると思いませんか?
後悔しない家づくりは今が大事なのか?
長期に住み続ける。
でも、実際に今住みたい家と老後の条件って同じとは思えない。
築35年の中古のマンションや戸建てを購入したらやはりリフォームをしたいと思う人もいる。
この状況までこれから新築購入をする人が使う設計を選ぶというのはやはり高額にするべき対象をかなり絞り込むべきと思いませんか?
- トイレ1台が20万円以下のリフォーム費用になっている相場。
- システムキッチンも型落ちや処分品などが出ている市場。
- 処分費用を含めても工事まで1日足らずで終わる箇所の増加。
このような対象から考えていく上で、逆に1日ですぐに終わらないパーツもあります。
- バルコニーなどの外構工事の一部。
- 窓など外枠のサイズそのものを変更するプラン。
- 間取りそのものを変更するリフォームプラン。
こうした部分には初期投資の意味も出てくることが多い。
ですから、予算をかけるべき部分とあえてオプションでは採用しなくてよい部分の見極め方が非常に重要です。
まずは、基本として、自分たちがどの部屋にいくらを上限とするのか?
または、電気配線、カーテンなどそれぞれの予算の上限をきちんと決める。
この決めた金額以上は何があっても譲らない。
この位の意思が固まった状態を作り上げることが大切になります。
会社をこれから選ぶという人は、まずは相場ごとになっている資料請求を始める事が大切です。
ハウスメーカー
工務店
ローコスト住宅の選び方についてもご紹介しています。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。