- 狭いキッチンの中に食器棚を用意するべきか?
- ダイニングスペースで食器棚を作るべきか?
- 扉のありなしを含めて、どこに食器を収納するのか?
狭いキッチンの悩みは、一人暮らしの賃貸から注文住宅の新築、中古の一戸建て、マンション購入の人にも共通する悩みの1つ。
動きやすい、生活しやすいという環境を作るためにどこに何をどう収めることが大切なのか?
実際に築40年となった実家が昔と変わらず対処し続けている画像付でご紹介していきます。
これまでにも狭いキッチンについては、以下のような内容もご紹介してきました。
ウォーターサーバー狭いキッチン設置場所選び方やおすすめ商品2018
狭い広いを問わない背面収納の選び方についてもご紹介しています。
新築キッチン背面収納とインテリア的視点もご紹介しています。
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配線計画についてもご紹介しています。
成功させるポイントもご紹介しています。
注文住宅新築キッチンの失敗後悔事例と成功3大要素を業界経験者が解説
私のサイトは、新築一戸建て購入後の失敗後悔をしてほしくないという思いから、経験を活かし運営しています。
今回の記事では、狭いキッチンの食器棚配置について、以下の目次に沿ってご紹介しています。
狭いキッチン食器棚の失敗原因
狭いキッチン食器棚検討注意点
狭いキッチン食器棚のおすすめ
これから新しい生活が始まる中で、炊事と家事と育児という3つがすべて円滑にできるような配置をするために必要な考え方としてご覧ください。
狭いキッチン食器棚の失敗原因
上記画像は、築40年になる実家のキッチン隣のリビングダイニングに設置された食器棚。
この配置をしてから約20年以上そのまま使い続けています。
この食器棚にたどり着くまでに、いろいろな失敗をしてきたのを見てきました。
過去の失敗経験をご紹介していきます。
扉
食器棚は奥行きがあればその分収納できる数も増えます。
しかし、肝心なのは、本体の奥行よりも扉の開閉の方向性でした。
- 観音開きにした時に全開にした際の他の壁や家具との干渉はどうか?
- 扉は引き違いのスライド式にした場合、幅と取り出しやすさの関係はどうか?
- 深さのある器と浅いお皿をどう配置したら取り出しやすいのか?
このような課題を1つ1つ食器棚の使用をしながら気づいた事がありました。
結果的に複合的な扉があるタイプに落ち着いたのです。
つまり、狭いキッチンの食器棚でも、シンプルな扉の開閉だけにこだわってしまうと、実際に使う時には使い勝手が悪いと感じやすい点もある。
複合的な用途に合わせる扉のあるタイプを選ぶ事も大切だと私は実感しました。
扉と収納タイプ
収納可能なのが、ただ単に食器を入れるだけとお考えでしょうか?
食器棚に必要なのは、以下のようなアイテムもあります。
- お箸やスプーン、ナイフにフォークなどの長さのあるもの。
- ちょっとしたキッチンの手入れなどに必要な予備の掃除用具。
このような対象が引き出しで取り出せるようになっていたら便利だと思いませんか?
ただ単に食器を入れるだけの大きめのサイズを選んでも、食器以外には何も使えない。
この条件が、いざ自分の生活が始まった時には、失敗や後悔のポイントになる。
この意識も必要ではないでしょうか?
狭いキッチン食器棚検討注意点
狭いキッチンでもシステムキッチンがついているからある程度は収納ができるかもしれない。
このように感じる人も賃貸物件を探す一人暮らしや同棲、新婚生活での物件探しでは考える人もいる。
しかし、実際に生活する上で動きやすいことを考えた時には、やはり注意してほしいことがあります。
高さ
食器を取り出すための姿勢はどうなる?
- かがむ姿勢の苦労。
- 起き上がる時の周辺への配慮。
- 扉を閉める時に他の物を挟むなどの注意。
いろいろなことを食器を収納する時には注意することがある。
実際に我が家の収納も最初は、このスペースに多少の食器を入れている生活をしていた。
しかし、後ろを人が通る時には、どうしても取り出す時の人の次の行動が予測しにくい。
だからこそ、生活動線に影響を及ぼす時が多かったのです。
まずはあまり低い位置に食器を集めるということを控えるほうが足腰への負担も考えて注意が必要だと伝えたい。
震災対策
ただ単に簡易棚のようなものを配置し、その上に軽い食器(コップ等)を引っ掛けるというDIY的なインテリアもあります。
しかし、私は近年の地震、台風、突風などの被害を聞いていると、こうした簡易型への不安が強まってきました。
家に帰ったら物が落下していて散乱している状態だった。
自分が会社にいて留守の時間に地震があったなんて時に、自分の家がどうなってしまうかの心配をするような食器の配置は不安も増える。
ですから、必ず扉を用意して、落下を防ぐ事を中心に検討しておくことをお勧めしたいのです。
狭いキッチン食器棚のおすすめ
インテリアコーディネートとしての視点ではなく、あくまで家事のしやすい収納を考えた上で私なりの考え方でご紹介していきます。
レンジ台がある商品
食器棚に一体型として、レンジ台や炊飯器置き場が欲しいと思う方にお勧めしたいのが、下のタイプ。
この商品のおすすめポイントは以下の通り。
- 腰の高さ以上に炊飯器や電子レンジを配置可能。
- 蒸気などが逃げやすい通気口があること。
- コンセントを通すための穴が各所に設置されている。
このようなタイプを使うことで、蒸気の熱気がこもるなどの心配をしなくて良い。
さらに、開閉の扉も30cm程なので、生活への影響が少ない。
こういう考え方の中でご紹介しています。
食器棚2引き出しの数優先タイプ
レンジ台と炊飯器を別にしないで、引き出しをできるだけ増やしたい。
このようなタイプの人にオススメの商品もあります。
まずは狭いという前提であるなら、以下の条件で探していくのが簡単。
奥行きは45㎝まで。
収納の棚の段数を3段程度で探す。
下の収納程扉よりも引き出しの方が開閉も収納も簡単になる。
シンプルですが、実際に生活するイメージをしていくと、上より下の棚の作りの方が意外と重要なのです。
ぜひあなたの新しいキッチン家具に満足できる商品を探してみてください。
この記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。