住宅ローンを年齢を問わず、年収の8倍の借入では戸建て、マンションを購入した後の生活は成り立つのか?
- 世帯年収を前提とした収入の目安。
- ボーナスや昇給、昇進で年収が上がった下がったという変動を前提とする予定。
- 変動型で、金利が上がった時の非常策。
- 子育て世代が子供はいつ一人暮らしを開始?生活費や仕送りは大きな家計が増える要因。
こんな1つ1つの小さな事をどこまで資産を手に入れた先で計画ができるのかが重要。
これまでにも住宅ローンと年収という視点については、以下のような内容をご紹介してきました。
年収200万から頭金なしでの借り入れ可能額目安をご案内しています。
年収200万円住宅ローン頭金なし借入可能額や月々は?通るコツ
年収400万に対して2500万(6倍目安)の借入についてもご紹介しています。
年収400万住宅ローン2500頭金なしは無謀?安全?破綻と安全の違い
年収7倍でさえ、金利次第で返済は厳しくなる理由についてもご紹介しています。
住宅ローン年収7倍の借入額は低金利なら無難?無謀?破綻予備軍注意点
7倍以上の目安についてもご紹介しています。
年収800万住宅ローン6000万で生活困難者になるか幸せになるかの決定的な違い
年収という目安を世帯所得と考えない方がよいという考え方もご紹介しています。
住宅ローンは世帯年収目安ではなく夫一人にしておくべき根拠|返済貧乏防止策
借入の額から考える年収の目安という視点でもご案内しています。
2200万住宅ローンは年収でいくらが目安?マンション,一軒家購入体験記
どのくらいの金額をどの程度の年収で借入をするのかを返済比率という考え方から考えた時に審査に落ちない準備も必要です。
フラット35、変動、固定などの金利の選び方についてもご紹介しています。
住宅ローン仮審査落ちた理由を簡単に確認できる方法と通すためのコツ体験記
私が通した一括申し込みの体験もご紹介しています。
私のサイトは、不動産住宅物件探しから購入した後の暮らしについても失敗後悔をしてほしくないという思いから経験を活かし運営しています。
これからの自分に何かあった時にも安心してあの時にお金を借りるのは正解だった。
こう言えるための計画に何が必要なのか?
物件の価格を住宅ローン審査が通るのかというだけで検討する人には返済負担率という数字にもシビアになって欲しいと思う。
今回の記事では、住宅ローンを年収の8倍で借りる事に何を考えるべきかを以下の項目でご紹介していきます。
住宅ローン年収8倍の現実と結論
住宅ローン年収8倍と4倍の違い
住宅ローン年収8倍の最悪の想定
自分はいくらの物件を購入するのか?
ローンを利用して月々返済額の目安は?
確かにこのような内容を探してもいくらでも情報は出てくる。
でもリアルな生活との問題では年収の何倍が妥当なのか?を考えてほしいと思います。
住宅ローン年収8倍の現実と結論
まずは、年収別にしながら年収の8倍の借入金の試算を行う時の目安をご紹介していきます。
年収別8倍の借入額と月々返済額目安
実際に年収別に以下のリストで一覧にて掲載しています。
年収 | 8倍の借入額目安 | 月々返済額目安 |
年収200万 | 1600万 | 44055円 |
年収250万 | 2000万 | 55069円 |
年収300万 | 2400万 | 66083円 |
年収350万 | 2800万 | 77097円 |
年収400万 | 3200万 | 88111円 |
年収450万 | 3600万 | 99125円 |
年収500万 | 4000万 | 110139円 |
年収550万 | 4400万 | 121153円 |
年収600万 | 4800万 | 132167円 |
年収650万 | 5200万 | 143181円 |
年収700万 | 5600万 | 154195円 |
年収750万 | 6000万 | 165209円 |
年収800万 | 6400万 | 176223円 |
年収850万 | 6800万 | 187237円 |
年収900万 | 7200万 | 198251円 |
年収950万 | 7600万 | 209265円 |
年収1000万 | 8000万 | 220279円 |
年収1100万 | 8800万 | 242307円 |
年収1200万 | 9600万 | 264335円 |
※上記条件は以下の設定内容に基づきシミュレーションをしています。
金利タイプ:変動金利型
返済方法:元り均等払い
金利:0.85%
ボーナス加算:なし
保証料:なし
団信:なし
融資手数料:なし
上記のようにローンの中に保険料などの金利加算をゼロとした上での計上となります。
この返済計画の中で何が無謀と言えるのか?
別に今のお金の出費の範囲なら何とかなりそうな金額だ。
こんな風に考えている人は多いと思う。
私が初めて不動産の購入して新築マンションを年収の5倍から6倍の間の価格で物件を購入した時も同じ感覚でした。
住宅ローン年収8倍の生活の実態
「もっと多くの金額をクレジットカードなどで決済している。」
こんな日常の生活を送る人にとっては、何も無理ではないと感じる人も多いはず。
この程度で買う事ができるなら、金利が低い今は得だ。
この答えの出し方はあくまで毎月の生活を別に無視していたわけではない。
でも年間での出費や支払いの項目が増えるという未来については同計画している?
現状の家計の項目以外の出費を含めて返済負担率を計算。
この点を上記のデータと審査が通過するかどうかを基準にして考えている人がかなり危険な状態になる。
実際に私は10倍の生活になった愛に本当に地獄のような状況だった。
例え8倍と比較しても大して変わらない。
正直、組む前と組んだ後の税金などを払おうと思った時には、かなり厳しい現実が待っている。
今の自分の月々の家賃を軸に支払いを考えるのは絶対にやめてください。
これが子供を持つケースに対して、かなり慎重になって欲しい私の問題にするべき計画の注意点。
住宅ローン年収8倍と4倍の違い
私は当時年収550万から600万のラインで年収6倍を借入をした。
その当時からももう実質的には以下の3つを入れたら8倍の返済をしている生活の中にいると気が付いた。
- 修繕積立費、管理費、インターネット回線費用
- 駐車場利用料や車の車検、税金などの車関連の維持費
- 固定資産税
上記のような内容を全て含めた時には、賃貸を家賃だけで探していた時と考えるべきポイントがずれているという事を実感した。
月々にばかり注目されていて、年間支出に換算されていない事が多いのがそもそも想定が不足するケースの問題。
住宅市場ではこの認識を持っている人が非常に多いのが怖い。
年収10倍から8倍、今は4倍で激変の生活
今は年収の4倍にまで下がった現実がある。
この違いは以下のような自由ができるようになった。
- 家族旅行を年間30万円以上の予算を捻出できるようになった。
- クリスマスや誕生日など子供のイベントにもその月の計算をしなくても外食などの自由が可能になった。
- 妻から買い替えや追加の家電などの予算を相談された際にも妥協しない商品選びが可能になった。
- 固定資産税の納税を引き落としにしていても口座残高を見直しはしない。
- 死亡保障型として、遺族補償額を3000万から5000万円の保険にも加入ができるような状態になった。
会社に行って帰ってきてきろいろな理想の暮らしについて、夫婦で話をする。
旅行に行きたい先の人気のホテルをチェックしたり、できる限り思い出に残るようなプランを作りたいと思って可能な限りの贅沢を提供しようと思って取り組める。
こんな生活を今は過ごすことが出来ている。
住宅ローン年収8倍の最悪の想定
家計の中では、絶対に家にはいってくる金額がこれから上がっていくなんて計画は無謀の原因になる。
非常にシビアに税金が上がって、年収が下がった。
こんな生活にはいった際にもマイホーム購入を悔やむ必要がない生活が重要になる。
これが私が現実から学んだ事。
金利は変動、固定、フラット35だからと考えない
最近の傾向として、こんな声が圧倒的に多い。
「金利が上がったら怖いからせめて上昇リスクがないフラット35の方がよい」
そもそも車のローンで、2.9%や3.9%の年率でのローンを組む生活をしている人が、35年になっている時に0.5%などの金利を選ばない。
この考え方が世帯年収を問わずちょっと住宅市場では疑問が多い視点。
絶対借りすぎと思うのに、その金額にさらに金利も最初から高いプランを計画する。
こんなのは無謀すぎるし、2年、3年経過して子供が増えたとか奥さんが妊娠や出産なんて計画になったら売却を決めなければいけないほどの家計の崩れになるつながるリスクさえある。
基本として、金利が上がらないからという問題の見方は関係ないと言える。
年収は世帯年収ではなく夫単体
パートの奥さんが年収200万円。
夫が会社員で年収200万円。
この家庭と専業主婦の妻と年収400万円の夫を持つ家庭が同じ金額の物件を購入する?
これってどう考えてもおかしい。
ローンは絶対と言っていい。
世帯収入計算では計画してはいけない。
あくまで夫が死亡した場合、全て支払いがキャンセル状態になる状態を決めなければいけない。
妻または夫が残された時、相手の分も全て背負うのは不可能。
これは老後の破綻にもつながる可能性が高くなるので十分注意が必要。
私の理想を言えば、住宅ローンは年収の何倍の答えは5倍が上限です。
無理した家づくりやマイホーム購入の先に幸せを感じる暮らしは手に入ることはない。
むしろ生活費もステータスも高くなって自分の計画の範囲内では無理という声が絶対に増える。
これが物件を買う余裕を持つ人が買うのと、理想や希望、夢を追うだけの住宅購入なのかの決定的な差です。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
実際に8倍で借入をした人がどう感じているのかを書き込みから見るのも重要です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。