家を建てる計画をしても土地が見つからないという人の多くが目にして価格としても安いと感じる事が多いローコスト住宅の建売や分譲住宅。
不動産情報のサイトを見ていても大手ハウスメーカーや工務店などに依頼する時には頭金なしの状態で考えたい人にとってはハードルが高いと見なくなる人も多い。
しかし、ローコスト住宅を自分の暮らすエリアで探すと、ふと思う事がある。
その中でも安っぽいと感じやすいポイントは何かについて、元住宅関連企業出身者が解説していきます。
ローコスト住宅については、以下のような内容もご紹介しています。
ローコスト住宅に関わる悩みについてもご紹介しています。
住宅の設備についても触れています。
平均相場という考え方
間取りの設計についての特徴。
トラブル回避という考え方。
ローコスト住宅の寿命という悩み。
私のサイトは、新築一戸建て購入後の失敗後悔をしてほしくないという思いから、以下の経験を活かし情報を公開しています。
今回の記事では、ローコスト住宅が安っぽいと感じうる要因を全国のエリアを多わず共通してしまうことが多いポイントを以下の項目でご紹介していきます。
ローコスト住宅が安っぽい3つの原因
ローコスト住宅が安っぽい原因回避術
ローコスト住宅を作っていた時の感想
自分がもしこれから注文住宅を購入するという時には、他の人と同じ悩みを感じない為に何を比較するべきか ?
こんな視点で何か気付くきっかけになってくれたらと思います。
ローコスト住宅が安っぽい3つの原因
やはり自分がせっかくローンを組んで、35年かけて返済をしていくのなら、購入した価格が安い場合でも、安っぽいと思われたくない。
こんな気持ちになる人も多いと思います。
しかし、第三者から見て、どうしても言ってしまえば高い家とは全く違うと思われてしまう要素があります。
ローコスト住宅を建てる時の注意点
結果的に何が安っぽい理由になるのか?
それには、3つの原因がある。
- 外観がほぼ同じ。
- 設備のこだわりを感じられない。
- 収納や壁紙、室内ドアなどの内装が賃貸と同じ感じになっている。
この3つが特に、お金がかかっていない家と思われやすいポイントと言えます。
1つ1つの何が気に入らないという答えになるのかをご紹介していきます。
1つ目は、ハウスメーカーや工務店のオリジナルのように独自と違う規格系で建てる事への考え方。
多くの安い家は、規格型住宅という表現を使ってる事が多い。
単純に、間取りも設備もとにかく同じ感じに仕上げる。
坪数に合わせてそれぞれの規格の設計を使っている。
このような条件になると、建てる時に、他と違うと感じる要素が亡くなっていく。
単純に、今の家の外観や設備を変えたいと言った時はどうなる?
この場合は、コストが高い数万円から数十万円の上乗せをする事になる。
こうなると、今の予算と違うことで住宅購入を諦めるくらいなら、妥協する。
このような考え方を持つ家づくりになっていく傾向があるのです。
結果、建築物という事よりも、会社の型に合わせた必要最低限の設備に落ち着く。
耐震性能、断熱、気密性などの部分がしっかりしているほうが良いという事で、他の情報を後回しにしている人も多いのも特徴。
設備も水まわりでの食洗器や収納(パントリー,土間,シューズクローク、ウォークインクローゼット)は標準仕様の範囲内。
このような部分が1つ1つこだわりにできない部分になっていく。
結果的に、建売物件を見ている時とあまり変わらない選択内容だと思ってしまう事も多い。
こうした事が1つずつ積み重なった結果として、間取りの設計や内装、外観や駐車場の台数に至るまでほぼ建売と比較しても大差がない家になっていく。
家を建てる事が出来るとどこかで期待した人達にとっては、正直これが普通の暮らしに足りる設備。
こう考えて妥協することが必要になっていると私は思ってしまう。
ローコスト住宅が安っぽい原因回避術
結果的には安く建てたけど、思った以上に購入した内容には満足できた。
実際に引渡し後の生活になった時にもこのように感じる事が出来るポイントはどこにあるのか?
そうした工夫はいくら位の予算の上乗せが必要になるのか?
こうした話をしていきたいと思います。
ローコスト住宅を安っぽくしないコツ
自分の家を建てる事は無理をしない範囲で考える事が大切。
業者の話を聞いて、後からどんどん知らなかったオプションを採用していくことはもちろん可能。
しかし、これでは、もうローコスト(坪単価50万円未満)では無理という所もある。
さあこの境界線はどこにこだわるべきか?
この点を比較するポイントとしてご紹介していきます。
私が新築の注文住宅を考えた時には、できるだけ利用する資材にこだわったのが、以下の優先順位。
- 外壁をタイルにする事でメンテナンスコストを削減する。
- トイレやキッチンなどの水まわりは節電、節水にこだわって値段を上乗せ。
- 空気清浄機など室内の生活でのアレルギー防止系のアイテムをどこまで採用するか?
- 物干しなど洗濯や家事に関わるアイテム関係を採用する。
しいて選択をしようと思ったのは、以上の4つのみ。
後は正直、設計の事を考えた時、実際購入してからの生活でそこまで使うのかという気持ちが強かった。
結果的に、今の生活を見ても、かなりシンプルな中で出来ることはかなりやっておいて満足。
こんな話をよく妻と話をしています。
あくまで、業界の中でもこんな話が出ていた。
「一戸建ては、見える場所にお金をかける者ではない。」
「むしろ見えない基礎や断熱材やサッシなどの方が長く住むためには必要なことが多い。」
つまりは、生活をする上では、内装はシンプルで変わらないことを気にするべきではないという事を学ばせてもらっていました。
きちんと建物を維持管理していくためには何が必要なのか?
修繕箇所となりやすい水まわりはもちろんの事、こうした視点で見た目重視を考えた造りを考えない事の重要性を学ばせてもらいました。
安っぽいかを生活で判断する
生活を送る時には、もちろん見た目の華やかさも大切かもしれない。
まして、新築となれば、その建物の中のキッチンやお風呂が賃貸の建物と同じ仕様はどこかショック。
こんな事を言われるかもしれない。
しかし、それは、あくまで生活として利用して魔法瓶のような部屋で冬暖かいし、夏は涼しい家になっていれば気にならないことも多い。
むしろ、予算をかけたのに、思った以上に建物が寒い、暑いみたいな時の方が失敗したとか満足していないみたいなことを言われる。
住宅展示場の営業や業者は、一戸建ての建物に値段をかけてさらに外構もオシャレにした結果を見せて夢を売るという事を全面に押し出してくる。
しかし、実際には、内装のこだわりよりも寝ている間に夜寒くて起きないとか、家の中で花粉症が軽減した。
このようなことを住んだ後に経験した時の方が、思った以上にに満足できたという声が多い。
生活の条件に対して本当に大きく差が出るのは、見た目のイメージではない。
これが安っぽいという言葉の条件にしてほしいと私が願う住まいへの考え方になります。
ローコスト住宅を作っていた時の感想
私は自分がユーザーとしてではなく、内部の作る側としても多くの物件を見てきました。
その中には、残念なお金の使い方をしていると大工さんたちが言っていた内容もたくさん見てきた。
その典型例は、オプションの材料を使っている時ほど多かった。
便利なのか?無価値同様なのか?
いろいろなオプションを使い、建売住宅の窓や建具とは一線を変えた新しいことを考える会社も地方には出てくる事が増えてきた。
南欧風、洋風、和風等の外観デザインの違うパターンを採用して作っていくことが出来る。
好みのニーズに合わせて受けの良い考える事で写真などを見た人が作ってみたいと思う気持ちになって選ばれる。
このような内容がネットを使うといろいろ出てくる。
しかし、実際に壁や窓は絶対劣化もしていく。
当然、生活の質を素人の人は見学の時には意識をしていない。
少しでも人気でみんなが感動する要素の提案に耳を傾ける。
自分たちの好みに反映された提案だけが絶対に必要な事。
それ以外は、コストが高いと思えば、いくら提案を受けても不要。
こんな流れが多い。
私も実際にローコスト住宅の会社として知名度のあるタマホームの住宅展示場に訪れてそれなりに店のこだ割に共感できる仕事を見ることができた一面もある。
それは、オプションの中での生活の質にこだわった内容を結構安い価格で設定していると思えた事。
理想の家って何だろう?
このイメージを考えた時、20代30代40代という世代が違うと、当然考えるポイントもみんな違う。
仕事で見ている職場の現実や自分がこんな家に住んでみたいという憧れが先に並ぶ。
しかし、価格が安い家を決める時には、それなりの平均的な内装で仕上げるのが当たり前。
だからこそ、ちょっとでも他者との違いを考えるなら、生活そのものに目を向ける事。
暮らしやすい家をそれなりの値段で決めて建てる。
これが出来れば正直ちょっと理想とは程遠い家で、外観的にもそこまで違いを感じないと思っても、家の中で落ち着くと思える瞬間に満足ができると思います。