マイホーム購入は実現できるかもしれない。
でもローンを考えたら家の返済額だけで生活が危ないなんて嫌!
家なんて買うんじゃなかった!なんてことを自分が口にしたくない人は多いはず。
今から家を買う計画を立てるなら、いくら残すの?
頭金って必要でしょ?
こんなことを夫婦で話しあっている時に計画をするコツやポイントをご紹介していきます。
これまでにもマイホーム購入後については、以下のような記事を書いてきました。
貯金なしでも家を買う人は今の時代は当たり前のように存在している。
YOUTUBEでもこの内容については、簡単に紹介しています。
建売、分譲地等を購入する時には、正直全て事前に準備ができていたという人ばかりではありません。
- 子どもの年齢や誕生前の妊娠時期
- 自分たちが住みたいと思っていたエリア
- 学区を調べたら相談ができることを知った
- 親の介護のために一緒に生活することになった
このように人生の転機はいつどのような形で訪れるのかは予測不能。
私たちも正直家をすぐに必要という状況ではありませんでした。
でもこれ以上条件が良い状況はなかなかチャンスとして訪れないはず。
建物の価格も何とか今の貯蓄で間に合うギリギリのライン。
こんな状況から決断をしたのです。
今はもう家を購入してもうじき5年。
何とかやっていけているのは購入後の貯金額を残したからではありません。
今回の記事では、マイホーム購入後の貯金額の計画について、以下の項目でご紹介しています。
マイホーム購入後貯金額の失敗例
マイホーム購入後貯金額の成功法
マイホーム購入後貯金額計算方法
私は現在の生活に必要なお金と貯金のバランスが整っています。
毎月いくら必要?
たったこれだけの事が住宅購入の前と後でもかなり変わった。
まずは前後の比較検討をする時に想像してほしい内容を解説していきます。
マイホーム購入後貯金額の失敗例
近年は、実際に住宅ローン返済を遅延や延滞して売却を検討する人も増えている。
マンションも一戸建ても関係ない。新築も中古も問いません。
でもこの現実は回避が十分に可能なことも多い。
「少し考える時間があれば分かることだった」
「あの時には実際にバタバタしていてこんな大事な資金すら想像できていない状態だった」
金利が下がるとかお得なキャンペーン期間。
こんな言葉に目移りをして目先のお金の節約を目的に住宅取得するのは辞めた方が良い。
マイホーム購入後貯金額の悩み
マイホームに必要な資金とはいったい何があるのか?注意するべきは支払いの対象が増えている事。
- 固定資産税
- 火災保険、地震保険
- 子どもの学資保険や買っておきたい学習机等の家具や備品
たったこれだけでも計算をすると年間の支出として賃貸の時には出てこないキーワードが自分たちの生活に関わってきます。
最も大きな違いは、税金です。
さらに、教育の資金は子どもの数により変化をします。
予想外が多い家庭
想定外の出費が続いてしまった。
住まいを手放すまで検討する人たちがハマるポイントは単純です。
住宅ローンと今の生活費をこれまでの年収で計算していたから。
子どもも成長すればその分食費も上がります。
家族旅行での入園料や宿泊費も当然子供なしの家庭とは大きく異なる。
賃貸で借りる時に家賃をどのように計算していたのか?
これだけでは、まったく別の項目が存在していることに気付いていないことが多い。
その差は項目が多くなればなるほど家計を圧迫します。
子どもの数が増えると多くの家庭は、家の中でも収納などの選び方も変わってきます。
- チャイルドシート
- ベビーカー
- ベビーベッド
- おむつ
- 季節の子ども向け寝具
このような内容が必ず同じように確認する内容として出てくる。
あくまで今いる家庭の人数以外を想定しないというのは間違いです。
常に先を見据えて子供が大きくなった時も考えた上で想定をする。
これが本来生活や教育にかかる費用の内訳を計算するポイントと言えます。
マイホーム購入後貯金額の成功法
私は常に相談をいただく際に100万円を1つの目安としてお伝えしております。
その根拠をご紹介していきます。
急な出費があった際の対処法
例えば、ここ数年大きく変わったことは何かあるのか?
この答えとして、被害が出る可能性があるのは、自然災害の影響。
津波、地震、雹、積雪。
家族の生活とは無縁とは言えない。
あくまで自分たちがこれまで通りの生活を続けたいと思っても電気やガス、水道等の凍結等が起こった時にはどうする?
結果として、リフォームを伴うような被害が起こったらどうなる?
このような時に支払う金額はあくまでボーナスをあてにする者ではありません。
今ある貯金が減ったとしても何とか支払う事が可能になるかどうか?
水没したことで車が動かないと通勤に行けない人はどうする?
このように簡単に考えただけで、計画を繰り上げてマイカーを購入する必要が出てくることもある。
夫と妻がそれぞれ通勤に車を利用する家庭も多い地方の暮らし。
当然、それぞれが現在の車を維持しなければいけない。
こういう部分も必ず解決するためのマンションの修繕積立費のような感覚が必要になってくる。
出費は増える年収は減っていく
もちろん基本としてローンを組んだら、完済まで必死に将来も同じ仕事を続けることが理想。
でもその条件を必ず夫婦どちらも満たすかどうかは不明。
- 残業代カットなどの働き方改革による影響で月収が安くなった人も多い。
- 仕事が減ってしまったことで休みが増える職種、業種もある。
一方で出費は、増える。
- 消費税は増税された。
- 市県民税もこの先上がる可能性もある。
- 保険料も徐々に高くなる可能性がある。
完済するまでの期間で、マンション、注文住宅どちらを購入したとしても将来の減収と出費増加用の貯金を確保する必要がある。
そうなった時、あくまで少しでも月収も安く見積もっていればあまりも作りやすい。
節約に追われるのではなく、シミュレーションをかなり厳しい状況で考えておく。
そうすれば、毎月の数万円の変化が起こった際にも貯金からカバーする事が可能になる。
子ども手当は貯め続ける
いくら生活が厳しいと思ってもとにかく毎月の生活に子ども手当を使わないことも大切なこと。
我が家も思わず子ども手当に手をつけたくなるほどつらくなった時期がある。
しかし、この資金があれば、将来の子どもの学校にかかる費用がまかなえる。
こう思うと安易に使ってしまう事のほうが怖い。
きちんと、子供がいる家庭は、もらえる期間は残し続ける努力が可能な設定をする必要がある。
マイホーム購入後貯金額計算方法
貯金を残してその後どうする?
この考え方をご紹介していきます。
貯金は老後のためではない
今残そうとしている資金は、いずれ以下のような変化が訪れた時の資金。
- 保険料などの値上げの動き。
- ガソリン代、光熱費、水道代などの生活に必要な費用の値上げへの対策
- 車、白物家電、外構、外壁メンテナンス等の大きな出費を伴う時の捻出候補。
このように残した金額で数年単位ごとの変化に対応する必要があります。
あくまで100万円残すのもいっかせいではありません。
その金額を維持する事がもっとも重要になります。
年間支出額を+3万
家を買う前の段階なら、意識的に出費を多く計上することが大切。
具体的には、月額2から3万円の出費は多くしておくことがオススメ。
その数字の根拠は?
白物家電が同時に壊れたらどうなる?
もし設備のリフォームが必要になったらどうする?
こうした臨時の対応を求められる内容と子どもの進学が重なったら?
こんな感じに負の連鎖に対してのマイナスをカバーするための準備。
たったこれだけでもかなり生活の質は変わってくると思います。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。