- 都内で戸建てに住みたい!
- 狭小地でも良いから利便性の良い立地にこだわりたい
都内で狭小住宅を購入した人の中には、成功したという人もいますが、失敗後悔をしている人もいます。
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今回の記事では、都内で狭小住宅を購入したのに、後悔している理由について、以下の目次でご紹介します。
都内戸建て購入後の後悔原因
狭小住宅の後悔注意点
狭小地の家づくりを成功させるコツ
都内戸建て購入後の後悔原因
都内は土地も高い。
家づくりにおいても省令準耐火や建築基準もいろいろ注意すべきことが多い。
さらに、部材の搬入等でも地方や田舎に比べて、多額の費用が必要になることもあります。
大きな豪邸は必要ない、家族とのんびり過ごせる空間があればいいという声も多い。
だからこそ、狭小住宅を選択するご家庭も多いのです。
では、何を後悔しているのでしょうか?
具体的にご紹介します。
空間効率が悪い
狭小住宅を広く使うためには、何が不要なのか?
この答えとして、間仕切りと考える人は多い。
- 開放的な空間
- 壁や室内ドアをつくらない
確かに同じワンフロアでも壁と室内ドアがないだけでかなり広く感じます。
しかし、2階建てや3階建てとして使う際、本当に壁は不要でしょうか?
- プライバシーは?
- 音漏れは?
- 人の視線や気配は?
生活してみると、いろいろ気になってしまうことがあります。
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最も気になるのが、冷暖房効率。
- 夏は暑い(冷房が効かない)
- 冬は寒い(暖気が逃げていく)
このように、家の中の室温が安定しない状況になってしまうことがあります。
隣との距離と壁や窓
狭小地や変形型の土地を選んだ時、注意しなければいけないのは、お隣の窓の配置。
例えば、
- 同じ位置に窓があると、隣同士の視線が気になる状態になります
- 窓を開けたいのに、そのまま室内の音が漏れてしまう心配があります。
- お隣の壁が薄いと窓ガラスが薄いと、簡単に騒音が気になる空間になります。
いくら、車の往来が激しい道路に面していないからといっても、お隣同士の問題は避けられません。
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家族構成と必要なスペース
夫婦と子ども1人が限界の家を建てた後に第2子、第3子が誕生。
こんなご家庭もあるのでは?
他にも、子どもが一人でもスポーツや習い事などを始めると荷物も増えます。
当然、購入した当時よりも狭いし、荷物を置くスペースもなくなっていく。
賃貸生活で手狭になって家を買うことを検討したはずが、家を建てた後も数年で狭いと感じる状態になってしまうのです。
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日照条件
主要駅からのアクセスばかりを気にしてしまって、忘れていた。
こう話す人が多いのが、日照条件。 日当たりが悪いといろいろ不便です。
- 部屋が暗い
- 暗いから狭く感じる
- 日中でも部屋によっては照明が必須
これでは、休日を家の中で過ごすのもどこかストレスが溜まりやすい状態になってしまいます。
せめて、家の中にどのくらいの日が入るのかをシミュレーションで出してもらうようにしましょう。
家事動線
狭小住宅の難しいところは、各階に何を配置するべきか?
同じ場所を何度も往復しなければいけない造りになってしまった。
トイレ、洗面脱衣所、お風呂、キッチンなどの水回りの動線は必ず1本線でつなぐようにしましょう。
狭小住宅の後悔注意点
狭小住宅をつくる際には、まず準備しておくことがあります。
生活動線は線を引いてみる
家づくりを始める際には、間取りをいろいろ眺めて検討する人が多い。
しかし、家の広さや家具のレイアウトばかりを気にしていませんか?
そうではなく、最初に以下の行動ルートを直線で書いてみましょう。
- 朝起きて、朝食を食べて、身支度を済ませて出発する動線。
- 日中、買い物をして荷物を置いて、洗濯物を片付ける動線。
- 会社から帰宅して、荷物を片付けて、着替えを済ませてリビングにたどり着くまでの動線。
- 夜、洗濯物を済ませて、物干しを済ませるまでの動線。
- 洗濯物を片付ける動線。
これらがそれぞれ活動しやすいかどうかを確認するようにしましょう。
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断捨離をする
私も新築を購入して7年の間にずいぶん私物を捨てました。
主に服が多かったのですが、半分以上は処分しました。
たったこれだけでもかなり家の中は広く感じます。
今あるものを全て納めるための間取りや収納を考えるよりも減らして調整する。
このくらいの気持ちで考えたら、子どもの荷物もおさまるはずです。
イメージと近い会社に依頼する
住宅展示場やモデルハウスに行く際には、とにかくそのままの家が欲しいと思えるような会社を探しましょう。
なぜか?
特に郊外と東京都内ではモデルハウスの作りが大きく異なります。
- まだ狭小地に住んだこともない
- お隣とかなり隣接した建物に住むイメージができない
こういうご家族は多いはず。
そこで、そのままの家が手に入るなら、欲しいと思えるような会社を探すことが大切。
モデルハウスや展示場は、会社がやりやすい形をつくっていることが多いです。
その会社の癖や特徴が気に入ったら、その間取りで見積りを出してもらう。
このほうがイメージしやすいと思います。
狭小地の家づくりを成功させるコツ
狭小地は土地が狭い。
間取りを考えるのもいろいろ工夫をしなければいけない。
階段下はどう使う?
シューズクロークに扉は必要?
クローゼットは引き戸?片開き?
いろいろスペースの節約をしなければいけない。
だからこそ、実測しましょう。
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今お住まいになっている空間で、以下のリストをつくります。
- 廊下、各居の幅と奥行きを計測
- ベッドや寝具の幅と奥行き、高さを計測
- 絶対になければいけない荷物の幅、奥行き、高さを計測
全てを収めるために必要な自分たちのパーソナルスペースを追加します。
この作業をしておくと、かなり家づくりのイメージは、実際の暮らしに近づきます。