ローコスト住宅という存在を知った。
アイダ設計、タマホーム、秀光ビルド等がインターネット上の検索の中にも出てきて気になる。
住宅をハウスメーカーや工務店という選択方法で迷っている人も多い。
家を建てる時に目安とする価格を選ぶ時、多くの人は、坪単価という表記を気にしている事も多い。
ローコスト住宅については、以下のような内容も紹介しています。
ローコスト住宅に関わる悩みについてもご紹介しています。
住宅の設備についても触れています。
平均相場という考え方
トラブル回避という考え方。
ローコスト住宅の評判の見極め方。
ローコストの住宅には、大きな特徴がある。
その典型例が、FC方式(フランチャイズ)。
コンビニなどと同じように、ある程度業務の実態を知っている人がその会社のノウハウを引き継ぎ、商品として提供を始める。
フランチャイズ展開は、ハウスメーカーの中でも広がりを見せている。
パナホーム、一条工務店なども徐々にこうした方法から全国に展開を始めている。
このように、どこまでが安い金額なのか?
どこからが高い金額なのか?
メーカーの提携を安心として先に打ち立てられるとわからなくなっていく会社も増えている。
こうした中で実際にローコスト住宅は本当に安いのか?
この点を坪単価表記と総額の実態という視点から、業界経験者がご紹介していきます。
ローコスト住宅平均価格目安
ローコスト住宅と言えば、坪単価の目安は50万円以下と呼ばれている。
単純に坪数で考えたら、以下のような数字が出てくる。
建物面積(坪数) | 価格目安 |
20坪 | 1000万円 |
25坪 | 1250万円 |
30坪 | 1500万円 |
32坪 | 1600万円 |
35坪 | 1750万円 |
40坪 | 2000万円 |
無理をする家づくりをする必要はない。
でも、低予算で本当に住みやすい家を買えるなら家が欲しい。
このように願う人にとっては、価格の提示されている内容と現実のギャップに驚くことが多い。
ローコスト住宅価格総額目安
坪単価が20万円台~の表記になっている会社も最近は地域密着の中でも目立ち始めてきた。
しかし、オプションを選ばないと他の会社の規格と比較して同じくらいにならない状況も多い。
例えば、以下のような内容をオプションにしているだけでも大きく坪単価に影響をする。
- ガラスがシングルガラスを標準としている設定【一般的にはLow-Eペアガラスや複層ガラス】
- バルコニーの価格が建物本体の価格の坪単価より高い設定。
- 室内の照明などの電気工事の標準は、部屋に配置する数も内容も決められた商品。
- 節水、節電に影響するトイレ、システムキッチン、お風呂などの本体グレードをあげたくなる対象商品が標準仕様の場合。
このように、あくまで今住んでいる賃貸と同等というラインを満たすためでも標準では規格外となっている会社もある。
だからこそ、総額目安としては、総額費用÷建物面積全体で見たら、坪単価50万円から60万円になることは普通。
この価格は果たして本当にローコスト住宅と言えるのだろうか?
ローコスト住宅平均価格を下げる要因
では実際のデータなどではなぜそこまで坪単価や価格が低く設定されているのか?
この答えに影響をしやすい内容をご紹介していきます。
ローコスト住宅価格目安と販売方法
ローコスト住宅の中でも価格が著しく安いと思える内容がある。
それが、分譲地や建売住宅。
建てたのは、地元の工務店やハウスメーカー。
でも実際に坪単価を計算すると、そこまで高くない。
場所や会社によっては、1980万円で30坪程度の土地に30坪前後の2回建てを購入することが出来るケースも珍しくない。
駐車場も外構工事を済ませて、2台の駐車が可能。
このような建物が実現して、販売されているなら、平均は当然下がる傾向がありますよね?
つまりは、会社として建物の価格で何を基準とするのかが決まっていないため、価格の安い物を引き込みながらの平均になれば価格は下がる。
自分たちが土地と建物を分譲地や建売を使わない場合の付帯工事などを含めた価格では同じ価格では買えないことも多いのはこのためです。
ローコスト住宅価格平均見極め方
あくまで家を建てる目標を掲げる時には、自分たちでも平均の価格を見極める方法もあります。
実際に初心者や住宅についてほとんど知らない初心者でも簡単にできる方法をご紹介していきます。
設備基準規格を自分たちで設定
例えば以下のような内容をすべて自分たちの中で作り上げてしまいます。
- 玄関ドアや室内ドア、床、窓などの住建やサッシと呼ばれる対象でほしいメーカーの型もチェック。
- 自分たちの欲しい家の間取り図に近い内容を提示。
- 外構工事も自分たちの欲しい目安プランを提示。
- システムキッチン、浴槽、トイレなどの水回りの設備も規格を選定。
- 室内照明の種類(メーカーと型)、コンセントの形状や型なども選択。
ここまで作りこんだ上で実際に家づくりを依頼したらどのくらいの総額になるのかを契約の前に確認をする。
この答えが坪単価50万円以下になることは少ないと思います。
では実際に、自分たちの住まいが欲しいエリアではどのように会社を探すべきなのか?
ローコスト住宅平均価格を含めたリサーチ方法
自分たちが欲しい家を実現してくれる会社を探す方法は、2つ。
1つ目はハウスメーカーを含めた総額目安から会社を選ぶという考え方。
規格型住宅と呼ばれるようなプランなら、価格もかなり落とすことが出来る。
このタイプを採用する会社を自分の住みたいエリア対応の会社の中から探すのです。
その方法が、↓
もう一つは、工務店から絞り込みながら、自分たちの欲しい土地のサイズから得意な間取りプランを提示してもらった上で価格目安を調べる方法。
その方法が、↓
自分たちにとってどんな家を建てることが理想なのか?
その実現のためには、木造や鉄骨を含めて何を選べばいいのか?
このような指標を持ちながら、まずは色々な会社の特性を資料請求で知ることが第一歩です。
こんな感じという曖昧な雰囲気よりももっと中身にこだわって、1つ1つを細分化した形で決めていく。
この作業があるだけで、ずいぶんリアルな価格の目安になると思います。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。