- ツーバイフォー住宅が良いかも!
- 住宅展示場でツーバイフォーの内装や外観が気にいった
- ハウスメーカーや地域密着の工務店で建てれば安心?
こんな悩みを解消します。
ツーバイフォーの中身は、特殊な構造です。
つまり、劣化が進んでもわかりにくいのが特徴です。
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今回の記事では、ツーバイフォーの劣化や寿命について、わかりやすく解説します。
ツーバイフォー工法とは
ツーバイフォー工法とは、木造枠組壁工法のひとつです。
工法の特徴
簡単に言えば、壁や床を面で支える「面構造」です。
使用されているのは、サイズが約2インチ×4インチの木材です。
枠の中に、構造用免罪を接合して、「ダイアフラム」を構成します。
金物、金具なども一体化させることで、頑丈な六面体構造を形成する工法です。
ツーバイシックスとの違い
ツーバイシックスは、ツーバイフォー材よりも壁が厚くなります。
この厚みにより、上からの荷重に耐える強度がアップします。
断熱材を入れることで、断熱性や省エネ効率もアップします。
ハウスメーカーのZEH仕様の住宅は、外壁にツーバイシックス材を採用するのが主流になっています。
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在来工法との違い
在来軸組工法との違いについてご説明します。
枠組壁工法であるツーバイフォーは、コンクリートの土台の上に面材を接合して、壁や床など六面で構造体をつくります。
一方で、在来工法は、コンクリートの土台に柱を立てます。
次に、梁を水平に渡したら、筋交いという木材を入れて構造体を作ります。
ツーバイフォー工法のメリット
耐震性能が高い
剛床という表現を使う会社も多いですが、地震での縦揺れ、横揺れなどの外的な圧力を建物全体で受け止める構造になっています。
つまり、荷重を全体に分散させることで、ねじれや変形を防ぐことが可能な構造になっています。
地震による全半壊を防ぐ構造として知られています。
2011年に発生した東日本大震災での被害状況ですが、ツーバイフォー住宅は、地盤による原因に該当しない場合、地震による建物の変形が原因となった全壊はゼロ、半壊は2件のみだったというデータが開示されています。
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耐火性能が高い
火事になったらどうなるのか?
各部屋の天井や壁の内部の厚みに注目しましょう。
12.5㎜以上の石膏ボードが設置されている場合は、次のような反応を起こします。
- 炎が当たることで熱分解を起こす
- 約20分間水蒸気を発生し続ける
結果的に、壁の内部や天井裏の温度が上昇しにくくなりますので、構造体が着火点とよばれる260度まで上昇する時間を遅らせることが可能です。
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省エネ性能
2022年のウクライナ情勢によって、電気代の基本料金や利用料が大幅に上がりました。
建物の外壁が外気温の影響を受けにくくします。
屋内はどうなるのか?
室内は、石膏ボードと断熱材によって、断熱効果を高める構造になっています。
遮音性が高い
六面構造体は、気密性が高いだけでなく、さまざまな素材を使用しますので、家の内外の音の伝わりを抑える効果もあります。
間取りの自由度
- 小屋裏の空間を利用したい
- 屋根勾配を利用して収納スペースを作りたい
- 小さい三角窓のある空間に憧れている
こんな目的がれ場、採光、採風を目的に設置しやすいです。
ツーバイフォー工法のデメリット
建築コストが高い
単純に言って、構造体に使う部材が多いです。
建築基準法により、JASやJISの適合品を使用することが定められているため、変更はできません。
つまり、構造体ではコストの調整が困難になります。
劣化が進むとどうなる?
劣化の症状にはいろいろあります。
- 耐震性が大幅に低くなります(倒壊するリスクが高まります)
- 木材がズレる可能性がある(床の傾き、天井から木くずが落ちてくる)
- 塗装がはがれやすくなる
- 水廻りにカビが生えやすくなる
結果的に耐震性も耐火性も気密性も経年劣化は避けられないということです。
つまり、コストをかけるだけの価値は?といわれると正直よくわからなくなってしまうのが現実です。