- ファミリークロゼットがある家って使いやすいの?
- 30坪、40坪の家の間取りにはどう反映すればいいの?
- 新築マイホーム購入後に失敗後悔した人の原因は?
ファミリークローゼットも何を入れるか?どこに配置するのか?というだけで失敗後悔をする人もいます。
ファミリークローゼット関連記事。
今回の記事では、ファミリークローゼットの失敗後悔原因について、以下の目次で解説します。
ファミリークローゼットとは
ファミリークローゼットのある間取り【メリット】
ファミリークローゼットのある間取り【デメリット】
ファミリークローゼットの後悔原因
新築マイホーム間取り後悔注意点
ファミリークローゼットとは
ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類を収納するためのクローゼットのこと。
間取りの種類
ファミリークローゼットには、2つの種類があります。
- ウォークインクローゼット
- ウォークスルークローゼット
ウォークインとウォークスルーの違い
ウォークインクローゼットは、入口が1ヶ所。
ウォークスルーは、入口が2ヶ所。
これが最大の違いになります。
ファミリークローゼットのある間取り【メリット】
ウォークインクローゼットがあると何が便利なのか?
- 物の整理整頓
- 生活動線
- 家族での共有
順にご紹介します。
物の整理整頓
一カ所にまとめることは、以下のような悩みを回避できます。
- どこに置いたか忘れた
- 鞄、服などファッションアイテムや小物を家中歩いて探さない
- 本、保証書が見つからない
- 季節家電を置く場所がない
- アウトドアグッズはどこに置く?
服だけでなく、さまざまなアイテムを一カ所にまとめることが可能。
生活動線
- 鞄と服を一カ所で確認できる
- 物の出し入れに使う部屋が一つになる
- 着替えなどのプライベートタイムが確保しやすい
身支度で複数の部屋に出入りしなくて良い。
イベントグッズも一カ所で管理できる。
時間の節約になります。
家族での共有
- 姉妹でのアイテムの貸し借り
- 親子で鞄やバッグの貸し借り
同性同士でアイテムを共有しやすい。
ファミリークローゼットのある間取り【デメリット】
便利なスペースを用意するには犠牲にする対象もあります。
- 部屋が狭くなる
- 配置が難しい
- 変形型になることもある
- 片付けの方法が違う
順にご紹介します。
部屋が狭くなる
主寝室、リビング、子ども部屋、書斎など居住スペースはいろいろあります。
しかし、収納スペースを用意するためには、居室を狭くすることになります。
- 寝室が狭くなった
- 子ども部屋が犠牲になる
- トイレの配置に困る
何を優先するべきか迷う人は多い。
配置が難しい
延床面積30坪から40坪で4LDK以上の部屋数を用意する場合は、注意が必要です。
- 1階に配置するべき?
- 玄関のクロークとどっちが優先?
- 主寝室の隣のほうが使いやすい?
窓や風通し、カビ等の課題もあります。
変形型になることもある
- コの字型
- L字型
などハンガーパイプの配置に困ることもあります。
ウォークインクローゼットコの字型収納をおすすめしない根拠体験記
片付けの方法が違う
- スカート、パンツの片付け方が違う
- バッグを片付ける時に荷物がそのまま入っていた
物を共有する際、使用後の片付け方で喧嘩になることも!
複数人が使用することで、どんどん煩雑になってしまうケースもあります。
ファミリークローゼットの後悔原因
ファミリークローゼットの後悔原因はいくつかあります。
- 狭い
- 暗い
- 足りない
- 配線工事
順にご紹介します。
狭い
- 1畳、2畳、3畳、4畳どのくらい必要?
- ハンガーラックがすぐにいっぱいになってしまった
- 人の身動きが取れない
- 狭くても物を入れて管理していない。
パーソナルスペースを確保していないと、中で作業がしにくい状態になります。
ウォークインクローゼット1畳の使い方や失敗の典型例を元現場経験者が解説
3畳
各広さ毎の注意点をご紹介しています。
暗い
着替えをすることを考えるなら、道路に面する方位に配置する人はいないはず。
窓も最小限。
すると、室内は早い時間から暗くなることもあります。
足りない
- ハンガーラック
- フリーラック
- 引出し
衣類の収納だけでもかなりスペースが必要な場合、以下のアイテムにも注意が必要。
- 高さが必要なスキー、スノーボードなどの板関連
- 高所作業用の脚立
- 釣り等の趣味のアイテム
天井高を考えると、斜めに立てかける。
こんなことを考えていくと、スペースがどんどんなくなっていく。
配線工事
- 電気なんていらない
- 隣の部屋の電気をつければ使える
こう思っていたのは、夫婦二人暮らしの生活。
子どもが生まれたら?
- 寝室の電気が使えないから夜は真っ暗。
- コンセントがないから充電しながら作業は不可能。
- 掃除機などを収納しようと思っていたのに!
こんな感じで、コンセントや照明の配置を忘れている人もいます。
新築マイホーム間取り後悔注意点
なんのために用意するのか?
洗濯物の片付け
毎日の洗い物をどう片付けるのが簡単なのか?
- 洗う
- 干す
- しまう
この流れを考える時、干す場所として考えるのは危険です。
日当たりが悪い場合は、結露やカビの原因になるから。
リビング続きの和室は押し入れのほうがおすすめ
我が家にもリビング横に和室を配置しています。
和室にある収納スペースには、以下のアイテムを片付けるほうがおすすめです。
- お客様用の座布団等
- 宿泊者用の布団
- 子どもの玩具
- 1階リビングで必要になる生活用品(ティッシュ、ゴミ袋等)
クローゼットにすると、臭いが入り込みやすいので要注意。
いるのかいらないのか?
夫婦それぞれが衣装持ちなら、意見の違いは少ない。
しかし、夫又は妻の私物が多い。
こんな家庭の場合、いらない、もったいない、邪魔などの意見が聞こえてくる。
こんな時には、以下の点を話し合いましょう。
- 重要書類の保管場所はどこ?
- 季節物の布団を片付ける場所はどこ?
- ヒーターや扇風機な度の季節家電の収納はどこ?
- 大型ごみに出す不用品の一時退避場所はどこ?
上記の内容に答えが出せないなら、必要です。
全て対処可能なスペースが確保されているのであれば、不要です。
これがシンプルな考え方。
つまり、一時的に生活に必要な荷物を保管するために用意すると考えるのが簡単です。
よくある誤解
- 資料を集めよう。
- いろんな間取りを見ればヒントになるかも!
これは問題解決にならない。
なぜか?
建物を建てる会社の特徴や考え方(構造計算)が異なるから。
ハンガーパイプ1本の耐重量ですら、大きく異なります。
つまり、会社を問わず情報収集をしても「役に立たない」ことも多い。
もし、検討するなら、「会社名 ○○」等、シリーズ名や同じタイプで家を建てた人の間取りを参考にしましょう。
トレンドなんて関係ありません。
地域性や家族の背の高さ、荷物の量もそれぞれ違います。
無料見積りのようなサイトから資料請求をするのは無駄です。