- リノベーション
- リフォーム
- 増改築
住宅市場には、さまざまな専門用語が存在します。
今自分がやりたいことはどれなのか?
業者や会社を探す時には、どのキーワードで探すべきなのか?
1文字違うだけで全く違う言葉になってしまうので注意が必要です。
マンション購入関連記事。
今回の記事では、イノベーションの意味や定義、文章における使い方について、以下の目次で解説しています。
イノベーションの定義
イノベーションの意味や使い方
イノベーションを用いた例文
リノベーションとの違い
イノベーションの定義
イノベーションとは、不動産業界で「改修」や「修繕」の意味で用いられる用語。
デジタルの業界でも使われるようになったため、混在している方も多い。
イノベーションとは
英語:Innovation 直訳:革新 以下の5つに分類されています。
- 生産物の創出
- 生産方法の導入
- 新しい市場の開拓
- 新しい資源供給の獲得
- 新しい組織の実現
順にご紹介していきます。
生産物の創出
スマートフォンが誕生したのもこの代表例。
つまり、
- これまでに存在していたものを組み合わせる
- 新たな発想を加える
この方法によって、パソコンと携帯電話という組み合わせが誕生したのです。
生産方法の導入
画期的な方法を駆使して、モノの生産やサービスの工程において、スピードアップ、効率化、簡略化等を実現する。
例えば、家を工場で作る時代という考え方もその一つ。
他にも、トヨタが打ち出したプロセスとして、「無駄、無理、ムラ」をなくした「かんばん方式」もその一つです。
新しい市場の開拓
それまでビジネスの市場と見込まれていなかった領域に価値を見出す。
新たな市場として開拓する。
例えば、テレビゲームにおける課金市場。
他にも、
- コンテンツ販売
- クラウドファインディング
- ソーシャルゲーム
等新しい市場が誕生したビジネス市場は数多く存在します。
新しい資源供給の獲得
製品の部品調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの流れを「サプライチェーン」と呼びます。
このサプライチェーンの改革によって大きな成果を上げることをサプライチェーン・イノベーションを呼びます。
経済産業省の中でもサプライチェーン・イノベーション大賞というのが存在します。
コロナ禍でも取り上げられているのは、物流効率の向上だけでなく、CO2排出の削減等が求められている。
だからこそ、革新的な発想が求められているのです。
新しい組織の実現
組織の在り方そのものを見直す必要がある。
その結果、目覚ましい成果を上げるのが組織イノベーション。
例えば、社内ベンチャー制度などもその一つ。
ティール組織もその一つ。
ティール組織とは、「目的に向かって、その組織の全メンバーがそれぞれ自己決定を行う自立的組織」を意味します。
イノベーションの意味や使い方
イノベーションの意味
直訳すると、「革新」や「刷新」、「新しく取り入れたもの」という意味を持つ。
動詞は、「innovation」であり、「新たにする」という意味。
語源:ラテン語の「innovare」
日本語的な意味
日本語としては、「技術革新」「新たな活用法」といった意味を含みます。
単に新しい物を作るのではない。
常識を覆すほどの大きな変化 暮らしを変えるほどの革新。
こうした対象を指す。
例文
「イノベーション」を文として含めた際には、以下のような表現が可能になります。
- イノベーションを巻き起こす
- イノベーションをもたらす
等があります。
つまり、常識をつく我エスほどの革新を意味するからこそ、人間の生活を一変させるほどのインパクトがある事象に対し、「起こす」「もたらす」等を使って表現するのです。
それまでは「技術革新」等の意味合いで使われていた。
しかし、最近は、どんな分野でも「新しい価値観の提供」等という考え方から、「ITイノベーション」という言葉も生まれています。
リノベーションとの違い
イノベーションとリノベーションは大きく意味が異なります。
リノベーションの意味
英語:「renovation」
意味:「修復」「刷新」
利用方法:主に既存の建物に大幅に手を加えることで、新しい価値を生み出すという改修工事のこと。
リノベーションとリフォームの違い
用語 | 意味 |
リノベーション | 建物に大幅な変更を加えること |
リフォーム | あくまで元の状態に戻すこと |
不動産業界注目のイノベーション
不動産業界に革新的な発想なんてあるのか?
これまでと異なる発想の中には、書面上のやり取り等が残っています。
例えば、
- 契約書面の確認
- 申込書の記入
- 住宅ローンの申し込み
などまだまだ店頭でペーパーレス化が進んでいないアナログな考え方を継続する過程が存在します。
その対象は、150以上あるとも言われています。
こうした部分の見直しを推し進めることのひとつが3D による仮想空間での展示場訪問。
自宅に居ながら、指定のURLにアクセスすることで、立体的な間取りや設備等を体験できる。
このような仕組みが今後も進んでくれたらもっと家づくりがイメージしやすいかもしれません。