新築照明だけでなく、リフォーム、リノベーションという方法を選ぶ人が増えた住宅市場。
昔の賃貸には、多くがダウンライトというタイプを採用していない。
ほぼすべてと言っても過言ではないほど玄関、キッチン、リビング、トイレ、脱衣所、お風呂、和室などの畳スペースを含めてシーリングという引っ掛けるタイプを採用している。
だからこそ、どこの空間でも簡単に誰でも電球の交換などを切れた球を家電量販店に持ち込みながら、照明器具コーナーで相談して購入ができた。
さらに、明るさも昼白色や白だけでなく、最近はインテリアの影響からも種類や調光など機能も色もさまざまなタイプの照明器具が登場している。
こうした流れがあるのに、なぜ新しい家づくりをする人の多くは、照明を選ぶ際にダウンライトを選ぶ?
光熱費が気になる人は、多くがledを使用する照明器具を選ぶ。
しかし、この決断は必ず成功と言えるのか?
私のサイト内でも照明の選び方については、以下のような内容をご紹介してきました。
新築照明のプランニングについてもご紹介しています。
新築照明失敗原因3つの特徴と後悔しないプランニングのコツや注意点現場に多い相談体験記
私のサイトは、不動産住宅物件探しから購入した後にも失敗後悔をしてほしくないという思いから経験を積み重ねた中で培った情報をご紹介しています。
今回の記事では、ダウンライト流行りと悩みという視点で2018年に私に届いた悩みと解消法を以下の項目でご紹介しています。
ダウンライト流行りの裏事情|現場経験
ダウンライト流行りに妻が悩んだ内容
ダウンライト流行りを無視した我が家
自分の家の中でどんな暮らしが暮らしやすい、生活しやすい家になるのか?
この答えを考えた時、私は子育て世代の家ほどまだまだダウンライトを積極的に使って満足の設置ができるとは思えない。
もし設置するならどうすればいいのか?
こうした悩みを抱く方向けに少しでも場所を問わず使える方法をご紹介していきます。
ダウンライト流行りの裏事情|現場経験
ダウンライトを設置する家屋はマンションでも注文住宅でもリフォーム向けでも非常に増えた。
展示場やモデルルーム、モデルハウスの中に1つもダウンライトがないという合わせをあまり見ないという方もいるのでは?
でもなぜこの形の照明配置が流行したのか?
この答えには、いくつか理由があるのです。
ダウンライトの数と配置は工事費増加のきっかけ
過去の照明の設置費用は、シーリング1ヶ所というスポット的な工事が多い。
つまり、電気工事を行う担当者の仕事は非常に少ない。
工賃が安いし、、器具は時代の流れで種類も形も増えて、原価が高くなる。
当然1つ設置するだけのための工事費用と出張費などの採算性を合わせることを考える住宅の中でコンセントなどの配線工事と同じほとんど利益が出ない。
天井に取り付ける照明をシーリングライト1つで済ませる形を当たり前としている時にはこういう事が現場の中でも多い。
しかし、この問題を一気に解消してくれたのが、ダウンライトとも言える。
リビング1つでも6箇所以上の工事を依頼される形になる。
材料も当然複数発注することで採算性が合わせやすい。
このように、内部事情の電気に関わる配線工事担当との関係性も複数で点灯を必要とするタイプを採用する事がメリットを生み出した。
ダウンライトは「新しい」を期待する人向け
日本では、こんな表現がよく使われている。
- 古民家
- 築年数
- 老朽化
- 昭和の雰囲気
あたかも古い的な表現を使う事が多い。
住宅市場の中では、事例として演出という見方がされるようになってきたのがマンション建設の増加と築年数増加に伴う差別化意識。
以下のようなインテリアパーツもその代表例と言える。
- アクセントクロス
- タイル、無垢などのフローリング以外の床材の採用
- アイランドキッチンなどのシステムキッチンの形状変化
- ジェットバスや自動洗浄などの水まわり器具の進化。
こうした内容的な新しいを実感してもらう事で人気や注目を集めることで、口コミなどを引きお起こす方法を見つけたかった。
つまりは、家の中で照明を使って作業をする時に明るく感じるための工夫という感じよりもどこかで照らす照明器具をインテリアとして見せるパーツとしての見た目の魅力に使っている。
こうした内容を私は現場にいた時代からよく中で、こんな会話と共に聞いていた。
「こんな小型の照明を使っても所詮交換が大変なだけなんだけどな」
ダウンライトは長期的な提案のきっかけを実現
明らかに昔よりも簡単に自分で交換ができなくなった。
ledダウンライトの照明の器具の中には、中の照明だけを交換する事は不可という設計になっている商品の方がまだまだ多い。
もちろん提案を受ける時にこうした内容もきちんと確認をする事が重要。
しかし、スポット型の形状やスペースによるインテリアの好みを実現したい人の中にはこういうことまでしっかり確認しないまま決断している人も多い。
- デザインとして、四角なのか丸型なのか?
- 数は何個必要なのか?
- 壁や天井などどの方向からライトを照らすべき?
カーテンレールなどの取り付けとは全く違うポイントの問題が非常に多い。
つまりは、室内のリフォーム依頼を生み出すための材料としては最適な商品とも言えるのです。
その家に住んだこともない人がその家にはいった時に必要な光量もサイズも数も正確に事前に把握するのは不可能に近い。
以下のような内容が分からない事がポイント。
- トイレやリビングなどの広さだけでなく方位や周辺からの光が入る量も不明
- 人の視力や明るさの好みの違い
- 室内で何をしたいのか?(読書、テレビや映画観賞、家事、炊事等)
このような内容が全て感覚が同じとは言えない。
だからこそ、住み始める前と後では位置1つでもリフォームを依頼したくなるような内容となる。
ダウンライト流行りに妻が悩んだ内容
上記に掲載してきたような内容について私に2016年、2017年、2018年とこのサイトを運営している中で多くの方からのご相談をいただきました。
ダウンライトの流行りにのるべきなのか?
私は今の新築を設計したのが、2014年です。
当時の流行りとしてもやはりダウンライトは、打ち合わせの時にもおすすめプランで入っていました。
しかし、我が家の生活のシーンを考えたら、まだ子育て真っ最中。
2015年の引渡しを受ける時には、第2子が誕生する時だった。
つまり妻は妊婦の時に打ち合わせを経験していた。
そんなタイミングの時だったからか、妻は以下のようなことを考えていた。
- 照明を交換する天井までの高さがシーリングよりも大変になるのは怖い。
- 光源が変わる事は正直全体として暗いと感じる可能性も心配。
まだ店舗もledが蛍光灯から変化を始めるような時期だった。
でも結局は、その光量の届く範囲が狭いせいか、どこか暗く感じるスペースがあることが気になっていた人も多いはず。
全体としては柔らかいというよりもスポット的に効果が高いのがダウンライト。
この種類は正直、家の中のイメージとして実際に見た時、目が痛くならないのか?
このイメージを先行させたからこそ、我が家は以下のスペース以外に使うのはやめた。
- トイレ
- ウォークインクローゼット
- 主寝室
- キッチン
- 階段
- 廊下
- 玄関
上記の場所に取り付けて使うのはあくまで臨時の人が使う時だけ。
それ以外のリビング、ダイニング、子ども部屋、などを使う時には、それぞれの人の好みによって変えたい。
各スペースの選び方についてもご紹介しています。
ウォークインクローゼットの明るさとledダウンライト選び方注意点
新築キッチン照明ダウンライトとスポットライト比較内覧会画像付
LEDダウンライトリビング新築照明選び方と注意点配置画像付解説
時間により異なるし、電源として使う人によって好みの明るさも感じることも違う。
これをすべてダウンライト1つでまとめることは無理を感じる。
だからこそ、生活スタイルの中でできるだけ個人の好みという問題に直面しないためにダウンライトを居室に採用することを控えるようにしたのです。
ダウンライト流行りを無視した我が家
結果として、将来もまだダウンライトに変える予定も必要ないと感じている我が家。
自分たちの生活スタイルとして、照明の量もできるだけどのスペースでも調光が必要と考えた。
子供たちのいる時間と大人だけの時間は別物
クリスマスや誕生日など子供たちと楽しみたいイベントもある。
こういう時の調光ですら、ダウンライトは調光可能なタイプを選ぶ必要がある。
さらに、調光タイプほど交換が不可という商品が多いのも大問題だった。
このように考えたら、生活スタイルを問わず将来の可能性としては、不要だったという声がかなり近い将来に感じる可能性があった。
できるだけシーリングでまとめておく。
この考え方がかなりまだまだ子供が成長するまでの時間には必要な考え方だと私は感じる。
夜間トイレに入るのも子どもが電気を付けられない
実際の生活の中で夜間トイレに行く時には、子どもたちはトイレの照明が明るいからつけたくないと言っている。
寝ている間にトイレに起きる事がある人はたくさんいる。
でもその人たちがいきなり柔らかい照明で生活していた賃貸での暮らしからスポットライトのようなダウンライトを使うトイレに切り替えたら?
この生活では、近くの光がもれる程度で充分だと思えるシーンは多いはず。
つまりまだまだ空間として、実生活に役立つ照明としてダウンライトを積極的に採用できるスペースは少ないと私は感じている。
ダウンライトの流行りについて、個人が感じているこのほかの悩みも実際にいろいろ見ておくと参考になると思います。
あなたの家が照明器具で住みやすい、暮らしやすい設計になることを願っています。
2018年から2019年になってもまだまだ選択する人が増えるであろう照明器具のインテリアとの問題。
今後の自分たちの視力などを考慮した選び方として参考にしてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。