- 断熱材はどのタイプを選ぶべき?
- 高気密高断熱の会社を探している
- セルロースファイバーのメリットデメリットを知りたい
断熱材によって、住環境は変わる。
快適な家づくりを目指す時には、断熱材の種類にも注意が必要です。
実際に、使われている素材のメリットデメリットを比較しましょう。
他の断熱材についてもご案内しています。
【断熱材】硬質ウレタンフォームの特徴、メリットデメリットと選び方のポイント
家の設備や内装よりも長い目で見るなら、断熱材や気密性を高くするするために使用する材料に注目することをおすすめします。
建物自体がコンクリート、軽量鉄骨、木造というカテゴリにわかれています。
さらに、自然素材の家や全館空調などそれぞれの会社が独自のパーツを導入している会社もあります。
まずは、その一つ一つを確認しましょう。
住んでみて、夏暑くて、冬寒い家が注文住宅では、何のために家を買ったのかわからなくなってしまう。
せめて、夏は涼しく、冬も寒さから身を守るのに苦労しない家を建てたいですね。
今回の記事では、「セルロースファイバー」のメリットデメリットについて以下の目次で解説します。
セルロースファイバーのデメリット
セルロースファイバーとは
セルロースファイバーのメリット
セルロースファイバー口コミ,評判
後悔の口コミ
【見極め方】
結局は、施工が難しい。
ただ詰め込めばいいものではない。
構造上の計算がきちんとできていない場合は、吹付にすればよかったという声が出てくる。
セルロースファイバーのデメリット
セルロースファイバーのデメリットは以下の4つ。
- 価格
- 施工の難易度
- 施工日数
- 施工後
順にご紹介します。
価格
量が必要です。
具体的には、省エネ対応グラスウールと比較すると、約3倍以上。
つまり、コストがかかる。
おおよそ、48万円ほど高くなります。
施工の難易度
グラスウールのように、マット状になっていない。
以下のような工事が必要です。
- 建築現場でシートを貼る
- シートの中に1スパンごとにホースで吹き込み作業を行う
手間が多い。
壁だけでなく、天井にも施工を行います。
当然、日数がかかるのです。
施工日数
上記のような施工を行う分、他の業者が同時に入るのが遅くなる。
結果的に、工期や納期にも影響が出る。
【施工後】
職人さんの腕次第ですが、形状が崩れることがあります。
他にも、夏は暑いという声も聞こえてきます。
その理由は、施工の箇所です。
屋根にも同様に施工しているのかによって、同じ素材を使用した際にも体感温度が変わります。
同じ断熱材を使っているのなら、優れている、優れていないとは言えないはず。
しかし、実際に住んだ人達から、たくさんの声が投稿されています。
セルロースファイバーとは
セルロースファイバーとは、天然の木質繊維のこと。
グラスウールとの比較ポイント
グラスウールやロックウールには空気砲がありません。
1本1本の繊維の中にも小さな空気砲があります。
これが高い断熱性を生み出します。
【アメリカでは市場ナンバー1】
欧米や諸外国が発祥の素材です。
海外では、断熱材のシェアナンバー1。
つまり、性能としては、信頼されている商品です。
【その他の断熱材と比較】
工務店によっては、性能が最強と紹介している。
しかし、本当にそうでしょうか?
熱伝導率で比較しました。
種類 | 熱伝導率 |
高性能グラスウール | 0.038 |
ロックウール | 0.038 |
現場発泡ウレタン吹付断熱 | 0.034~0.04 |
セルロースファイバー | 0.04 |
上記の4つが日本国内のシェア率で95%を占める。
どの分野を選ぶとしても大した差がない。
セルロースファイバーのメリット
メリットは以下のとおり。
- 高い断熱効果
- 調湿効果
- 結露やカビなどの腐朽菌予防
- シロアリ、ゴキブリ等の外注予防
- 防音性能が高い
- 防火性能が高い
- 無垢材や塗り壁と相性が良い
コストがかかる分だけメリットはあります。
しかし、この情報にも疑問があります。
防音性能への疑問
そもそも戸建て住宅の場合、防音性能が試されるのは、窓(サッシ)。
- 大開口
- 窓が小さい、少ない家
上記の2つの家を比較すると、窓が小さい、少ない家のほうが圧倒的に防音効果が高い。
つまり、防音性能をデータ化してもあまり意味がない。
結露効果への疑問
壁体内の結露リスクは、計算によって算出することが可能です。
うまり、結露リスクは回避可能な内容。
安定した施工精度を求めるなら、現場発布ウレタン吹付断熱のほうに分がある。
調湿効果
他の断熱材との違いとしては、高い調湿効果が期待されています。
先ほどの結露の問題だけではありません。
梅雨の時期や台風が多いシーズンの湿気対策を心配している方には、おすすめです。
断熱材の選び方
断熱材を選ぶことが重要なのか?
断熱材の性能だけではない
気密性能が伴ってこそ、効果を発揮します。
つまりは、現場施工吹付断熱と比較するなら、価格面で吹付断熱のほうが安くなる。
他のサッシの標準設備がトリプル樹脂サッシになっているのか?
アルゴンガス注入がされているのか?
こうした点が比較ポイントになると思います。
【必ず確認してほしいこと】
安価で提供している会社は要注意。
確認方法は、日本工業規格【JIS認証品】であるかどうか?
JIS規格が取れているか?
この点を確認するようにしましょう。