初めてのマイホーム購入はわからないことが多い。
不安もつきまとう。
自分のこれまでの決断が正しかったのかと考える事も多いと思います。
マイホーム購入時の考え方については、これまでにも以下のような内容をご紹介してきました。
貯金があったはずの生活が一変する。
子供の教育費に必要なものを買ってあげたい時に残ってる残高がもう底をつくギリギリのライン。
もう今の残高を残しながら生活を維持することは難しい?
こんなことになってしまうことがないようにするには、どうしたらいいのか?
マイホーム購入後貯金残高が実際に20万円しかない現実を私も注文住宅購入後に体験しています。
家具も前に使っていたものを処分。
家電も現在の暮らしに合わせて今まで貯めていた分から買ってしまった。
このような現実の先に、毎月の生活に必要な資金や金額を収入の範囲で買って行けると思ったのに!
こうならないための準備を以下の項目でご紹介していきます。
マイホーム購入後貯金残高20万円の暮らし
マイホーム購入後貯金残高20万円の貯蓄額
マイホーム購入後貯金残高20万円からの今
まずは何よりも毎月の出費している金額よりも確認するべきことがある。
家を建ててから子どもの清津ように合わせて支払いは増える。
当然親が勝っておくべきと判断する内容も出てくる。
将来の老後の準備も少しでも始めておきたいなら今から考えておくべき貯蓄の方法についても参考にしてください。
マイホーム購入後頭金はいくら?
私が自分の家を購入した時の手元に残った貯金額をご紹介していきます。
「頭金はいくらくらい用意したら良いですか?」
こんな質問に対して今の時代の流れから計画に必要なポイントをご紹介していきます。
頭金は余力にすぎない
- リストラや人員削減の動き
- 会社の倒産や破産
- 残業代カットなどの月給、年収のダウン
正直、勤続年数が長い人でも関係ない時代になっている。
40代50代になれば、早期退職を迫られる人もいる時代。
だったら、まずは自分の将来を10年以上の単位で考える事が重要になります。
頭金の意味と価値
一昔前からもう住宅ローン審査に頭金の価値はなくなっている。
正直、一度出したお金は二度と帰ってこない。
- ローンが通らないかもしれない。
- 返済比率が気になる
- 年収の何倍の借入まで可能なのか?
こんな疑問を銀行の担当者やファイナンシャルプランナーに聞いたところで同じ家庭環境で同じエリアで住む人でなければ本当の意味での生活は理解できない。
住宅ローンを払っていけるかどうかのほうが重要だということにもう少し多くの人が気付いてほしいと思う。
出せる分が答え
- 生活にも別に使う予定はない。
- 家族旅行や外食も特にしていない
- 購入する大型の家電、家具も特にない
このような生活スタイルの中で、共働きの家庭でしばらくは子供がいらないと思っていても将来はできてしまうかもしれない。
こんな状況になっても毎月の生活には困らないと言い切れる貯金を残すことが重要なのです。
マイホーム購入予算の考え方
一体いくらの物件なら購入可能なのか?
この答えについては、住宅ローン年収別借入可能額や月々返済額目安まとめにて、無難な生活を続けるための考え方をご紹介しています。
ローンの借入額を減らす価値
正直、ローンがいくらかどうかということよりもまずは1年目、2年目の毎月の生活費を知ることが重要。
物件の種類 | 賃貸と異なる出費項目 |
マンション | 管理費,修繕積立費,インターネット回線費用,駐車場代,駐輪場台等 |
一戸建て | 外構のメンテナンスコスト,ポストや外の倉庫などの管理コスト |
賃貸の時期には全くかかっていない存在があります。
このほかにも固定資産税、火災保険地震保険等が必ず1年に数回の頻度で発生する。
「自分の年収ならこの金額まで借入が可能と言われたから買ったのに」
帰るから買うのではない。買っても生活に影響が出ない程度の家を買う。
これが「身の丈に合うマイホーム購入計画」と言えるのです。
将来の資金計画
「現在の家賃程度の住宅ローン返済額であれば払っていける」
この表現ほど怖いものはありません。
むしろ、私は当時の家賃よりも毎月1万円安い程度で考えていました。
なぜか?
その差額分の年間13万円程度が固定資産税に消えることを意識していたから。
なぜこの負担分を不動産会社もファイナンシャルプランナーも銀行の担当者も説明をしないのか?
この答えは簡単です。
紹介などを行って手数料や自分の利益を求めるから。
「大丈夫だと思います。」
「同じような年収の方が数多く購入しています」
こんなセリフは正直、対象の相手が節約の日々で来月には払えなるかがわからない状態になっているかどうかも知らないのに。
私は正直、「我が家の家計も把握せずによく住宅を買うのが大丈夫なんてことを言えるな」
こんな気持ちになっていました。
マイホーム購入後貯金残高目安
私のもとにご相談をされている方に共通する回答をご紹介していきます。
試算方法の基準
子供ができれば、預貯金を増やすというのは大変になるかもしれない。
共働き世代は特にこの認識が強いはず。
- 奥さんが働けなくなる可能性
- 夫も早く帰ってくるようになれば残業代も稼げない
- 子どもは大きくなるにつれてお金がかかるようになる
この負の連鎖をきちんと把握することが重要。
月収と毎月の生活費。
この2つで考える事が重要です。
定期預金などの存在価値
もしこれまでに住宅購入のための定期預金をしてきたとします。
私なら、この預貯金は、別で使います。
その使い道は?
老後に向けた外貨積立生命保険等で資産管理。
将来は意識しても年間で100万円の貯金をするのはむずかしいかもしれない。
だったら早めにそのお金を少しでも利子がつく形へシフトすることが重要。
今と将来の現金の価値の違い
500万円、600万円などを頭金に出すのは正直無価値に等しいとさえ私は感じています。
所詮は、返済額として考えたら、月1万円程度。
全期間のトータルで計算をしても200万円にも満たない程度の差しかない。
その金額では、新車で車一台を購入できるかどうか程度の力でしかない。
正直、このお金を今出すくらいなら、将来で買い替えのタイミングまで残しておくことのほうが大きく価値を感じられる。
マンション,戸建購入後の理想
私が伝えている基準は、以下の考え方になります。
- 収入、支出、収支、預貯金を毎月、1年の2つで把握すること。
- 預貯金の内で数年後の目的があればそちらを優先する。
- 住宅購入後のイベントについてリスト化する(子供の進学、入学等)
- 住宅購入に求められる諸費用や手続き代行費用などの細かい現金支払い分を計算
- 家具家電、カーテン、照明等の施主支給分の購入費用を計算
これらをすべて検討した上で、余った余力と言える金額があるのであれば、その半分を頭金にする。
これが計算する上での理想。
数字的な解釈で伝えるなら、ローン返済金額プラス定期的に口座引き落としがされる金額の6ヶ月から1年分を残す。
根拠は?
失業や会社が休業になってしまった時のための準備資金。
当たり前の話ですが、自分の置かれた状況が今のまま確実に良くなっていくなんて考えてはいけないのです。
常に厳しい状況に追い込まれた時にも対応できるようにする。
これが基本の考え方であると伝えたいのです。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。