家を建てたいと初めて思ったのは、16歳。
最初に新築マンションを購入したのは、29歳。
初めて自分の家を建てたのは、35歳。
この後、自分の人生でもう2棟家が欲しいと思っている自分がいる。
なんのために?
よくこの質問が会話の中で聞こえてくる。
土地があるわけではない。
それでもまた新しい家を建てたいと思っている。
その理由は、自分の中での住宅へのこだわりや家が心から好きだからだと思う。
これまでにも、家が欲しいと思った人に対して、以下のような内容をご紹介してきました。
家が欲しい心理や価値観|結婚後の夫婦がはまる最悪の事態!相談体験記
家が欲しいけど買えない?最初の一歩はどうすればいい?住宅ローン対策
家を建てることにお金を使うのか?
それとも同じ予算を使って車を買うのか?
男にとっての何が自分の夢なのかは人によって違う。
でも夢は何でもいいと思う。
ハウスメーカー、工務店等の建てる会社も大切。
でも知識がないから不安だと思っている人にまずやっておいてほしいことをご紹介していきます。
私のサイトは、不動産住宅物件探しから、購入した後にも失敗後悔を感じてほしくないという思いから、情報を公開しています。
今回の記事では、家を建てたいと思ったら何を始めるべきなのか?
住宅ローンを組む事も必要。
固定資産税を支払う事も重要。
浄化槽のメンテナンスや点検の費用を払う事も住まいのエリアによっては必要。
外壁のメンテナンスを行う事も大切。
将来は、リフォームを必要とするかもしれない。
火災保険や地震保険の契約も必要。
自分の住む家を建てるということは、購入した後の費用も全て資金計画を立てる事が重要になる。
家づくりを自分のできる範囲の中で満足できたと言える未来のためにやっておくべきこと。
今回の記事では、私が自分自身で実現した時の話を以下の項目でご紹介しています。
家を建てたいと思ったら何の情報が必要?
家を建てたいと思ったらこんな情報に注意
家を建てたいと思ったらまず軸を決めよう
自分の中で買う前に何を想像するべきか?
よりイメージがきちんとまとまった状態で動くのが理想。
ではどうすればまとめることができるのか?
ポイントをご紹介していきます。
家を建てたいと思ったら何の情報が必要?
マイホームを購入する人は、これから先の話ではいくつも賃貸とは違う生活の流れやお金の必要な対象がある。
実際に住んでから、「家なんて買うんじゃなかった」
こんな言葉を使う人にならないためには、何を注意しなければいけないのか?
家探しや物件探しという言葉の前にまずは自分の中で、きちんと軸を用意します。
資金計画より先に買う理由が重要
自分の中でイメージしてほしいことがあります。
住まいはいったい何のために必要ですか?
- 今の暮らしの間取り等の不満を解消するため?
- 近所や隣人、同居など人付き合いの悩みを解消するため?
- 会社の通勤に便利な場所に住むため?
- 子供の教育環境がより整った場所に住むため?
- 親の介護を含めた住まいの相談をされたから?
それぞれの暮らしや会社勤めなどの状況をふまえた上で、何のために家が欲しいのか?
この答えがきちんと最初にはっきりと言える理由が必要。
なぜか?
家づくりのイメージに必要なのは、ニーズに合わせた提案を求めること。
新築でも、物件には種類がある。
土地がある。
建物を解体して新しい家を建てる。
あとは自分たちで全ての間取りを決める注文住宅。
土地がない。
既存の土地と建物をそのまま購入する建売住宅。
住みたいエリアが決まっているから、分譲地を探して、家を建てたい。
このように、各家庭により、依頼をしたい内容が大きく異なる。
当然、不動産屋に行くことも住宅展示場に行くことも自由。
しかし、最初に何を伝えればいいのかわからない。
この状況では、相手も今の生活に対してより最適なプランを提案することは難しい。
実際に私自身も最初はこんな感じでした。
10代で住宅展示場に行った時の体験
私が初めてハウスメーカーの家を見に行ったのは、16歳。
まだ高校生の自分には、営業もこんな対応。
「お父さんは?」
でもこの答えに私はこう答えていた。
「今ではないが、将来どの会社に依頼したいかを見たかった」
こんな流れに誰も相手をしてくれるはずもない。
でも、実際に自分がどこに住みたいのかは候補があった段階だった。
実際に時間が経過して、その夢は実現している。
つまり、時間をかけても結局は、自分自身が明確に住む場所の候補すら見えていない状態ではなかなか依頼や相談をするのは難しいということ。
まずは自分の中でしっかり家族を巻き込んでも意見を聞いて、どこに住みたいのか?
なんのために家を建てるのか?
この2つの答えを明確化することを優先していただきたいのです。
家を建てたいと思ったらこんな情報に注意
家を建てると言っても、予算の限度があるという声は多い。
別にいくらかかってもいいから、いいところがあったら紹介してほしい。
こんな言葉を営業に伝える事ができる人は、サラリーマン家庭には少ないと思います。
でも住宅購入希望者向けの雑誌を何度見ても、結局は以下のような問題からそのプランは実現できない事も多い。
日当たり等の問題。
土地の形状や建蔽率の問題。
高さ制限などの問題。
自分がいくら情報収集を行ったとしても、土地を決めないことには何も始められない。
だからこそ、家を買う目的が決まった段階で、次に決めなければいけないのは、土地で失敗しないための情報収集。
希望のエリアに理想の広さの土地があった。
でも建築には、地盤強化や深基礎などかなりの費用が必要になってしまう事が分かった。
これでは、いくら欲しいと思ってもそのまま契約して建てようとすぐに話をまとめることはできない。
建築には、申請手続きが存在する。
いくらプロが設計や施工をしてくれると言っても、単に設備を選べばいいわけではない。
むしろ、将来に対して、わからないことだらけの状態で手を出せば、その後の暮らしで気になることが多くなる。
例えば、通勤という条件から、ある程度の距離と時間のゆとりを考える。
この考えだけを検討したらどうなる?
以下のようなリスクを抱えたような状態で家づくりを始めなければいけない可能性がある。
地盤が非常に弱い。
地滑りなどの危険性もある。
自然災害などで河川の氾濫や床下浸水の可能性を考える必要がある。
こうした内容を後から知ったところで、どうする事も出来ない。
その場所はどういう土地なのかわからない。
この点をきちんと、人気や注目なんて言葉に踊らされないように、きちんと見極める目が重要になる。
家を建てたいと思ったらまず軸を決めよう
家を建てようと思うなら、ある程度全体の予算を考える事が大切。
最初は高いけど後から楽になるのは何?
将来の子供の成長に合わせた教育費の準備は可能?
上記のような項目を考えることができれば、きっと選び方も項目がシンプルになってくる。
いくら借りるかが重要
全体の予算を考えることができたら、その予算をどう実現する?
借りる金額と毎月の返済額。
自分の夢のほうを優先して、将来子供が大きくなった時には、子供の夢の実現を諦めてもらうしかない。
こんな状況を子供に言えば、間違いなく計画性がないと思われてしまう可能性がは高い。
よって、詳細をきちんと自分の中で知らないままにしない。
一生の間で一番大きい買い物をする。
この現実から部屋のレイアウトや広さを含めて、きちんと知らないままの適当な妥協の繰り返しにならないように配慮する。
これが非常に大切な事だと私は伝えたい。
まずはこの3つをきちんと掘り下げて考える事が重要。
自分が知らないことを教えてくれるのが工務店やハウスメーカー。
これは確かに考え方としてはすべてが間違いとは言えない。
しかし、その答えの詳細は、あくまで難しいことばかりではありません。
一番大事なのは、お客さんがどんな家を求めているのかを知りたいはず。
その夢を実現するためにどんなことが必要なのか?
この答えが部屋の広さや方位、オプションなどを含めて今できることから提案する。
これが本来の家づくりにおける相談に対して営業からの回答に満足できる対応と言える状況だと私は思っています。