住宅ローン事前が通れば本審査通る?
「事前審査に通過したら9割は本審査も大丈夫!」
不動産会社の営業も多くの人が安堵するのが仮審査の結果。
しかし、その思惑が大きく外れるケースも最近は増えているのです。
実際に私自身も仮審査通過後本審査で落ちた経験があります。
何故?
原因を特定することは困難なのが住宅ローン審査。
必要な知識を銀行担当者から説明を受けた内容で執筆しております。
住宅ローン本審査と仮の違い
実際には、その条件も書類の提出も金融機関によって異なります。
- 転職歴や現在の仕事
かなり厳しくなったのがこの転職歴。
前職は何年?どんな仕事?現職との関連性は?その仕事の離職率は高い?低い?現在の会社の口コミは?
疑いだせばきりがないと思えるかもしれませんが、かなり金融機関も本気で過去から現在にかけての情報を聞き出してきます。 - 借入状況
クレジットカード決済が当たり前になった時代。一方で、リポ払い、遅延、延滞、滞納の件数も上昇傾向になっているのです。この結果をふまえた個人情報データへの慎重な対応をしているけいこうがあります。 - 団信(団体信用生命保険)の審査落ち
現在の健康状態に不安がある,入院・通院・治療中の疾患がある等の条件に基づき団信加入もかなり厳密になりました。わかりやすいのが、現代社会の中で多くの男性が持病として持っている糖尿病や心疾患(不整脈や信金拘束等)、さらにはうつ病などの状況には厳しい状況があります。
仮審査結果通知を受けた後に不安な日々を過ごす。その後に通ったと思ったら落ちたという連絡。
実際に私がこの経験をしたからこそ伝えています。
本審査の準備で注意すべき点
最近の傾向として最も注意しなければいけない点をご案内しています。
データの更新が早い
先ほどご案内をしたクレジットカードの利用歴以外にも近年急増しているのが新規の借り入れという状況。
- キャッシング機能を利用
- 消費者金融からの借り入れを実行
- 車や割賦払いの契約を結んだ
このような内容があると、かなりの可能性で落ちるリスクが高まりますので十分注意してください。
自分以外の原因
特にフラット35やメガバンク、ネットバンクに多いのが、担保力の問題。
- 人口減少
- 自然災害増加
- 火災保険の値上がりが急激に行われた地域
- 被災地域
以前のように資産価値が一定であると思っているのは間違い。物件価格はいくらなのか?融資の割合として相応なのか?
これらが非常に審査のポイントとして重要視されるようになってきました。
不動産担保力も重要。
- 評価額が下がる見込みが強いエリア
- 売却査定の際、評価額が下がっているエリア
いくら収入があっても保証会社は担保力を含めて調査を行う。
つまり、事前に準備ができない事情もある。
しかし、こんなことも気にしていたら、数年経っても住まいは買えない。
申込の前に確認すべきこと
- 年齢、年収当個人情報関連項目は、事前にミスがないように確認をする。
- 金融サービス利用履歴(借り入れの金額や残債、手続きを行った際には証明書等の発行)
- 資金の出どころ(口座残高当の詳細確認)
このあたりはしっかり事前に自分で対策をすることが大切。
ある意味、申し込みは申告と同じだと思った方が良いです。
頭金を支払う能力が関係するのは、フラット35。
他は?
特にどの段階でも頭金の額は別に大きな問題にならない。
複数で一括で申し込みをするほうがメリットは大きい。
これは実際に私自身が申し込んでから銀行の担当者に説明された内容。
審査基準が異なることを前提として考える。
だとすれば、基本的に重視するポイントだけ徹底しておく。
あとは、各金融機関の信用の判断基準と自分の条件がマッチするか?
万が一、事故などがあっても、申込の時点で、証明を含めて開示できれば必ず落ちると言う事ではない。
住宅ローン本審査が通らない時の対処法
- 年収に対しての返済負担率は適正?(20から25%が理想)
- 借入希望額と担保力は大丈夫?
- 住宅ローン以外の借り入れはすべて完済?
- 勤続年数や年齢等情報は大丈夫?
- 個人信用情報に新しいデータが加わるリスクはない
- 健康状態にも不安はない
上記を最低限でクリアしている中で、どのようにすればいいのか?
銀行に直接申し込みはしないことをおすすめします。
実際に私が通過した理由は、銀行に相談をしなかったからでした。
その経験を含めて私が3度目の審査で通過した方法でご紹介しています。
この記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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