窓選びの後悔注意点【樹脂サッシのメリットデメリット】
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  • 今住んでいる賃貸の窓はアルミサッシだった
  • 断熱性や気密性を調べていたら樹脂サッシにたどり着いた
  • 冬には暖かく、夏に涼しい家にするにはどうすればいいの?

窓選びは非常に重要です。

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今回の記事では、樹脂サッシについて、以下の目次で解説します。

樹脂サッシとは

樹脂サッシのメリット

樹脂サッシのデメリット

樹脂サッシの耐久性

樹脂サッシのリフォーム価格相場

樹脂サッシをおすすめしたい人

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樹脂サッシとは

樹脂サッシとは

樹脂サッシ窓とは、塩化ビニル樹脂を使用した枠に複合ガラスを使用した窓です。

樹脂とは

樹脂とは

樹脂とは、「木のヤニ」のことを意味します。

しかし住宅で使用するのは、石油を原料にして人工的に量産された「合成樹脂」になります。

合成樹脂の中でも、加熱すると硬化する「熱硬化性樹脂」を使用します。

世界と日本の差

世界と日本の差

住宅の先進国であるドイツやイギリス、フランス、アメリカでは、60%以上が樹脂サッシを使用しています。

お隣の韓国でも80%という普及率。

しかし、日本国内では、北海道のみ90%。その他の地域では、東北3県でも50%ほどしか使用されていないのです。

アルミサッシとの違い

アルミサッシとの違い

アルミニウム合金でできたのが、「アルミサッシ」です。

【アルミサッシのメリット】

  • 耐久性
  • 軽さ
  • 価格が安い

【アルミサッシのデメリット】

  • 熱を伝えやすい

アルミ樹脂複合サッシとの違い

アルミ樹脂複合サッシとの違い

屋外のみアルミ、屋内を樹脂で合成したのがアルミ樹脂サッシです。

アルミの耐久性と樹脂の熱の伝わりにくさを活用したサッシですが、熱の伝わり方はやはり樹脂のほうが伝わりにくいのです。

樹脂サッシのメリット

樹脂サッシのメリット

断熱性が高い

断熱性が良い

樹脂サッシの最大の特徴は、断熱性の高さ。

樹脂そのものが熱を伝えにくい材質である。

アルミに比べると熱伝導率は、1000分の1となっています。

樹脂サッシを使用した家とアルミ製サッシを使用した家を比べるとどうなるの?

季節違い
2度違う
4度違う

さらに、ガラスとガラスの間に生まれる中空層にアルゴンガスが入ることでさらに熱の伝わりが変わる商品があります。

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防音効果がある

防音効果がある

気密性に優れていると、外部の音が室内に侵入しにくい。

また、家の中の音が外に漏れにくい。

つまり、断熱だけでなく、遮音の効果もあります。

樹脂サッシにペアガラスやトリプルガラス(三層複層)を採用しているのかもチェックしましょう。

デザインが豊富

デザインが豊富

樹脂は、着色しやすいです。

つまり、カラーバリエーションも豊富。

デザインでも、以下のような窓の種類が用意されています。

  • 吐き出し
  • すべり出し
  • 上げ下げ
  • 外開き

など和洋を問わず部屋に合わせやすいデザインを選ぶことが可能です。

結露になりにくい

結露になりにくい

断熱性が高い室内では、冬場の冷えが内部に伝わりにくい。

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樹脂サッシは、外部との温度差によって生じる結露にあまり悩まされないのも特徴です。

結露を防止するということは、カビやダニの発生を防ぐことにもつながります。

樹脂サッシのデメリット

樹脂サッシのデメリット

良い面ばかりではありません。

開閉が重くなる

開閉が重くなる

アルミサッシか樹脂サッシかを判断するのは開閉するとわかりやすい。

そのくらい重量に違いがあります。

窓の開閉が重いことにストレスを感じる人は注意が必要です。

紫外線に弱い?

紫外線に弱い?

「アルミサッシに比べると樹脂サッシのほうが紫外線に弱い」

こんなブログやコラムを目にしたことがありませんか?

これは、かなり頑丈なアルミサッシと比較した際のデータです。

住宅用サッシに使用されている素材ではそこまでの差がありません。

日差しが強い場所は、外壁塗装の際に専用の塗料を上乗りしてもらうだけで対処が可能です。

価格が高い

本体価格が高い

どのくらい金額に差があるのでしょうか?

オール樹脂サッシは、アルミサッシの2倍。

アルミ樹脂複合サッシは、アルミサッシの1.5倍。

樹脂サッシ本体は、数万~15万円程度になります。

汚れが目立つ

汚れが目立つ

塩化ビニル樹脂は、着色しやすいですが、白は要注意。

窓枠の黒ずみが目立ちやすくなります。

樹脂サッシの耐久性

樹脂サッシの耐久性

寿命は約50年

寿命は約50年

塩化ビニル樹脂の耐久年数は、50年以上です。

実際には、使用されている環境によって異なります。

メンテナンス時期目安

メンテナンス時期目安

メンテナンスを行うとしても、30年以上は問題なく仕様できることが多いです。

30年程度経過する時期に、日当たりの良い窓をチェックするようにしましょう。

樹脂サッシのリフォーム価格相場

樹脂サッシのリフォーム価格相場

サッシの交換にはいろいろなパターンがあります。

枠ごと交換

内窓を設置

それぞれご紹介します。

枠ごと交換

枠ごと交換
  1. 壁を壊す
  2. サッシを枠ごと交換

このような工事は、解体と撤去工事が必要になります。

内訳相場
解体、廃材撤去費用5万~10万円
取付工事費用15万~20万円
合計額20万円~30万円
工事期間1日~3日

元のサイズが特注品(オーダー)の場合は、さらに費用が掛かることもあります。

内窓を設置

内窓を設置

現状のサッシはそのまま。

内側に窓を設置。

内訳相場
取付工事費用5万円~10万円
工事期間1日

設置場所の状況によっても異なります。

樹脂サッシをおすすめしたい人

樹脂サッシをおすすめしたい人

家づくりにおいて、樹脂サッシもサイズ選びが重要です。

暑い寒いを気にする人

寒い室内

20年前は、ペアガラスとアルミ枠が主流でした。

10年前から、アルミ樹脂複合とペアガラスがスタンダードになりました。

これからは、樹脂+トリプルが主流になってくると思います。

  • 気候変動による影響
  • 最高気温が過去最高を記録
  • エルニーニョ現象

サッシは簡単には交感ができません。

自分たちの身体は年齢とともに老化します。

家も同様に経年劣化します。

つまり、最初に暑い寒いを意識するなら、良い素材を使っておくことをおすすめします。

オススメしない人

オススメしない人
  • 初期費用は抑えたい
  • 暑い寒いは気にしない
  • 古い賃貸物件と同じくらいの気密性、断熱性で十分

こんな人なら、わざわざ高い費用を出す価値がない気がします。

もし寒くなったら、部屋が多少狭くなることも覚悟の上で、内窓を用意するのも良いと思います。

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