住宅を購入する。(自分の家を買う。)
この響きに20代前半から夢や希望、憧れを抱く人もいる。
都心のマンションワンルームの購入。
中古や新築分譲、建売の手頃な1000万円台の物件。
新築注文住宅でも土地がある人は、建物だけをローコスト住宅に依頼。
いろいろな買い方がある。
そして、多くの人は、年収を問わず住宅をローンを組んで購入する。
それが、いつしか支払いを開始してからこんな言葉を口にする人がいる。
- 無謀だった。
- 無理なローンを組んでしまった。
- 生活がきつい、厳しい。
- 家計が苦しいどころか火の車状態だ。
- これ以上子どもの養育費が高くなったら払っていけない。
- 今後の住宅ローン減税が終わったらもう限界。
- 消費税が上がるだけでも生活が成り立たなくなりそうだ。
このように、住宅ローンを組んだ後に自分たちの生活が購入する前の賃貸での暮らしの水準ですら維持ができない状況になる人たちもいる。
あなたは銀行からの借入可能額を過信していませんか?
住宅ローン借りすぎた後悔原因|給料に対する割合を間違えた悲劇と現実体験記
今回は、住宅ローン後悔原因として、無知という言葉だけが原因ではないという視点をご紹介していきます。
破綻予備軍にならないための内容も書いています。
住宅ローンと教育費で苦しい時どうすればいい?夫婦でまずやるべきこと!体験記
今回の記事では、住宅ローン後悔や無謀と感じる状況に至る経緯やもしその環境に置かれた時にどうするべきかを私自身の体験をもとに以下の目次でご紹介しています。
住宅ローン後悔や無謀3つの原因
住宅ローン組む前無謀の防止対策
あくまで、家を買う事がステータスと思っている人がいるなら、その思考そのものも今の時代は否定的な思考を持つべき時代。
実際、何のために家を買うのか?
その後の人生に住宅ローンはどれだけの影響力を持つのか?
まずは自分の家族が安心して暮らせる家を買うための準備としてもご覧ください。
住宅ローン後悔や無謀3つの原因
住宅ローンを後悔する人や無謀と月々の返済額引き落としが開始してから気付く人。
この両者はいったい何があってその状況にはまったのか?
原因を3つの角度からご紹介していきます。
将来設計
完全に自分の自己責任の中で、無知が影響したという典型例が最初の事例。
- 現在の年収でしか生活を見ていない人。
- 現在の子どもの養育費しか見えていない人。
- 現在の子どもの数や奥さんの仕事しか前提としていない人。
- 現在の生活費【光熱費、水道代、ガス代、市県民税、住民税】しか見ていない人。
いずれもすべてが現在のままの生活をそのまま住宅購入後にも送ることが出来るという前提条件。
これはそもそも成り立つはずがない。
- 子どもが成長するにあたってのお小遣いや習い事、通学の定期購入。
- 部活などの活動費用に対する負担。
- 年齢に対して現在よりも加算されていく介護保険料や住民税などの割合の比率変化。
このような1つ1つの細かな積み重ねに、固定資産税や火災保険などの支払いも出てくる。
現実的に考えているというなら、まずは、今の生活費にプラス5万円程度は毎月の負担が上乗せされる。
この位は最低でも安定して支払いを継続することが出来る状態でなければ、安心して生活を送ることは難しい。
メンテナンス
家を買ったらそれで人生一生そのままその家で暮らすことで、賃貸よりも確実に安く済むのか?
この考え方も正直見通しが甘いと言える。
- マンションの場合は、修繕積立金や管理費の増額。
- 一戸建てなら、外壁塗装や修繕費。
- 住宅すべてに言えるのが、賃貸にはない保険料や税金の加算。
このようなすべての費用を安定的に数年に1度の単位で計画を見直して置く必要がある。
家を借りている時とは違い、住宅ローンの返済が遅延、滞納、延滞ということにならなければ、基本として追い出されるリスクはない。
しかし、払えないという事態になる理由は、当然支払うべき対象の増額や変動に対する対処ができない状況を試算していたことも原因と言える。
トラブル
雨漏りやひび割れ、故障やリフォーム。
家も購入してからは必ず故障リスクという内容を抱えている。
そしてその対象を簡単に考えすぎていると、実際に生活に困ることが起こっても対処ができない状態になる。
- シロアリ、ゴキブリなどの害虫駆除。
- 外壁塗装の塗りかえや水回りのリフォーム。
- 家に住む人の数が変わることに対するリフォーム。
いろいろな想定が必要になっていく。
このいずれのトラブルにも随時対処ができるような状況を作る上で、頭金をゼロにしておけば良いという楽観視している声も失敗後悔体験者には目立つ。
実際に私も正直家計がもう少し生活費として請求さらた金額りょも安いと思っていた。
なのに、いつのまにか貯金が給料が入る度に増えるどこか減っていく日々。
このような状況を経験すると無謀や無知などの言葉を用いた後悔の念を抱く人も負い。
住宅ローン組む前無謀の防止対策
20代、30代、40代、50歳以上というどの世代からでも住宅ローンを組むことは可能。
しかし、余生を考えた時、実際にいくらの支払いをしてその物件での生活を必要とするのか?
このような発想の先に、どうしても他人には話しにくい相談内容が出てくるケースもある。
親と同居する時の生活維持管理。
車の買い替えを必要とする時。
家電製品の故障によりすぐに買い替えを必要とする時。
このような時には、目の前の問題すら解決が難しい状態になっている人も多い。
いざ自分が新築でも中古でも住宅購入を実現したら何が起こるのか?
この点を以下のポイントで見極めることが非常に大切。
住宅ローン組む前の無謀にならない試算
すべては結果論でしかない。
でも結果を予測することができれば、回避も可能になる。
つまりは、自分の月々の返済計画の甘さを自らで気付くことが重要。
そのポイントは、以下の通り。
- 住宅維持必要経費を1万円単位で考える。
- 生活費の必要な単位を千円単位で考える。
- 子どもの養育費を含むすべてを消費税が上がる前提で考える。
このように、習い事やすべての予算を高めに設定する事が大切。
賃上げの期待はできないのに、値上げや消費税などの増税の動きは見える。
あくまで、出費が増えることを前提として経過を見ていくことができれば、無謀な考え方にならない。
住宅ローン組む前の無謀にならない計画
あくまで家を買うのは、今の現状を買うのみ。
将来は自分たちのライフスタイルも変わる。
家族の人数も変わる可能性がある。
転職をする可能性もある。
だとすれば、本当に必要なスペースは何か?
この答えに対して、土地や建物のサイズをどこまできちんと必要最低限で想像できるのかも大切。
広い土地と大きな建物。
いずれは、夫婦二人暮らしの生活。
誰が掃除やメンテナンスをするのか?
この時にお手伝いや家政婦を雇うような暮らしを求めていないなら、自分たちで管理ができる範囲の大きさとモノを用意することが大切。
住宅ローン組む前の無謀と仕事の展望
無理なローンを組んでしまったと嘆く男性の多くはなぜか将来の見込年収で物事を考えていることが非常に多い。
- 上場企業に入社した。
- 公務員になった。
- 安定した会社に入った。
このような現実があると、気持ちを大きくして、結果的に将来は安泰と勝手に自分の中で可能性を広げて考え始める。
しかし、終始雇用もボーナスの安定も別に約束をしている企業も自治体も存在しない。
仕事を転職する理由の大半には、人間関係という収入とは関係ない悩みを理由にする人も多い。
この現実から目を背け、自分の仕事としたチャンスを手に入れたことだけを意識する人。
この計画は絶対に止めておく必要がある。
まずはこの3つを意識することが正しく行われていれば、変なことにはならないはずです。
きちんと、老後までの計画を立てるというなら、今の収入が仮に年収単位で100万から200万円ダウンしても生きていける。
この位の計画が本当の意味で無難と言えるのではないでしょうか?
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。