家事動線を意識した間取りにすることで、家事の効率をアップさせることができます。
そこで今回の記事は、
- 間取りで重要な3つの「動線」とは何か
- 家事動線の良い間取りの条件
- 家事動線の良い間取り実例
- 家事楽動線の家づくりのコツ
について解説します。
間取りで重要な3つの「動線」とは?
間取りで重要な3つの「動線」とは、以下のとおりです。
- 生活動線:生活する上で必要な動線
- 家事動線:家事を行うための動線
- 来客動線:来客を迎え入れるための動線
生活動線
生活動線とは、寝室やリビング、キッチンなど、日常生活でよく使用する部屋を結ぶ動線です。
例えば、
- 寝室からリビングへの動線
- キッチンから食卓への動線
などが挙げられます。
生活動線が良好な間取りにすることで、日常生活がより快適になります。
例えば、
寝室からリビングへの動線が短ければ、家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。
また、キッチンから食卓への動線がスムーズであれば、食事の準備や片付けが楽になります。
家事動線
家事動線とは、キッチンや洗面所、浴室、ゴミ置き場など、家事を行うための部屋を結ぶ動線です。
例えば、
- キッチンから洗面所への動線
- キッチンからゴミ置き場への動線
- 洗濯機から干し場への動線
などが挙げられます。
家事動線が良好な間取りにすることで、家事の効率がアップします。
例えば、
キッチンから洗面所への動線が短ければ、食器洗いや洗濯が楽になります。
また、キッチンからゴミ置き場への動線がスムーズであれば、ゴミ出しが楽になります。
来客動線
来客動線とは、玄関からリビングや応接室に至る動線です。
来客動線が良好な間取りにすることで、来客の印象が良くなります。
例えば、
玄関からリビングへの動線が広ければ、来客を迎え入れやすくなります。
また、リビングから応接室への動線がスムーズであれば、来客を案内しやすくなります。
家づくりの際には、これらの3つの動線を意識して間取りを検討することが大切です。
家事動線の良い間取りの条件
家事動線の良い間取りの条件としては、以下のようなものが挙げられます。
- キッチンと洗面所・浴室が近い
- キッチンとゴミ置き場が近い
- 洗濯機と干し場が近い
- 収納が充実している
キッチンと洗面所・浴室が近い
キッチンと洗面所・浴室が近いと、食器洗いや洗濯などの家事がスムーズにできます。
例えば、
キッチンから洗面所に直接行けるようにすれば、食器洗い後の手洗いが楽になります。
また、キッチンから浴室に直接行けるようにすれば、食事後の片付けが楽になります。
キッチンとゴミ置き場が近い
キッチンとゴミ置き場が近いと、ゴミ出しが楽になります。
例えば、
キッチンの近くにゴミ置き場を設置すれば、ゴミを捨てに行く手間が省けます。
また、キッチンからゴミ置き場までの動線を短くすれば、ゴミ出しがスムーズになります。
洗濯機と干し場が近い
洗濯機と干し場が近いと、洗濯物の運び回りが楽になります。
例えば、
洗濯機の近くに干し場を設置すれば、洗濯物を干す手間が省けます。
また、洗濯機から干し場までの動線を短くすれば、洗濯物の運び回りがスムーズになります。
しかし、2階にすべてをまとめると、夜間の洗濯や乾燥機の音が気になってしまうこともあります。
2階建て、3階建ての場合には、音の伝わりにも配慮が必要です。
収納が充実している
収納が充実していると、家事がしやすくなります。
例えば、
キッチンや洗面所・浴室に収納を設置すれば、家事用品や日用品の収納場所に困りません。
また、収納スペースを効率的に活用することで、家事がスムーズになります。
これらの条件を満たす間取りにすることで、家事の効率がアップします。
家事の負担を軽減することができます。
家事動線の良い間取り実例
家事動線の良い間取りの例としては、以下のようなものが挙げられます。
- キッチンと洗面所・浴室を横並びに配置する
- キッチンとゴミ置き場を同じスペースに配置する
- 洗濯機と干し場を同じスペースに配置する
- 収納をキッチンや洗面所・浴室に配置する
キッチンと洗面所・浴室を横並びに配置する
キッチンと洗面所・浴室を横並びに配置すると、家事動線が短くなります。
例えば、
キッチンから洗面所・浴室まで、一歩で移動できるような間取りにする。
結果的に、食器洗い後の手洗いや洗濯などの家事が楽になります。
キッチンとゴミ置き場を同じスペースに配置する
キッチンとゴミ置き場を同じスペースに配置すると、ゴミ出しが楽になります。
例えば、
キッチンの隅にゴミ置き場を設置すれば、ゴミを捨てに行く手間が省けます。
また、キッチンからゴミ置き場までの動線を短くすれば、ゴミ出しがスムーズになります。
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洗濯機と干し場を同じスペースに配置する
洗濯機と干し場を同じスペースに配置すると、洗濯物の運び回りが楽になります。
例えば、
洗濯機の近くに干し場を設置すれば、洗濯物を干す手間が省けます。
また、洗濯機から干し場までの動線を短くすれば、洗濯物の運び回りがスムーズになります。
収納をキッチンや洗面所・浴室に配置する
収納をキッチンや洗面所・浴室に配置すると、家事がしやすくなります。
例えば、
キッチンや洗面所・浴室に、家事用品や日用品の収納スペースを設置します。
家事用品を探す手間が省けます。
また、収納スペースを効率的に活用することで、家事がスムーズになります。
家事楽動線の家づくりのコツ
家事楽動線の家づくりには、以下のコツがあります。
- 家族構成やライフスタイルをよく考える
- 間取り図を実際に歩いてみる
- 複数のプランを検討する
家族構成やライフスタイルをよく考える
家族構成やライフスタイルに合った間取りにすることで、家事動線がより効率的になります。
例えば、
小さな子供がいる家庭であれば、キッチンと洗面所・浴室を近づけることで、食事後の片付けや子供の洗濯が楽になります。
また、共働き家庭であれば、キッチンとゴミ置き場を近づけることで、ゴミ出しの負担を軽減することができます。
間取り図を実際に歩いてみる
間取り図を実際に歩いてみることで、動線の使い勝手を実際に確認することができます。
例えば、
- キッチンから洗面所・浴室までの動線がスムーズかどうか?
- ゴミ置き場までの動線が楽かどうか?
などを確認しましょう。
複数のプランを検討する
複数のプランを検討することで、より良い間取りを見つけやすくなります。
例えば、
- キッチンと洗面所・浴室を横並びに配置するのか?
- 同じスペースに配置するのか?
など、複数のパターンを検討してみましょう。
私たちがやったこと
具体的なコツとしては、以下のようなものが挙げられます。
- キッチンと洗面所・浴室は、一筆書きで回れるように配置する
- 洗濯機と干し場は、一筆書きで回れるように配置する
- 収納は、家事の流れに沿って配置する
- 家具や家電の配置も、家事の流れを意識する
これらのコツを参考に、家事楽動線の家づくりに取り組んでみてください。
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