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バルコニーは、開放感や採光をプラスしてくれる便利なスペースです。
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しかし、間取りを考える際には、バルコニーの延べ床面積に含まれるかどうかを理解しておくことが大切です。
バルコニーは延べ床面積に含まれない
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建築基準法では、バルコニーは延べ床面積に含まれません。
延べ床面積とは、建物の各階の床面積を合計した面積のことです。
バルコニーは、居住や作業に直接使用される部分ではありません。
よって、延べ床面積に含まれません。
バルコニーの面積が延べ床面積に含まれると、容積率や建蔽率などの制限に抵触する可能性があります。
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バルコニーが床面積に計算されるケース
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バルコニーが床面積に計算されるケースは、以下の2つです。
- 建築基準法の適用除外となる場合
- 容積率や建蔽率などの制限を満たす場合
建築基準法の適用除外となるケース
![建築基準法の適用除外となるケース](https://xn--68j470g8tafkj4mkvppznw11aoef.xyz/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
建築基準法の適用除外となるケースとしては、例えば、以下のようなものがあります。
- 建築面積が50㎡未満の住宅
- 建築面積が100㎡未満で、延べ床面積が150㎡未満の住宅
容積率や建蔽率などの制限を満たす場合
![容積率や建蔽率などの制限を満たす場合](https://xn--68j470g8tafkj4mkvppznw11aoef.xyz/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
容積率や建蔽率などの制限を満たす場合としては、例えば、以下のようなものがあります。
- 容積率が100%未満の住宅
- 建蔽率が60%未満の住宅
注文住宅での設計の注意点
![注文住宅での設計の注意点](https://xn--68j470g8tafkj4mkvppznw11aoef.xyz/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
次のようなケースでも、床面積に算入されるので注意が必要です。
- バルコニーの幅が2mを超える場合
- 屋根のあるインナーバルコニーの場合
- バルコニーに格子を設置する場合
外壁から2m以上突出している。
「インナーバルコニー」は、屋内的用途に供する。
格子をつけるというだけで、原則床面積に算入されます。
じょうきのようなちょっとした違いがあります。
営業だけではなく、設計の方に確認しておきましょう。
バルコニー以外の床面積に含まれない部分
![バルコニー以外の床面積に含まれない部分](https://xn--68j470g8tafkj4mkvppznw11aoef.xyz/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
バルコニー以外にも、床面積に含まれない部分があります。
具体的には、以下のようなものです。
- 階段、廊下、エレベーター、パイプスペース
- 壁や柱、手すりなどの構造躯体部分
- 床面積があっても、床面積の算定方法において床面積に含まれない部分
上記の他にも、
- ベランダ
- ウッドデッキ
- 玄関ポーチ
- 吹き抜け
- ビルトインガレージ(延べ床面積の1/5以内という条件付き)
- ロフト(天井高1.4m以下であり、固定のはしごの設置はしない等の条件付き)
- 屋外階段(解放部分の割合や高さなどの条件付き)
などがあります。
一定の条件付きという部分には注意が必要です。
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バルコニーの設計の注意点
![バルコニーの設計の注意点](https://xn--68j470g8tafkj4mkvppznw11aoef.xyz/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
バルコニーを有効活用するためには、以下の点に注意しましょう。
- バルコニーの面積は、容積率や建蔽率などの制限に抵触しない範囲で設計する
- バルコニーの位置や形状は、採光や通風を考慮して設計する
- バルコニーの床材や手すりは、安全性や耐久性を考慮して選ぶ