- 対面キッチンにしたい
- リフォームすればもっと使いやすいのかな!
- 今のキッチンでは、無駄な動作が多い気がする
調理やシンクを利用する以外の動作が多いことを気にする人は多い。
振り返る動作が多いと、人とぶつかる危険性もある。
- 狭い
- 使いにくい
- 古い
こんな悩みを解消するためにリフォームを検討する家も増えています。
しかし、対面キッチンにリフォームをしても後悔する人がいる。
なぜでしょうか?
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今回の記事では、キッチンのリフォームを検討する方にも伝えたい対面キッチンの失敗後悔注意点について、以下の目次で解説しています。
対面キッチンのリフォームに多い失敗原因
対面キッチンのメリット
対面キッチンの後悔原因
対面キッチンリフォームの成功法
大人が複数で料理したい時の注意点
対面キッチンのリフォームに多い失敗原因
対面キッチンにしたのに使いにくい!
- 分譲住宅
- 建売住宅
- 中古マンション
- 中古戸建て
築年数が経つ家を購入してリフォームをするという人も多くなった。
しかし、対面キッチンに変更する際には、いろいろ注意しなければいけないことがあります。
- レイアウト
- 動線
- 現状
後ほど詳しく解説していきます。
対面キッチンのメリット
対面キッチンにするとどんなメリットがあるのか?
- コミュニケーション
- 子育て(目配り)
- カウンターやダイニング
順にご紹介していきます。
コミュニケーション
対面にすると、シンクやコンロを使用している時にも目線の先にはリビングダイニングが広がります。
ペニンシュラキッチンの場合は、壁付けになっています。
- 「正面を向いて人と話ができるようになった。」
- 「炊事や片付けをする時、いつも壁に向かって作業をしていた時よりも孤独感がなくなった。」
- 「ただいま」「ねぇ」等と声をかけられた時に驚くことが減った
等の満足の声がきこえてきます。
子育てが楽になった
- カウンターで宿題や勉強をさせることができるのは楽。
- 片付けや配膳のお手伝いを積極的にするようになった
- キッチンへの入り口が1つになって使いやすくなった
- 油を使う際に、左右に目配りをしなくて済む
など小さなお子様がいるご家庭でも子供の動きに気配りをすることが減ったという声は多い。
使い勝手がよくなった
対面キッチンを取り入れると、使い方が広がります。
- 背面収納をどうするのか?
- 勝手口を作るのか?
- 調理器具の収納スペースの確保
- 一体型食洗器の導入
システムキッチン本体のグレードやサイズによっても出来ることは異なります。
昔のキッチン本体よりも使いやすくなったという声も多いです。
対面キッチンの後悔原因
ではなぜ失敗する人がいるのか?
サイズの変更や制限
上記のようなL字型の場合は、かなり広い。
海外ではこうしたスタイルはよくある光景。
しかし、上記のようなキッチンを使っていた人からすれば、対面キッチンは狭い。
- 作業スペースが足りない
- 調理器具をいろいろ同時に出すことが難しい
コンパクトになったことはいいけれど、その分調理スペースが減少。
こんな声もあります。
収納スペースの減少
昔のキッチンは、深めの引出しが特徴。
最近のキッチンは、用途に合わせて最小限度の深さになっている。
引出しの数から想定すると以下のような失敗があります。
- 入れたいものが入らない
- スライド収納になって入れにくくなった
- 土鍋等の深さのある調理器具を置く場所がない
システムキッチン本体の収納スペースの内寸を確認することが大切です。
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通路幅の確保
壁付けの状態から、システムキッチン本体を別の床のスペースに移動させる。
同時に背面収納も用意する。
この結果、人の動線が確保できなくなってしまうケースがあります。
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キッチンと収納はセットで考えることが大切。
- 冷蔵庫
- 背面収納
- システムキッチン本体
引出しや扉を開いた際の残りが、利用可能なスペースです。
この計算を間違えると、動きにくい、人が通れないなどの使いにくい環境になります。
YouTube動画で我が家の引出しと床の幅についてもご紹介しています。
対面キッチンリフォームの成功法
では、どうすれば成功することができるのか?
リフォームを検討する際にまず確認しなければいけないポイントをまとめています。
ポイント1.収納する物のサイズ
鍋やフライパンなど家庭の調理器具の中で幅、奥行き、高さが気になる商品をとにかくすべてリスト化しましょう。
調理器具名 | 幅(持ち手含む) | 適応人数 | 収納場所 |
鍋 | 直径20cm | 1名用 | コンロの下 |
自分が使いやすい収納スポットも記入しておくことがポイント。
「入るだろう」ではなく、「入る」と想定できるか? この結果を確かめることがいつもキッチンを「物がない」状態で維持するポイントになります。
ポイント2.換気環境の確認
昔の作りでは、キッチン正面に小窓がある家庭も多い。
しかし、背面収納を使うと窓がなくなる。
では、システムキッチン本体の換気扇ですべてのニオイや煙を処理できるのか?
- 窓がない
- 勝手口もない
- 換気ができない
この条件では、いくら対面式に満足しても、生活環境に対する不満が出てくる。
つまり、臭い対策も確認が必要です。
上吊り戸棚は必要か?
収納が足りないのが心配。
こんな人がつい採用してしまうのが、上吊り戸棚。
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まず処分をするほうが優先です。
観音扉でもスライド式のでも関係ありません。
結果的に奥にあるものは取り出しにくいのです。
本当に使うものだけを残す。
リフォームをするなら、可能な限り収納はキッチンの内部だけで納める。
この考え方がないと、結果的に移動が多くなります。
つまりは、使いにくい環境になります。
大人が複数で料理したい時の注意点
大人が複数名で同時に調理をする。
女の子ばかりの家庭や夫婦二人暮らしで一緒に料理をするのが趣味。
こんなご家庭向けの注意点ををご紹介していきます。
通路幅を90㎝で確保
人がすれ違う幅を考えましょう。
- 階段
- トイレ
- キッチン
- 洗面所
- 廊下
- 侵入口
- 扉
ほほ全てが90㎝対応で設置されていることが多い。
何故でしょうか?
人が荷物を持ちながら、移動をする。
この時点で、90㎝の幅は、ギリギリになります。
つまり、複数で料理を行うということは、人が通り抜け可能な床の幅が必須。
- 通れない
- 邪魔
- 引出しを使えない
- 冷蔵庫を開けられない
通路を塞ぐ。
この言葉が出てこない通路の確保を心がけることが重要です。
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