住宅ローンを借りる際には、希望する金額を借りられるかどうかが気になるところです。
一般的には、年収の3~5倍程度までが借入可能と言われています。
しかし、多めに借りたい場合はどうすればよいのでしょうか。
今回の記事では、
- 住宅ローンを多めに借りる方法
- メリット・デメリット
- 注意点
などを解説します。
住宅ローンを多めに借りるのは可能
住宅ローンを多めに借りることは、原則として可能です。
ただし、金融機関によって審査基準が異なります。
そのため、必ずしも希望する金額を借りられるとは限りません。
住宅ローンを多めに借りる際には、以下の方法が考えられます。
- オーバーローンを利用する
- ペアローンを利用する
- 金融機関を変える
オーバーローンを利用する方法
オーバーローンとは、住宅ローン以外の借入金のことを指します。
住宅ローン以外の借入金がいくらあれば、住宅ローンを多めに借りることができるのかは、金融機関によって異なります。
オーバーローンを利用する場合。
住宅ローンに加えて、オーバーローンの返済も行わなければなりません。
そのため、返済負担が大きくなる点に注意が必要です。
オーバーローンの利用ができない内容
オーバーローンを利用できない内容は、以下のとおりです。
- 住宅ローンの返済用
- 教育費
- 自動車購入費
- 生活費
住宅ローンの返済用以外に、住宅ローン以外の目的で多めに借りたい場合。
この対象には、オーバーローンは利用できません。
住宅ローンを多めに借りるメリット
住宅ローンを多めに借りるメリットは、以下のとおりです。
- 希望する物件を購入できる
- 頭金を少なくできる
- 毎月の返済額を抑えられる
住宅ローンを多めに借りることで、希望する物件を購入できる可能性が高まります。
また、頭金を少なくすることで、初期費用を抑えることができます。
さらに、毎月の返済額を抑えることで、家計に余裕を持たせることができます。
住宅ローンを多めに借りるデメリット
住宅ローンを多めに借りるデメリットは、以下のとおりです。
- 返済期間が長くなる
- 返済総額が増える
- 返済負担が大きくなる
住宅ローンを多めに借りると、返済期間が長くなるため、返済総額が増えてしまいます。
また、返済負担が大きくなるため、家計を圧迫する可能性があります。
住宅ローンを多めに借りる際の注意点
住宅ローンを多めに借りる際は、以下の点に注意が必要です。
- 返済総額を把握する
- 返済計画を立てる
- ボーナス返済を利用する
返済総額を把握する
返済総額を把握しておくことで、無理のない返済計画を立てることができます。
ボーナス返済を利用する
また、ボーナス返済を利用することで、返済負担を軽減することができます。
住宅ローンを多めに借りられない時の対処法
住宅ローンを多めに借りられない場合は、以下の対処法が考えられます。
- 収入を増やす
- 貯金を増やす
- 金融機関を変える
収入を増やす
収入を増やすことで、審査に通る可能性が高まります。
貯金を増やす
また、貯金を増やすことで、頭金を増やし、借入額を減らすことができます。
金融機関を変える
さらに、金融機関を変えることで、審査基準が異なるため、借入可能になる可能性があります。
ペアローンをおすすめしない理由
ペアローンとは、夫婦や親子など、2人以上で住宅ローンを借りる仕組みです。
ペアローンを利用することで、住宅ローンの借入可能額を増やすことができます。
しかし、ペアローンは以下の理由から、おすすめできません。
どちらかの収入が減った場合
収入の合算で審査されるため、どちらかが収入が減った場合。
- 返済が難しくなる可能性がある。
- 借り換えの審査が通りにくくなる。
このような状況になると、返済計画が大幅に崩れる可能性があります。
死亡以外の返済条件
どちらかが亡くなった場合、残された人が全額返済する必要があるのでしょうか?
この点も銀行に確認する必要があります。
万が一、仕事ができない状態になったら?
就労不能なだけでは、返済免除にならないこともあります。
ペアローンを利用する場合は、デメリットをしっかりと理解しましょう。
慎重に検討するようにしましょう。