- 注文住宅でマイホームを購入したのに後悔した
- 住宅ローンが払えない,きつい
- 家なんて買うんじゃなかった
人生は一度きり。
人生で一番大きな買い物と言えば、家という人も多い。
建てる前に自分たちで間取りや設備を選んで納得したはずの家なのに、住んでから後悔したとか失敗したという声が圧倒的に多い。
ほとんどの人がやってしまうのが、見落としていたということ。
なぜあの時、と思って後悔してももう遅い。
実際に住宅ローンの返済が始まれば、そう簡単に自分たちの気になる箇所を修繕したりリフォームするのは大変。
でもその対象を見ていくと共通しているポイントは多い。
私のサイト内でも以下のような関連記事を書いています。
私のサイトは、新築一戸建て,マンションの購入後に失敗後悔をしてほしくないという思いから自らの経験を軸に注意点やポイントをご紹介しています。
新築分譲マンションを購入した後に、注文住宅を購入したからこそ見えてくる違いやメリットデメリット。
新築購入後5年以上が経過して感じた子どもの成長に合わせて出てくる悩みや不安。
老後の生活までを考える計画に必要なこととは何か?
今回の記事では、注文住宅家づくりで失敗後悔をする人のブログなどを見て学ぶべきポイントについて以下の項目でご紹介していきます。
注文住宅家づくり失敗談共通点
注文住宅家づくり失敗後悔対策
注文住宅家づくり成功の第一歩
部屋の数や配置など間取りだけだと思っていたら大きな間違い。
実際に建てる前と住んだ後には何がそんなに違ってくるのか?
どの会社で建築を依頼するとしても自分たちで事前に決めておかなければいけないポイントについて解説しています。
注文住宅家づくり失敗談共通点
家づくりについて、不動産会社や建築会社などさまざまな会社がブログなどで記事を書いている事が多くなりました。
気になることを1つずつ確認していくことは大切。
しかし、その情報をチェックする時にもすでに欠けている事があります。
確認すべきポイントのズレ
あなたは今以下のような情報をチェックしていませんか?
- 費用
- 部屋やトイレの数、配置
- リビング、玄関、脱衣所などの各場所の広さ
- パントリー、納戸、土間などの今まで利用した事のないスペースの検討
今までに経験したことがない対象に興味を持つ事は多い。
プランに反映することが可能な物は増えました。
では実際に自分たちが利用したことがない対象についてどこまでリアルに検討できているでしょうか?
究極で言えば、
「今使っていない場所や物は本当に必要でしょうか?」
私の奥さんもそうですが、以下のような言葉を口にすることは多かった。
- あったら便利
- ちょっとした時
こんな表現が現在の生活で利用していないのになぜ言えるのか?
その場で発見してちょっと興味を持ったというケースが非常に多い。
しかし、注文住宅は一生の問題。
とにかくいらないものは排除する。
たったこれだけのことを意識しているだけで、生活しやすい空間にすることは可能になります。
良かった設備や仕様の裏側
設備や仕様を確認する上で、これがあったら便利だったという声をあまりうのみにしてはいけない。
そのスペースを利用する人の身長や体型、手足の長さなども見えていません。
実際に同じ窓を取り付けても、目的や周辺の環境によって大きくその価値は変わります。
具体的には以下のような内容をチェックすることが重要。
- 両隣の家との距離や窓の配置
- 正面には道路なのかそれとも賃貸マンションやアパート?
- 交通量の多い道路なのか?田舎の人通りの少ない路地なのか?
今ある生活環境がどのような場所だから音の伝わりが少ないと感じるのかも大きく異なります。
良かったという記事があったら、何が具体的に良かったのか?
その価値は今の自分たちがお金を出すまでの価値があるのか?
この点をじっくり考えてから設計に反映することも重要です。
注文住宅家づくり失敗後悔対策
今までに自分たちが暮らしてきた環境にスポットを当てる。
これが最も参考にしていただきたいことなのです。
階段や洗濯など身近なものから
2階建てや3階建てに住む人は、必ず毎日階段を利用しています。
平屋でもお風呂、キッチン、洗面台や脱衣所はほぼ毎日利用している人が多い。
日々の生活に必ず必要とする点については、しっかり自分が何に違和感を感じるのかをリサーチしよう。
例えば、以下のようなことを少し真剣に考えると答えは出てくるはず。
- 脱衣所のどこにタオルがあれば、お風呂あがりが楽なのか?
- ちょっと眼鏡やスマホを置いて作業を行うならどのくらいのサイズが必要なのか?
- 物を収納するだけでなく、しっかり取り出しやすくするのに必要な奥行は?
ただ収納グッズやアイテムを買うだけでなく、実際に毎日利用する時間に何が足りないのかを知っておく。
この繰り返しで疲れている時に感じることこそが、本当に大切にしてほしい設備や仕様なのです。
体調不良や老後を意識
- 腰痛
- 肩こり
- 発熱
- 嘔吐や下痢
- 感染症
コロナ禍の時代に少しでも感染症対策をしようとする家庭は増えました。
少し前の時期には考えられないことも今は当たり前の日常にしていかなければいけなくなったことも多いはず。
でもこの経験は非常に重要。
普段元気な時には、「こんな広い部屋で暮らせるのは幸せ」と思えるかもしれない。
でも実際に体調を壊している時や誰もいない時の掃除を想像したらどうなる?
「こんな広いリビングはいらなかったし、あんな高い位置にある窓は掃除するのも大変」
こういう些細な違いが日常生活にはたくさん出てきます。
同じ税金を支払うなら、家族みんなが笑顔で楽しく暮らせる状況を作りたいはず。
そのためには、自分の体が大変な時を考える。
昔と今の違いを考える
私がこれまでの相談者に対して必ずと言っていいほど声をかけていたのが、コンセントの高さ。
130㎝基準を目指す。
これが私が今の時代に合った暮らしに求める条件。
単純に考えてください。
寝室に必要なコンセントは、ベッドフレームにもついている。
しかし、そのフレームに電気を供給するためのコンセントがベッドを壁付けできない原因になっていませんか?
子供の机でもリビングのテレビボードやソファ周辺でも同じことが言えませんか?
家具が邪魔になってコンセントが使えない、使いづらい。
こんなことに不便を感じたら、毎日生活しているのが苦痛になってくるのも当たり前。
知識とは違う、これまでの生活では通用しにくい環境の変化を意識する。
これも1つ参考にした上で今家庭の中にある家電製品と都合の良いコンセントの高さを考えてみて下さい。
きっと、絡まない、タコ足配線が不要な数や配置は昔と大きく異なると思います。
注文住宅家づくり成功の第一歩
間取り添削の依頼を受ける事も多い昨今。
これからの時代に必要なことは何ですか?
こんな質問を受けた時の私の答えをご紹介していきます。
プライバシーと老後
全国で家づくりをしている人の多くは、まだまだこれからも元気で働き続ける自分を想像している。
住宅ローンの返済という言葉を聞いても避けて通れないから頑張ると堂々と言える側に立っているはず。
でもその世代でずっと生きていけるとは限らない。ある程度の年齢になれば、肉体気にも衰えが出てくる。
そんな時、どの程度のプライバシーを守る環境が求められるのかを考える。
若い時には道路からの視線が気になるということを口にする人は多い。
しかし、老後になればどうなのか?
「誰からも何も気にされなくなるのが怖くなる。」
実際に数ヶ月前に老人ホームに入所することが決定したお隣の90代の女性から聞こえてきた言葉です。
自分たちが若い時と今は大きく違う。
他人に迷惑を掛けたくないという気持ちと孤立したくないという気持ちがある。
こういう将来に向けて自分たちはどこまでをオープンにしてどこからプライベートな空間とするのか?
外構のフェンスなどと窓の配置だけでも大きくイメージは変わる。
いつも元気そうだ。
こう思ってもらえたり、話しかけやすそうと思われる近所つきあいをするためにはどういう間取りが理想なのか?
生活動線や家事動線だけでなく、孤立しない家づくりも今の時代には問われている気がします。