注文住宅で家づくりを考える時にどのくらいのサイズの家を建てる人が多いのだろうか?
この答えに大きく影響をするのは、住宅を購入する土地の広さ。
さらには、地域により土地購入価格がかなりの違いを持つことが影響する。
- 親や家族の土地を譲り受け手から建てる家づくり。
- 土地と建物を両方購入する計画。
- 今ある建て物を立て直しする計画。
一戸建てを購入するという言葉の中には、このように大きく意味が異なる状況がある。
広くて大きな家のプランが理想の間取りに近づく第一歩。
この考え方は、今の時代の価値には徐々に合わなくなってきたともいえる。
都心部で暮らす人の中には、多くの部屋数や平米数は住まいに求めていない。
中古のマンションをリノベーションやリフォームをするプランでも二階建て不要で充分満足。
このように考える人もいるのも現実。
やはり住むエリアにより理想として求める金額目安にも間取りの広さにも部屋数にも差があって当たり前と言える。
問題は、生活する上で、住まいとしてキッチン、寝室、リビング、収納、風呂、トイレなどに家具を配置しても狭いと感じないし足りないと思わない家。
この理想を考えた時の世帯人数にも大きく影響がある。
家族の人数ごとの理想の間取り図を考える注意点もご紹介しています。
5人家族間取り新築計画失敗後悔注意点3人子供がいたらどこを優先?
自分たちの今まで暮らしてきた生活空間と購入する家を見た時にどんなことをポイントにしてプランを考えるべきなのか?
購入準備に必要な情報をご紹介していきます。
私のサイトは新築一戸建て購入後失敗後悔をして欲しくないという思いから、経験を活かし情報を公開しています。
今回の記事では、家の坪数平均を東海地方で2019年新築住宅展示場で2018年の棟数とサイズについて聞いてきた情報を以下の項目でご紹介しています。
家坪数平均は新築では大きい?
家坪数平均と新築購入の裏事情
家坪数平均新築市場の変化傾向
我が家が家を建てたのももう4年前。
実際に坪数として建てた後にもやはり管理しやすく、あれこれと気を遣う必要がない家にするためには何が必要なのか?
人の価値観はそれぞれ違う。
しかし、全国共通で快適な暮らしを計画する上で比較するべき注意点をまとめてご紹介していきます。
家坪数平均は新築ではどのくらい?
私が暮らしているのは、東海エリアの田舎の方です。
一戸建ての世帯の方が多く、分譲マンションなんて数えるほどしかありません。
つまり、マンション購入計画をしたい人は違う市に引っ越しをしないと新築ではなかなか購入が難しい。
このようなエリアでの家探しで子育て世代を中心に調査をしていくとやはりみな同じような内容を検討していることが分かりました。
家の坪数平均は30坪から40坪未満
出来る限りリビングは広くしたいとか寝室の広さや南向きや南玄関なんて言葉がシンプルなマイホーム購入前の希望には多い。
そして、オール電化を検討し、外構に駐車場を車2台程度は夫婦共働きには必要不可欠。
このような状況を整理していくと、土地を購入して家を建てる人の2階建て需要は30から35坪が圧倒的に多い。
坪単価とか建物価格という考え方からすると、やはり実際には敷地の広さも家のまとめ方もできるだけシンプルにしていく発想が多いようです。
家のサイズイコール住みやすさ?
子どもが1人、2人、3人が私の住むエリアでも大きな傾向になっている。
兄弟が4人以上というケースは思った以上に少ない。
やはり少しでもあまり広い空間を必要としない家族構成も考えている事が多い。
実際に賃貸に住む事にしても、やはり部屋の数は家賃を高くする傾向にもつながっていく。
このようなことを考えると、3ldk ,4ldk,5ldk等の家の間取りの部屋数を検討する人も多い。
結果的に、建物をつくる時には1つ1つの部屋をコンパクトに簡単にまとめる。
玄関も賃貸と同じような広さ。
あとは階段だけ荷物を通り抜けしやすいサイズで建てる。
このような発想が最初に出てくるようです。
家坪数平均と新築購入の裏事情
家の中の空間を素敵にできるならいくらでも何とかしたい。
こう思っても結果的には、ハウスメーカー、工務店を問わず家を建てる上では、駐車場などの外構の工事費も検討しなければいけない。
駐車場スペースの整備
浄化槽の工事費用
周辺の雑草防止
このような内容にも金額は必要になっていく。
さらに、外の壁も外観としての見た目も選びたい。
それぞれのパーツを最低でも必要な金額を考えたら、家にそんな多額な金額をかけるのは現実的ではない。
合計の工事費用が4000万円前後になると高すぎる。
このようにイメージ的に考える人が多いのが地方の土地活用をする人でもかなり多いのが現実。
よって、イメージ的には、坪数を考えた時、建坪と平均の坪単価で合計を考えるなら、以下のような設計プランを合計から考えなければいけない状態になる。
外構費用を200万円
土地の価格は、1000万前後
総額予算3500万円
この残りは、2300万円。
諸費用や頭金、諸経費などを300万としたら、残2000万。
この金額でどこまでの家を建てる?
ではこの状況で家族4人の住まいを我が家と同じ4LDKで考えたらどうなるのか?
坪単価 | 建てられる坪数 |
40万円 | 50坪 |
50万円 | 40坪 |
60万円 | 30坪 |
70万円 | 28.57坪 |
80万円 | 25坪 |
90万円 | 22.22坪 |
100万円 | 20坪 |
このように、最近の工法や構造などの問題を含めても60万円以上という工務店も多い事を考えると、30坪から40坪のサイズは現実的と考える根拠がある。
家坪数平均新築市場の変化傾向
近年は、地方に行けば行くほど、平屋にあこがれを持つ若者も増加している。
古民家をリフォームして現代的に生まれ変わりをさせる事で楽しむというスタイルにも変わってきている。
もちろん、外構費用の節約などを考える人が考える建売住宅の購入という選択も相変わらず人気度は高い。
このような中で、自分たちにはハードルが高いとか少しでも今の生活スタイルを維持するために!
こんな発想の中では、住宅取得の選び方にどんな変化が生まれてきたのか?
家の坪数平均と延べ床面積の変化
以下のような要因が影響している事の可能性は大きい。
- 居住する世帯の人数の変化(単世帯の増加傾向)
- 注文住宅には特にセキュリティ面の強化への関心(フェンスや門扉、門柱など)
- 車上荒らしなどの被害による意識改革(駐車場スペースへのゲート加工など)
このように、一昔前に比べて、どこかの近くの駐車場を借りて車を維持するという考え方から離れたいという意識が高まってきている。
これが外構工事の見積り費用が変わってくる要因にもつながっていく。
我が家は、車に対して価値感がほぼないと私は意識を持っている。
だから、外構は別に何も工夫をしていない。
むしろ、家の中のダイニングテーブルやリビングソファ、ベッドなどの寝具や人の安らぐ空間には相場を無視して投資をしているわけです。
このような需要の変化に伴い、徐々に家本体にかける価格の考え方は変わってきているともいえる。
U、Iターン経験者による都会暮らしの影響
人口減少をしている地方に居住する20代から50代の中にも大学など進学以降就職も都心部や都市部にいたという人も多い。
このような人たちからしたら、地方に来たからと言って、急に広い家を持ったら快適という考え方にすぐに変わるわけではありません。
むしろ選び方がよりシンプルな空間で狭い場所を上手に活用する方法を考える。
このように思考が変わってきていることも多い。
次の自分たちの老後の時までイメージするなら、あくまで大きい家は掃除も手入れも大変なだけ。
だったら、最初の金額は最低限のスペースでつくる。
その後に、リフォームなどをするお金をいくらかでも貯蓄しておく。
このようなスタイルも増えているのです。
だからこそ、30坪程度の空間では確かに4人では少し狭いイメージもあると思いますが、子どもたちがいなくなった後を考えて、一番需要が多い。
このような結末を教えてもらうことが出来ました。