住宅ローン返済中に払えない、きつい、厳しいという声が近年急増中。
いろいろな理由がありますが、特に注意しておくべきは、ボーナス払いだと私は感じています。
私自身も最初の住宅ローン審査通過の時には、ボーナス払いの併用タイプを利用しました。
しかし、実際に繰り上げ返済などをしていくと、正直計算上は、損しかない。
こう感じる事が有ったので、変更をしました。
何月にいくらの加算。
たったこれだけの違いのように見えますが、実際には、それだけではありません。
住宅ローンの支払いのバランスでボーナス払い併用の体験もご紹介しています。
私のサイトは、新築一戸建て購入後失敗後悔をしてほしくないという思いから、経験を活かし運営しています。
今回の記事では、新築住宅ローンボーナス払い併用を実践してわかった失敗後悔の注意点を以下の項目でご紹介しています。
新築住宅ローンボーナス払いの落とし穴
新築住宅ローンボーナス払い体験記
新築住宅ローンボーナス払いの変更時期
自分たちの生活費や子供たちの養育費、老後の貯金に、娯楽のための予備資金。
車の車検や保険料の支払いに生命保険。
こういう支払いをしていく流れがある中で、ボーナス払いを併用することは一見すると楽そうに見えて、何も楽ではなかった。
こう感じた内容をご紹介していきます。
新築住宅ローンボーナス払いの落とし穴
私自身が実際にボーナス加算を選んだ理由から順にご紹介していきます。
新築住宅ローンボーナス払い選択理由
私の住宅購入は、突然の計画浮上が多かったように感じます。
- マンションは通勤中の駅から見えた時、ひとめぼれして購入。
- 注文住宅は、太陽光発電買取価格下落前の購入意識から搭載可能量を比較して購入。
まさに、毎月の返済計画というよりも、この機会を逃す事の損益の方が大きい。
この考え方を優先して購入したのが住宅購入でした。
なので、できるだけ毎月返済の平均額が下がる方法。
たったこれだけの意識で、ボーナス払い併用を選択していたのです。
新築住宅ローンボーナス払いはいつ?
結果的にボーナス払いは、以下のような月に加算が発生します。
ボーナスシーズン | 加算対象の月 |
夏のボーナス | 6月7月8月 |
冬のボーナス | 12月1月2月 |
8月2月なんて組合わせはないだろうと思っている人もいますが、実際に私はろうきんの住宅ローンを組んだ際には、このパターンしかありませんでした。
つまり、最初の失敗を感じたのは、このボーナス払い月の選択不可能条件。
12月がボーナスの人も6月が夏にある人も関係ない。
公務員だろうが自営業だろうが、会社員だろうが知ったことではない。
あくまで銀行や金融機関が主導権を持ち、この月に加算しますね。
こんな感じで行われてしまうのです。
新築住宅ローンボーナス払い選択で余分な支払い
支払い総額を見ても、実際に住宅ローンの返済額は、ボーナス加算をした方が多くなります。
その差額を以下のような金額でまとめてみました。
一例としてご覧ください。
新築ローン申し込み金額 | ボーナス払い無しの返済総額 | ボーナス払いありの返済総額 |
1500万円 | 17,059,253円 | 17,066,186円 |
2000万円 | 22,745,739円 | 22,755,019円 |
2500万円 | 28,432,185円 | 28,443,807円 |
3000万円 | 34,118,671円 | 34,132,646円 |
3500万円 | 39,805,178円 | 39,821,415円 |
4000万円 | 45,491,669円 | 45,510,241円 |
4500万円 | 51,178,106円 | 51,199,035円 |
5000万円 | 56,864,596円 | 56,887,864円 |
上記価格は、以下のデータを想定しながら試算しております。
- 住宅ローン金利は、変動タイプ
- 返済方法:元利均等払い
- 年利:0.75%
- 保証料:無料
- 事務手数料:無料
- ボーナス負担金額:全体の30%
このような試算をしていくと、総額でも2万円弱でしか差がない。
だからこそ、毎月の返済が簡単だからどんどん採用しても損はないと思う人もいる。
しかし、繰り上げ返済をしていく時の減り方がどうしてもこの後の差になっていく。
この計算をきちんと一度銀行に相談するなら、試算を出してもらう事が重要。
新築住宅ローンボーナス払い体験記
実際に私はマンションを購入した時も注文住宅購入時も両方で最初はボーナス併用を選択。
その後に、毎月の返済のみに変更をした経験を持っています。
なぜそんなことをしたのか?をご紹介していきます。
ボーナス払い変更時の悩み
ボーナス加算が発生している事そのものは、安定した賞与などがある会社につとめている時には怖いことはありません。
しかし、単純に私は以下のような待遇の変化を経験したのです。
- 賞与額が著しく減額された現実。
- 将来性として回復の見込が少ない可能性。
- 徐々に進んでいく人件費カットの可能性。
新人と現在の私でも大きく離れ始めた賞与の査定方式。
こんな現実を見たら、当然ボーナス払いに過剰な安心を持つことは出来ません。
よって、すぐにボーナス払いを解消する手続きをとったのです。
ボーナス払い変更した後の生活
正直、ボーナス払いはない方が生活の基盤を作りやすい。
これが自らが2度経験した中で感じた結論でした。
その背景には以下のような流れがあります。
- 火災保険、固定資産税などの住宅維持管理費として必要な経費に対する支払い。
- 子どもの習い事などの増加、増額における変化への対応。
- 自分たちの予備として買い替えなどに必要な貯蓄バランス。
このような内容を考えていくと、ボーナス加算で持っていかれた分を毎月の給与の手取りからすべて調整するのは大変です。
むしろ、毎月の返済が増えたとしても賞与が手つかずの状態になっていた方が計算がしやすいのです。
新築住宅ローンボーナス払いの変更時期
我が家が自分たちの生活と家のローンの支払いの苦労を感じない為に見極めをしたタイミングについてご紹介していきます。
引渡し後の2年目が転機
新築引き渡し後の生活が始まった初年度は、正直以下のような感動や最初の支払いで落ち着かないことが多い。
- 固定資産税がいつ来るのか?いつ払うのか?
- 住宅ローン減税はいくら還元されるのか?
- 光熱費や水道、ガス、通信費などの細かな家計の実態。
こんなことを見ていると、実際に家を買った後の生活費の全体がようやく見えてきたと思えるのは、2年目の引渡しを受けた季節になった時。
1年を通じて光熱費や生活費の平均はいくらになっていたのか?
この答えが出た際に、火災保険や生命保険などの支払いを加算する月と住宅ローンのボーナス払いのバランスを考えるようになったのです。
ボーナス払いなしの今の生活の感想
実際に今はボーナス払いは一切何の支払いにおいても加算はありません。
毎月フラットになることの意味と価値は、子供が大きくなるにつれて徐々にはっきりしていきます。
成長と共に食欲も増す
☞外食時のコストも増える。
買い替えをしておくべきと感じる家具などの発見
☞すぐに買い替えることで体の負担も変わる。
こうした細かい内容の変化に柔軟に対応できるようになりました。
ボーナスが減る。
たったこれだけで、精神的な負担は、結局は年末年始も夏も同じようにストレスになっていく。
だからこそ、あえて月々で苦労をしておく方が後が楽ですよ。
今回の記事でご紹介したかった内容は以上となります。
最後まで読んでくれてありがとうございました。