坪単価の比較ポイント
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注文住宅で家を建てる時っていくらかかるの?

ハウスメーカーと工務店ってそんなに坪単価が違うの?

ハウスメーカーと工務店を選ぶ時には何を比較するべき?

これまでにもハウスメーカーの坪単価や工務店との比較ポイントをご紹介してきました。

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今回の記事では、ハウスメーカーの坪単価の相場と工務店を比較するという時のリサーチ注意点を以下の目次でご紹介しています。

坪単価とは何か?

坪単価の確認ポイントと注意点

坪単価を抑える?会社選びのコツ

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坪単価とは何か?

坪単価とは何か

まず最初に知っておくべきは、坪単価とは何か?

坪単価というのは、1坪(約3.3平方メートル)当たりの建築費用のこと。

坪単価の計算方法

坪単価の計算方法

ハウスメーカーや工務店の住宅展示場、モデルハウス、見学会等でこんな質問をする人は多い。

「坪単価はいくらくらいになりますか?」

しかし、この答えにコロナ禍になる少し前からこんな回答が増えた。

「弊社では、坪単価という計算は提示しておりません」

なぜか?

坪単価の算出方法が会社によって大きく異なるのです。

具体的には、以下のような実例があります。

  • 延床面積の中には、バルコニーやベランダは含めません。
  • オプションの採用というのがどこのラインかは人により異なりますので
  • そもそも坪単価という基準がわかりません。

単純に、建物本体価格÷延床面積で算出するのでは?

この答えに当てはまるとは言えないのです。

坪単価が高い=高い家?

坪単価が高い=高い家?

平屋、2階建て、3階建て、ガレージ付き、狭小住宅、地盤改良の必要な土地等条件や建物に必要な工事も大きく異なります。

これを全て延床面積で割り算をしたら必ず同じ金額が出てくると言えるのでしょうか?

正直、坪単価という表現に惑わされている人は多いのです。

工務店が安い時代は終わった

工務店が安い時代は終わった

2010年以降になってから、ローコスト住宅とか地域密着の工務店等のキャッチフレーズがある工務店でも坪単価目安は、40万円から60万円という数字が目立つようになった。

その背景には、以下のような要因がある。

  • 資材の仕入れ困難な状況(輸入、輸出の規制)
  • 人件費高等化(人手不足)
  • 工期(日程)と自然災害等の関係

フラット35申込者の平均予算等を軸として提示している会社も多いですが、正直、この数字もあてにならない。

なぜなら、結局は工事予定額が50万円から65万円だったとしてもその数字は建売でも一等地なのか地方の田舎なのか等基本の情報が大きく違うから。

結局は、坪単価50万円程度は相場だと錯覚させるような数字になっている気がします。

坪単価の確認ポイントと注意点

坪単価の比較ポイント

工務店に依頼しても坪単価は50万円以上というのが当たり前の時代になった。

ハウスメーカーの中には、オンライン注文により打合せ等のコスト削減を実施する会社も出てきました。

この他にも坪単価70万円以上になることが当たり前になっているヘーベルハウス、住友林業、三井ホームズ、積水ハウス、トヨタホーム、パナホームでも標準設備は同じではないのです。

グレードによる差が顕著

グレードによる差が顕著
  • 規格型住宅
  • 標準設備
  • オプションの差額

お風呂、キッチン、トイレなどの水回り。

収納設備(引き出し、押入れ、床下収納、壁面、造作家具等)

窓や玄関ドア、室内ドア等の内装設備

このような設備も結局は、人の好みやこだわりの有無により大きく異なります。

決して、ハウスメーカーだから高いとか工務店だから安いという事ではありません。

むしろ、低価格に見せかけて実はオプションを前提としたグレードの低い設備を標準としているプランもあります。

こだわりや差別化の二極化

こだわりや差別化の二極化
  • 賃貸から出たいだけ
  • こだわりは特にない
  • オプションなんていらない

このようなこだわりが特にない人からすれば、坪単価が60万円、70万円になるような会社を選ぶことはない。

しかし、気密性(高気密)、断熱性(高断熱)、床暖房や床冷房等にこだわりを持つ人なら、会社の標準機能や性能から比較する人もいます。

このように、人によって、コストの抑え方やこだわりのポイントが大きく違う時代。

つまりは、その人にとっての目標や理想の家づくりがどのような条件から始まるのかによっても大きく異なります。

ハウスメーカーが工務店より高い?

ハウスメーカーが工務店より高い?
  • 人件費が違う?
  • 展示場等への出店費用もかかる?
  • ローコスト住宅の方が安い?

このように、探している人はまだまだ多い気がします。

しかし、実際には工務店でも地域密着の地方紙(無料の宅配媒体)などに広告を掲載していることも多い。

この価格は、単純に月額10万円から15万円というのは地方でも当たり前の掲載料金。

これが全国になれば、CMやインターネット広告も出てくるようになります。

つまり、そこまで広告宣伝費や人件費が原因でハウスメーカーのほうが高いというのは大きな間違い。

あくまで、常駐する人だけでなく、派遣社員やパート職員等の活用で人件費は落とせる時代になった。

だとしたら、広告宣伝費が高いから坪単価が高いというのも誤解と言えるのです。

むしろ、受注が少ない分、その会社のキャパも小さいというリスクを抱えるケースもあります。

坪単価に該当しない?

坪単価に該当しない?

ハウスメーカーによっても、バルコニーの坪単価は室内の床の1/2の価格というケースもあります。

バルコニーでも土間でも吹き抜けでもすべて同じ価格で計算するというケースもあります。

むしろ、吹抜けを作るほうが坪単価が高いというケースもあります。

結局、その会社の独自の計算方法で問題ない。

これが、やはり見極めとして難しいポイントになってきます。

坪単価を抑える?会社選びのコツ

坪単価を抑えるポイント

理想の家づくりをできるだけ安く仕上げる方法は無いのか?

この答えとして、わかりやすいポイントをご紹介していきます。

総二階と吹き抜けの比較

総二階と吹き抜けの比較

玄関、リビング等に需要が高まっている吹き抜け。

我が家は総二階を選びました。

吹き抜けはいらない

吹き抜けはいらない?住んだ後の苦労が多い3つの悩みや苦労

基本として、総二階ですべての部屋に天井があるほうが証明などを設置するのが簡単です。

変形よりも長方形や正方形

変形よりも長方形や正方形

コの字型、L字型、ㇿの字型、凹凸のある家は、壁面が増えますし、加工するパーツも多くなります。

さらに、足場の工事なども面積が増える。

結局は、自分の家の初期費用を気にしていないと、建てる事は出来るかもしれないけど、実際の見積もり額を見て驚くというケースも非常に多い。

その会社の標準設備で済ませる

その会社の標準設備で済ませる

請負契約を交わす会社の標準設備で済ませることが可能な会社を選ぶ事が重要。

  • アクセントクロス
  • パントリー
  • ランドリールーム
  • ウォークインクローゼット
  • 土間
  • 床下収納
  • ロフト
  • 屋根裏
  • 仕切り

上記のような空間は本当に必要なのでしょうか?

そもそも10年、15年、20年という時間を経過させた時には自分たちの体も欲しい対象も価値観が変わってくる可能性がある。

子どもが小さい家なら、成人になって家を出ていく可能性もあります。

可能な限り、今だけでなく、かなり先を見据えた家づくりを心掛けることが重要です。

屋根や屋上、太陽光パネルの選択

屋根や屋上、太陽光パネルの選択
  • 片流れ、切り妻などの屋根の形状
  • 太陽光発電の有無
  • 屋根材やパネルの素材の選択

このような条件も見ていても、メンテナンスはいくらかかるのか?

  • 売電価格等をチェックして、何年で工事費用は回収か?
  • 自然災害による被害を受けた時にはどうなるのか?
  • 固定資産税などの税金には関係あるの?

このように、自分の家の坪単価を見ながら、最後には自分の家が将来どのようなコストをかけておくべきかを比較する必要があります。

安い、高いはトータルコストで比較

安い、高いはトータルコストで比較

例えば、外壁。

モルタル、サイディング、タイル、ガルバリウム鋼板等のさまざまな種類を選択することが可能になりました。

しかし、その分メンテナンスコストも大きく異なります。

10坪単位で100万円が必要になる外壁があって、あなたは30年後にその費用を即決で払う気がありますか?

このような内容を比較すると、坪単80万円から100万円と言われた時、どこまでその価値があるのかが心配になる。

予算に合わせた理想の家

予算に合わせた理想の家

一戸建ての場合には、家の中だけでなく、屋外にも注意が必要になります。

  • 駐車場、ガレージ等車を止めるスペースつくり
  • 自転車、三輪車等の子どもの遊び道具置き場
  • 物置や駐輪場、ポスト等の設備費用
  • 庭やガーデニング、ウッドデッキなどの趣味の空間

上記のようなスペースに対して、どのようにコストをかけていくべきなのか?

他にも、フェンスや壁、目隠し等近所の視線対策なども意識しなければいけないケースもあります。

基本は、節約するべき対象は家全部で検討することが大事なのです。

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