一戸建て新築と中古住宅比較について、このページをご覧頂きありがとうございます。
一戸建て住宅購入を検討している方の中には、選択肢の中に中古を検討する方も増えています。
リノベーション、リフォームという文字が目立ってきたことが大きな影響をもつと考えるべきではないでしょうか。
しかし、築浅、未入居などを含めて、建売も分譲も新築業界も選択が広がっています。
このような時代だからこそ、こんな悩みも増えてくるのです。
新築一戸建てを買う必要はあるのか?
- 中古でリフォームしたほうが安く済むはず。
- 誰かが使った中古住宅に住むためにローンを組むなんて嫌だ!
- マンション探すのと同じ感覚で不動産会社に聞けばわかるはず!
- 住まいの情報誌を見れば、築年数も建物の外観も載ってるし、中古でもいいかな!
夫婦の見解相違が生まれやすいのが新築と中古比較となっているケースも多いのです。
私のサイトは、新築一戸建て購入後失敗後悔をしてほしくないという思いから、一戸建て,マンション購入体験,現場経験を基に書く記事をご紹介しています。
サイト管理人2児パパニッキーと申します。
一戸建て住宅購入を検討している方の中には、 一戸建て購入の方向性を新築購入にするのか?
中古物件を購入するのか?
2つの比較をするべきポイントはどこなのか?
なんて疑問を持ちながら家探しをしている人たちも多いです。
私達が検討したポイントや周りに訪れた体験を含めて以下の内容でご紹介していこうと思います。
一戸建て新築購入のメリット
一戸建て新築購入のデメリットとは
中古一戸建て購入のメリットとは
中古一戸建て購入のデメリットとは
私が実際に役立った一戸建て住宅購入前に勉強できる無料の資料請求
以上の5項目を中心に多くの角度からご紹介しています。
情報量がありますから是非メモを取りながらじっくりご覧ください。
一戸建て新築購入のメリット
まずは、新築一戸建てを購入するメリットをご紹介していきましょう。
最新の耐震性能基準を採用
一戸建て住宅を購入するうえで、 やはり日本という国柄、震災や自然災害に対する備えがある家に住みたい!
こう考えるのは、私だけでなく、同じような考え方をしている方も多いと思います。
新築は、現在の耐震基準をベースとしての規格で作られます。
中古住宅の建てた頃の基準よりも性能に安心をもって生活できるのはやはり価格の価値があるのではないでしょうか?
リフォームを前提としない建物購入。
価格をリフォーム費用とかけ合わせたら、中古の方が高かった。
資材の高騰化が影響して、決して安くない設備投資費用。
事務所でも自分の暮らしでも入居時の条件はかなり違うのが新築と言えます。
設備的には節水・節電可能な機器を選べる
賃貸住宅に比較した、光熱費比較の体験記は、 オール電化床暖房を使った光熱費や基本料金は?でご紹介しています。
この点をしっかりおさえた新築一戸建てを買う事が出来れば、格段に違いを実感できると思います。
私たちが感じた新築一戸建てのメリット
- エアコンが不要な家(気密性の高い家の特典)
- ガス代を気にしなくていい家(オール電化の特典)
- 節水型のトイレを使える(水道代の減額)
- 洗浄機能付きのお風呂でお掃除コストも削減。
さまざまな設備における節電・節水効果を肌で体感できると思います。
生活の質を高く、さらに効率よい生活をする家を見つける事が可能なのが新築のいいところだと思います。
間取りを自分たちの希望で設計できる
中古住宅は、部屋の間取りを全く選ぶ事が出来ませんよね?
つまり、自分たちの希望に合う物件探しをする必要があります。
当たり前の話ですが、意外に難しいんですよ。
自分たちの理想の間取りを手にする事が出来るのが新築のメリットだと私は思います。
新築物件だからこそ自由を感じられるのは、
- 最新の収納環境。
- キッチンや洗面台の高さが自分たちの身長に合うか。
- 窓の高さや位置が好きな位置に設計可能。
- 電気設備にLEDダウンライトなどのオシャレを体感できる。
こうしたリフォームを重ねると意外に費用的には簡単でない工事。
新築なら最初から手にする事ができます。
設備が自分たちの目線や高さに合う事は、毎日の積み重ねで疲労の蓄積には大きく影響します。
こうしたメリットは当たり前でも、生活していけばしていくほど価値をわかっていける内容だと思います。
資産価値の高い住宅を購入可能
新築はやはり築年数が1年目ですから、当然資産価値は中古に比べて圧倒的最初は高いですよね。
資産価値は、中古住宅を購入後に、売却するよりも価値は出やすいです。
よって、万が一の売却の際にも、実費負債対応が少なくて済む住宅条件もある。
これもメリットになります。
住宅ローンや新築だから受けられる減税
私達も一度は、リフォームで検討をした建て替え組。
しかし、新築とは違い、リフォームは住宅ローン金利の優遇も弱いのです。
実質負担の結果を見ても、同じ金額で購入した同じ「一戸建て住宅」という文字を使っても、実際の支払総額は新築の方が金利を含めれば安く済んでしまいます。
私達の実例では、このようなプランが浮上しました。
2000万円プランをリフォームと新築を比較して考えました。
- リフォーム費用の場合 金利は2.16% 35年返済総額は2852万円
- 新築購入の場合 金利は0.75% 35年返済総額は2274万円
支払総額の差は、なんと580万円もの差がついてしまうのです。
この差額を見て、実質負担金の大きな違いでリフォームをやめました。
正直、同じ金額の借り入れに対して、金利だけでこれだけの差額では正直割に合わないと私は考えます。
新築のメリットは、以下の通りです。
- 生活の質の高める事ができる(設備の充実姓)
- 生活費となる経費削減(節水、節電効率、素材の向上)
- 万が一の震災対応の性能。(耐震性能評価)
- 住宅ローン控除等の減税。
こうした点からメリットを確実に実感できると考えます。
では、逆に新築住宅におけるデメリットを考えていきましょう。
一戸建て住宅購入で新築購入のデメリット
一戸建て住宅購入におけるデメリットや注意点をご紹介していきましょう。
会社選びによる価格差選びが難しい
新築一戸建て住宅購入をする際に、最も難しいのは会社選び。
ハウスメーカーと工務店たった2つのカテゴリに見えるかもしれません。
しかし、以下のような違いがあります。
- 地元の木材を利用した補助金対象住宅。
- 低コストな輸入木材を利用したローコスト住宅。
- 基礎工事を安いコンクリートを用いた住宅。
- アルバイトによる大工さんの人件費を削減している住宅会社。
一言で内部まで探せば非常に探し方には難易度が高いのは、新築住宅のデメリットとも言えます。
新築住宅購入後の税金が中古よりも高い
新築として購入した以上、固定資産税などの税金も大きな心配要素の一つ。
中古住宅は、経年をしている分、中古のメリットでもご紹介していますが、同じ住宅を買ったという事実からすると、税金は安い。
この点も、住宅購入後の維持費という点では、大変なのかもしれません。
中古住宅に比べて外構費用が必要になる金額が多い
家を買うというのは、建物だけの話ではありませんよね?
- 駐車場や庭
- ポストや門柱などの備品
- 自転車置き場の有無
- ゴミ置き場
- 家周辺の雑草処理用のシート
- 砂利敷き等の外構の費用。
こうした設備は、中古住宅の方が圧倒的にそろっていると言えます。
もちろん、外構をほとんどしていない中古住宅も探せばあるかもしれませんが。
こうした外構費用もすべてを計算した購入予算を考える必要があるのも新築のデメリットと言えると思います。
建売に多い近所付き合い問題
新築の種類の中でも、建売住宅に多い後悔や失敗例に入ってしまうのが、近所問題。
住まいは満足できても、以下のような課題は誰でも考えておくべき課題と言えます。
- 隣との窓の高さと視線
- 近所の子供の素行が気になる
- 地区長などとの人間関係が難しい
等、新築一戸建てを建てる土地探しにも関係する大きな住んでからの課題を抱えやすいのも難しいところ。
中古住宅に比べて誰が住むのか未知数などが不安要因であり、デメリットともいえます。
こうした点が、新築のメリットデメリットの大きな内容だと私は購入体験を基に考えました。
では、次に中古物件におけるメリットデメリットをご紹介していきましょう。
中古一戸建て住宅購入のメリット
中古住宅のメリットをまずはご紹介していきます。
購入費用の割安感
中古住宅の最大のメリットは、同じ広さの住宅(外構含む)を買う場合の新築との金額差。
設備を問わずに大きさを基準にするなら価格はかなり安く済ませる事が可能です。
重要なのは、経年からの価格下落率。
下落率が高いという事は、
- 建物の価値
- 土地の価値
このどちらが下がっているのかは確認しておく事が重要です。
外構を含めた工事を済ませてあるその土地の地価をチェックする。
上手にお得物件を見つける事が出来れば十分新築以上の価値を実感できる場合もあります。
中古ありきという考え方ではなく、地価とその会社の経年価格を知る。
この点を含めて、新築を探す際にも必ず中古物件は見ておくようにしましょう。
次は、新築メリットとは逆の税金面についてご紹介していきましょう。
税金が新築より安い
建物に対する固定資産税ピーク年数は、10年。
10年に近い年数ほど、近い将来の固定資産税が下がる時間が早く訪れる。
よって、維持費が新築より相当安くなる可能性があります。(修繕不要の前提条件なら)
住宅購入には、税金も非常に大きな出費の一つ。
この経年の年数、ぜひチェックしていきましょう。
土地購入の必要が無い
中古住宅のメリットとして、私は最大のメリットと言えるのがこの土地購入の必要性がない事。
近くの空き土地よりも、建物が建ってしまっている中古物件の方が、土地の価値が下がります。
建物があるから高くなるのでは?
これは、建物の価値。
土地は、自由度の高さの方が資産価値が高まります。
ですから、建物が建っている中古住宅の方がその土地を空き土地で購入するよりも安く買えてしまうのです。
人気の土地エリアがねらい目。
中古物件がすべて悪いわけでもなく、メリットもあります。
では、反対にデメリットを新築に比較した目線でご紹介していきましょう。
中古一戸建て物件購入のデメリット
「こんなに中古住宅にも、メリットがあるなら、買おうかな」なんて安易に考えているあなた。
もう一度デメリットも見て決めて下さいね。
建築年数が経年していると設備も古い
その建物の広さを購入するなら、安い。
でも、中の設備は古くて節水、節電には今の設備と比較すると確実にリフォームが必要。
こんな外見(広さ)と中身(設備)というギャップが大きい。
これが中古物件の最大のデメリット。
広さ重視ならおすすめは土地により中古の方がお得なこともあります。
しかし、設備規格をしっかり確認してからのランニング経費はしっかり計算しておく必要があります。
修理費用を前提としておく必要がある
設備が古いという前提を考えるなら、すぐに考えなければいけないのは、修理、修繕、メンテナンス費用。
しかも、中古物件の修理費用にこそ大きな落とし穴が潜んでいるリスクがあります。
それは、経年に対する規格の変更。
特に例になりやすいのは、玄関や窓等の住宅サッシと言われる部材。
サイズをよく確認しておかないとそのままの玄関間口では付けられるドアがない。
こうした事態は普通にありえます。
このほか、窓枠やサッシ等にも同様の事が言えます。
窓で一番厄介なのは、掃き出しなどの大型窓の変更を余儀なくされるケース。
規格外は全て特注扱いとなり、価格もぐっと上がってしまうリスクがあります。
サイズ確認はしっかりしておく必要があります。
こうした万が一の修理やメンテナンス対応を問われた際のスムーズなリフォームが可能な規格を使用しているかどうか?
これは中古住宅を購入するうえで、確実に確認することをお勧めしたいデメリットになる要因です。
耐震性能が不安な事もある
新築物件購入のメリットにも紹介した耐震性能。
耐震性能なんて昔も今も規格は同じ?
あなたがもし、この考え方をしているなら、かなり危険。
耐震性能評価というのは、過去と現在と規格基準が異なります。
- 1991年6月1日~新耐震基準
- 2000年6月1日~建築基準法大改正
リスクの大きさは、かなり慎重に見ていく必要性があります。
その根拠は、昔の建物の場合、完成時という日付が記載されているわけではないから。
日付に記されているのは、申請日。
よって、申請日以前に完成していたことになりますから、その場合、旧制度の申請基準を満たす建物となってしまうのです。
さらに、注意が必要なのは、既存不適合建築物と違反建築について。
既存不適合建築物とは、竣工(つまり完成時)時には、合格していたが、経年により不適合になった建物。
違反建築とは、竣工当時から違反して建てられていた建物。
こうしたあり得ないと思いがちな中古住宅はまだまだ多いと聞きます。
ですから、中古物件を探すのも、「新築以上に慎重な見極める目」が必要になります。
耐震性能以外にも言える事ですが、以下のような項目も知る事が出来れば理想です。
- 過去に退去した方の理由。
- その建物を建てた会社は現在どうなっているのか?
- 建築基準の再検査などは行えるのか?
- 老朽化の判断はいつしたのか?
目に見えない躯体部の老朽化。
この状況が進んでる家でも、外壁塗装で綺麗にしていれば、購入意欲のある方には、いい見え方しかしないのです。
耐震性能は、外見ではなく、中身。
いわば、第三者による確認があって成立する表現。
しっかりこの点は時間をかけて購入する必要があります。
欠陥が見つかった際にも売主や仲介業者の責任を問えない
中古住宅を購入した後、最大のデメリットと言えるかもしれません。
それは、過失が問えない状態の家購入。
- こんな家だと説明されていないし聞いていない
- 住めた物ではない(暑い寒いなど)
- 害虫がひどくて生活どころではない
- 雨漏りがひどくて困る
いずれも新築ではあってはならないような大問題と言えるこうした課題。
中古物件には仲介業者も売主にも全く責任が問えないのが現在の法律上の扱い。
よって、中古物件購入は、ほぼ自己責任。
買ったら見つかった。
これは、住まなければ見つけられないような問題。
という見方もされる為、結果、買った人が責任を持つ内容となります。
安全に、快適に生活をしたいために家を買う。
こんな当たり前をできない家購入は誰も望んでいないと思います。
しかし、その見極める目も養った人が買わなければいけないほど、中古住宅には大きなリスクがあるのです。
住宅ローン金利が高くなる
住宅を購入するにはほとんどの方が利用する可能性が高い住宅ローン。
中古物件は、リフォームとは違います。
ですから、住宅ローンは使えます。
しかし、資産価値の問題となり、住宅ローンが組めない物件も存在します。
その場合、借り入れをしようと努力しても購入できないという事も考えられるのです。
- 家に問題があるのか?
- 土地に問題があるのか?
いずれにしろ担保力という言葉の意味も含めて銀行での扱える物件であるかどうかも重要になります。
決して、安易に購入しやすいモノではないと思います。
しかし、しっかり見極める事が出来れば、たとえ35年のローンを利用しても、生活の質も、生活の経費も格段に違う生活が送れます。
住宅は、ほかでは補えない価値ある商品だと私は思います。
あなたも慎重に、自分の気持ちが十分整理できるまで、資料なども見ながらじっくり考えてみて下さい。
一戸建て住宅購入前の勉強方法
新築、中古でもいずれにしろ土地は大きな問題だと思います。
着眼点の幅は大きく持って様々な疑問を持って、挑んでいってください。
わたしがおすすめする家購入の基礎的学習ができる無料の資料請求方法
ハウスメーカーからの資料請求に興味がある方に対する内容もご紹介しています。
この方法で私は徹底的に現場で培った知識だけでなく、現代の住宅市場を再度勉強し直しました。
その情報量とわかりやすさは書籍を購入するより価値があったと思います。
ぜひあなたの新築購入知識にも活用してください。
同じ様な悩みを持つ人へ体験者が書き込んでいるスレも参考にしてください。
最後まで記事を読んでくださってありがとうございました。