ベランダがコンクリートむき出しなのは殺風景だ。
どうせなら緑や茶色等の色が欲しい。
エアコンの室外機がベージュや白だからもっと木目調やナチュラルな柄や色が欲しくなる。
自分の家のベランダには何をどこにどう配置するべきか?
排水溝や物干し竿の位置や高さ、外部からの視線対策等考えることは意外とたくさんあります。
これまでにもベランダについては以下のような内容を書いてきました。
ベランダ用ジョイントタイルは新築におすすめ?苦労や注意すべき点
新築バルコニーやベランダは必要?無しを失敗原因にしない選び方注意点
ベランダの目隠しという悩みもご紹介しています。
私のサイトは、不動産住宅購入後の失敗後悔をしてほしくないという思いから、細かい点について、業界勤務経験や購入経験を活かし情報を配信しています。
朽ちる、錆びる、カビが生える等庭や外構の時には簡単に想像ができることもつい忘れてしまうのがバルコニー。
天然だからとか人工だからということだけではない。
あくまで、diy用に販売されている素材とプロが現場で使うのは、材質そのものからして大きく異なる。
木材ひとつとっても同じ木製と表記されている内容でも水や汚れに強いかどうか?
たったこれだけでも異なるのです。
今回の記事では、ウッドパネルとバルコニーの相性について誤解が多い内容について、以下の項目でご紹介しています。
ウッドパネルはバルコニーに適している?
ウッドパネルをバルコニーに設置すべき?
バルコニー用ウッドパネルの選び方や探し方
自分が家を購入してから、あとどのくらいの時間を過ごすことになるのだろうか?
樹脂や人工、再利用の木材を活用した商品等時代の変化に伴い、さまざまな商品が登場している。
人は、デザインや色、人気ランキング等ちょっと目を引くような項目から見ていくことが多い。
しかし、そうした一過性のおしゃれよりもまずは自分が本当の意味で見ておくべきポイントやチェックしてほしい注意点をご紹介しています。
ウッドパネルはバルコニーに適している?
賃貸の床等でも多く見かけるようになったウッドパネル。
カビ防止、接着剤も不要、オークやウォールナット、タモ等ブラウン系の色でも多くの色が用意されている。
でもほとんどが室内インテリアだったりしませんか?
屋外利用として提供されている商品は本当に相性がいいのか?
手入れが大変です
実際にPVCという樹脂素材を使ったパネルを我が家のバルコニーにも敷いてあります。
しかし、結果的には表面にはほこりや汚れが付着する。
そして、その対象をどのように処理をするのか?
この答えは、ブラシやタワシを使用して掃除をしなければいけません。
ただ表面だけ掃除しても裏面はどうなりますか?
特に砂ぼこりが多いような地域では、結局は、小さな虫や枯葉等はジョイントの隙間に入り込んでしまいます。
床からウッドパネルを剥がして掃除しますか?
結局は、その手間のかかる作業は誰が担当するのでしょうか?
掃除のコツがあっても
これから子育てが始まるご家庭においては、子どもがまだ小さい時にうかつに親がベランダに出ることも危険。
ふとした隙に窓の隙間に指を挟んだり、段差で落下する恐れもある。
つまりは、掃除しないままの状態にせざるを得ない状況を前提に考えておく必要があるのです。
毎日少しずつ手入れをするなんてほとんどの子育て世代が無理だと思います。
- 上の子の幼稚園などの送り迎え
- 習い事への連れ添い
- スーパーやドラッグストアでの日用品の買い物
- 炊事に洗濯
- 1階2階3階の各フロアの壁やカーテンなどの掃除
単純に家の中でさえチェックをする箇所はいくつもあります。
いくら清掃用具や用品が家にそろっていたとしても簡単にその作業が行えるということは少ない。
結果的に敷いたらそのまま放置。
この状況になることが多い。
でもそれでは、結果的に木は虫の栄養になってしまう。
こんな環境をあなたは作りたいのでしょうか?
もっとリアルに使い続けたらどうなるのかをイメージしていただきたいと思います。
ウッドパネルをバルコニーに設置すべき?
あくまで人工芝やウッドパネルなどのグッズを使うことを考えるなら、まずは以下の情報をチェックしておくことをおすすめします。
楽天やアマゾンのランキングより大事なこと
今誰かの口コミや評判を読みながら、情報を集めようとしている人は要注意。
価格が安い、30㎝四方等のサイズ感が良い。
1枚ずつのばら売り対応が可能。
商品を選ぶ時にはさまざまな検索のポイントがあります。
その上で、まずはエクステリアでチェックするべきは以下のキーワード。
- 何年くらい持つのか?(耐久性)
- 防腐剤を塗布するべきなのか?(劣化対策)
- 処分はどうすればいいのか?(地域のごみ出しの規定)
メンテナンスが簡単と言っているけど本当に何もしていないのか?
この答えをまずは実際に取り付けをした人達のブログなどを見てチェックすることが重要。
失敗した
後悔している
このような情報のほうが重要になったりします。
見た目の色合いや風合いが気になるのは最初だけ。
材料費が安いとつい勢いで選んでしまうこともある。
しかし、将来的にはすぐに木が腐り始めて劣化が止まらなくなってしまうことも多い。
人工木材と紹介されている樹脂製品や天然木と書かれた商品でも木ですから、管理をしなければ枯れ果てていく。
バルコニーの手すりを考える
最近のバルコニーの手すりにはアルミ等が利用されているケースが多いと思いませんか?
本当にバルコニーに木材が適しているなら、同じようにすべて木材のパネル等で対応すればいいと思いませんか?
結局は、経済性においてもプライバシーを守る点においても、重厚感や高級感という意味でも使用されない理由は何か?
こう考えると、決してバルコニーに人工の木材や芝などはあまりお勧めできない背景があると考えるべきではないでしょうか?
バルコニー用ウッドパネルの選び方や探し方
ここまで記事を読んでいただきましたが、それでもやはり何とか実現したい。
こうお考えになっている方向けにアドバイスを!
建てる会社の保証を確認
家の中ではなく、屋外においても工事は外構という分野でたくさんあります。
- 駐車場
- 庭
- アプローチ
さまざまな工事がありますよね。
こうしたメニューをすべて住宅ローンを利用して返済するなら、まずはdiyよりも建てる会社の保証期間と内容で検討することがおすすめ。
屋外というだけで、雨風やさまざまな要因により劣化やダメージを蓄積しやすくなります。
当然、多くの会社が、5年から10年の保証期間で終了するはず。
その間でも対応してくれるのなら、安心は大きい。
一部破損をした際の部分的な対処や修復について相談ができるのとできないのでは精神的にも肉体的にもダメージが違いすぎます。
できるだけ家を建てた後に余分なメンテナンスにお金をかけない。
この考え方を軸にじっくり検討することをおすすめします。