リバースモーゲージは高齢者や住宅所有者にとって、追加の収入源を提供する方法として注目されています。
しかし、一部の金融機関でも「やばい」と言われることもあります。
なぜリバースモーゲージが懸念されるのか?
その理由やリスクについて詳しく探究してみましょう。
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リバースモーゲージを利用する際には、注意が必要なポイントを理解することが大切です。
適切な判断を下すことが重要です。
リバースモーゲージがヤバいと言われる理由
リバースモーゲージは、一部の人にとって有用な資金調達手段です。
しかし、以下の理由から「ヤバい」と言われることもあります。
資産の減少リスク
リバースモーゲージを利用すると、住宅の一部の価値を借り入れることになります。
住宅価値の変動により、借入金額が増加します。
将来の資産価値が減少する可能性があります。
このため、資産の減少リスクが懸念されます。
高い手数料と金利
リバースモーゲージには手数料や金利が関与し、これらの費用が返済額を増加させることがあります。
高い手数料と金利により、利用者が支払いに困難を感じることがあるため、リスクとなります。
老人に一括返済を求める
リバースモーゲージには、契約者本人が死亡した場合でも、完済するわけではありません。
契約内容の理解が難しい
リバースモーゲージは複雑な契約内容を含むため、契約者が正確に理解することが難しいことがあります。
契約内容を理解せずに進めると、後で問題が生じる可能性があります。
リバースモーゲージのリスク
リバースモーゲージは多くのメリットがある一方で、リスクも存在します。
これらのリスクに注意し、慎重な検討が必要です。
資産の減少
リバースモーゲージを利用すると、住宅の一部や全体を担保にすることになります。
将来的に住宅を売却する際には資産が減少する可能性があります。
- 住宅価値の上昇が期待できない場合
- 長期間住宅を離れる予定がある場合
資産の減少が懸念されます。
高い手数料
リバースモーゲージには手数料がかかります。
諸費用には
- 評価費用
- 手続き費用
- 保険料
などが含まれます。
これらの費用は複雑で高額になることがあるため、慎重に計算し、将来の収入に影響を与えないか確認する必要があります。
拘束力の増加
リバースモーゲージを利用すると、住宅を担保にするため、将来的に住宅を売却することが難しくなります。
このため、将来の計画に制約が生じる可能性があります。
自由な住宅選択や引っ越しの機会が制限されることを考慮する必要があります。
金利変動リスク
リバースモーゲージの金利は固定ではなく、変動することがあります。
利率の上昇に伴い、借入額や返済額が増加する可能性があります。
そのため、将来の利率変動に備える必要があります。
相続における影響
リバースモーゲージの返済が滞る場合、住宅は担保となります。
これが相続に影響を及ぼす可能性があるため、家族や相続人との十分なコミュニケーションが必要です。
当然、家族からは反対されるでしょう。
「やめとけ」という声が高まっているのは、子どもたちの世代からの声でもあるのです。
これらのリスクを理解し、将来の生活計画や財務状況に合わせてリバースモーゲージを検討することが大切です。
リバースモーゲージの罠にはまる人の悩み
リバースモーゲージは便利な制度ですが、一部の人々がその罠にはまることがあります。
ここでは、その罠にはまる可能性の高い人々とその悩みを紹介します。
資産を過大評価する人
リバースモーゲージの利用時、住宅の評価額を高く評価しすぎる人は、後で資産を実際よりも高く見積もってしまう。
結果的に、返済額が増加してしまう可能性があります。
返済計画を立てない人
返済計画を立てずにリバースモーゲージを利用する人は、将来的に返済に困ることがあります。
貸付金の増加や利子の積み重ねにより、借金が膨れ上がります。
最悪、家を失う可能性があります。
高額な生活費を続ける人
リバースモーゲージを利用しても、高額な生活費を続ける人は、資産を消耗します。
将来にわたる生活に困難をきたす可能性があります。
生活費を見直さないと、リバースモーゲージがむしろ問題を増やすことになります。
利用目的を考えない人
リバースモーゲージの利用目的を考えずに借入れを行う人は、後でお金を有益な目的に使う機会を逃す可能性があります。
借金を負う前に、賢明な計画を立てることが大切です。
法定相続人に恨まれるリスク
担保力が足りません。
契約者が亡くなった後の家族はどうなる?
本人は亡くなっていても、同居人がいたら、担保不動産に住めなくなるだけではなく、借金を一括返済する義務を負います。
この点が一番やばいと思っておく方がいい問題点です。