分譲住宅って何？
建売住宅と何が違うの？
どっちを選べばいいのかな？
- 土地に別途費用を払う必要がない。
- 家づくりとして、間取りなどを考える必要も無い。
- オプションという考え方も必要としない。
外構も駐車場を含めて完成されている物件も最近は建売や分譲住宅でも増えました。
今回の記事では、分譲住宅と建売住宅それぞれのメリットデメリット、比較ポイントをわかりやすく解説します。
それぞれのおすすめの人や購入した後に後悔している人の原因もご案内しています。
分譲住宅のメリット
分譲住宅とは？
分譲住宅は、不動産会社や開発業者が土地を取得してから、土地に建物を建設した後、個々の住戸を販売する形態の住宅です。
以下のようなメリットがあります。
新築物件の品質と設備
分譲住宅は新築物件であるため、住宅の品質や設備が比較的高い水準で整っています。
新しい建物は通常、最新の建築技術や設計に基づいており、住みやすさや快適さを提供します。
法的保護と保証
分譲住宅は法的な保護が適用され、建築基準に準拠していることが求められます。
また、多くの場合、建設会社や開発業者からの保証が提供されています。
新しい住宅に欠陥がある場合に修復される保障があります。
多彩な選択肢
分譲住宅市場には多くのプランや設計が存在し、購入者は自分のニーズや好みに合わせて選択できます。
広さ、間取り、設備、ロケーションなど、多くの選択肢から理想の住宅を見つけることができます。
分譲住宅のデメリット
価格
新築の分譲住宅は、一般的に中古住宅よりも高価です。
建設会社や開発業者が品質と設備を提供するために多くのコストをかけているため、価格が高くなる傾向があります。
さらに、
- 初期費用
- 手数料（登記費用、仲介手数料など）
もかかります。
ロケーションの制約
分譲住宅は開発地域に建設されるため、既存の住宅地域に比べて都心部から遠い場合があります。
通勤や交通の便が悪い場合があるため、ロケーションに制約が生じることがあります。
選択肢の制限
分譲住宅は一つのプロジェクトや開発地域に基づいて提供されるため、建物のデザインや仕様に制限があることがあります。
購入者の特別な要望に合致するためには、カスタマイズや変更が難しいことがあります。
競争
人気のある分譲住宅プロジェクトは競争が激しく、希望する住宅を入手するために競り合う必要があります。
希望する住宅が選択肢から外れることもあるため、購入プロセスがストレスを引き起こすことがあります。
将来の発展
開発地域が将来的にどのように発展するかは予測が難しく、周辺の環境や施設が変わる可能性があります。
これにより、住環境が予想外に変わることがあるため、注意が必要です。
建売住宅のメリット
建売住宅とは？
建売住宅は、不動産会社や建築会社があらかじめ建設した住宅を販売する形態の住宅です。
以下はその特徴です。
手ごろな価格
建売住宅は、大量に建てられた同じプランの住宅が複数販売されます。
つまり、生産効率が高まり、一般的に手ごろな価格で提供されます。
購入予算を抑えたい人に適しています。
建物の見学が可能
建売住宅は既に建物が完成しており、実際に見学することができます。
これにより、購入前に間取りや設備を確認し、イメージを具体化することができます。
すぐ入居が可能
建売住宅は完成済みのため、契約が成立すればすぐに入居できます。
新居を急いで必要とする方や引っ越しのスケジュールが固定されている方に適しています。
土地と建物代金を一括で支払える
建売住宅では土地代と建物代が一括で支払われることが一般的です。これにより、ローンの借入れや支払い計画を単純化しやすく、予算管理がしやすくなります。
これらのメリットにより、建売住宅は手ごろな価格で迅速な入居が可能で、購入者に多くの利点を提供します。
建売住宅のデメリット
間取りや仕様が選べない
建売住宅は、あらかじめ設計されたプランに従って建てられているため、間取りや仕様を自由に選ぶことができません。
個人のニーズに完全に合致させることが難しい場合があります。
同じような外観（個性がない）
大量生産された建売住宅は、外観が似ていることが多いです。
個性や特徴があまり表れません。
独自性を重視する方には物足りないかもしれません。
安い理由は土地が安い？
建売住宅の中には、都心から離れた郊外に多く存在することがあります。
通勤や生活の利便性を求める方には、交通の便が悪い場合があるため注意が必要です。
分譲と建売住宅の違い
項目ごとに一覧表でまとめてご案内します。
以下は、分譲住宅と建売住宅の違いを表にまとめたものです。
| 項目 | 分譲住宅 | 建売住宅 |
|---|---|---|
| 土地の所有 | 購入者が土地を別途購入し、建物を建てる。 | 開発業者が土地を用意し、建物を販売する。 |
| 建物のデザインと仕様 | 購入者が建物のデザインや仕様を選択できる。 | 開発業者が事前に建てた建物を販売する。 |
| カスタマイズの自由 | 高いカスタマイズの自由度がある。 | 既存の建物を購入するため、カスタマイズが制限されることが多い。 |
| 建築時期 | 購入者の要望に合わせて建設が始まる。 | 事前に建てられた建物を購入できる。 |
| 予算 | カスタマイズや土地代が影響しやすいため、予算がバラつくことがある。 | 通常、予算に優れる。 |
| 新しさ | 新築物件であるため、新しい。 | 既存の建物を購入するため、年数による経年劣化があることがある。 |
| ロケーション | 土地の選択肢が広く、ロケーションを選びやすい。 | 開発業者が用意した土地内に建物があるため、選択肢が限られることがある。 |
分譲と建売住宅どっちが良いの？
建売住宅がおすすめな人
- 急いで入居したい方: 建売住宅は既に完成しており、すぐに入居できるため、急な引っ越しや入居が必要な方に適しています。
- 予算を抑えたい方: 建売住宅は大量生産によりコストが削減され、手ごろな価格で提供されます。予算に制約がある方に向いています。
- 実際の物件を見たい方: 完成した建物を見学できるため、購入前に具体的なイメージを持ちたい方に適しています。
分譲住宅がおすすめな人
自分仕様の住宅を建てたい方: 分譲住宅は間取りや仕様を自由に選べるため、自分のニーズに合った住宅を建てたい方に向いています。
個性的な外観を求める方: 分譲住宅はプランに制約が少なく、外観や内装を自由にカスタマイズできるため、個性を重視する方に適しています。
都心や特定の地域に住みたい方: 分譲住宅は都心や特定のエリアにも多く存在し、通勤や生活の利便性を求める方に適しています。
これらのポイントを考慮し、自身のニーズやライフスタイルに合った住宅を選ぶことが重要です。
建売住宅と分譲住宅はそれぞれ異なる特徴を持っており、購入者の要望に合った選択をすることが大切です。
家を買って後悔する人の原因
どちらを選んでも後悔する人はいます。
分譲住宅を購入してから後悔する人の原因
安さに惹かれて、土地の利便性だけではなく、周辺環境も確認が必要です。
特に、夜になると虫がすごい等の問題は一生の問題になるので注意が必要です。
建売住宅を購入してから後悔する人の原因
間取りの選択ができないことで、購入当時のキッチン家電は配置が可能でも、結婚して子供が生まれて、家族の人数が増えたら、サイズアウト！
こんなはずじゃなかった！を防ぐには、将来の想定が重要です。