自分で理想の家だと思ったのに!
なぜこんなことになってしまったのか?
何を間違えたんだろう!
夢のマイホームを購入することに希望を持ち、注文住宅で間取り図面の設計や配線工事などを自分たちで考えた家。
それなのに、引渡しを受けた後には以下のような感情がこみ上げる。
使いにくい
動きにくい
狭い、暗い
今から家を建てる人にこそ伝えたいことがある。
新築失敗後悔については、別に特別なことを考える事が大切なのではありません。
「今までの自分の暮らしに必要だったことを考える」
このシンプルな考え方こそが、今の時代のように設備も充実して見て楽しむことが多い時代に必要なかなえ方だと私は思っています。
我が家も購入してもう4年という月日が流れた。
しかし、今でもこの住宅の間取りや設備を同じサイズで作る家ならそのままで良いと感じることができる家を建てることが出来ました。
現場で100棟以上のリフォーム、新築物件に携わってきた経験から学んだ後悔注意点を2019年以降向けにご紹介していきます。
新築後悔の原因はシンプル
自分たちが今気になっているのは何?
以下のうちどんな関連に対して大きな心配をしているのでしょうか?
- 間取りの配置や広さ
- 収納の数や位置
- 配線工事の予算
単純に暮らしに必要なのは、電気、水、寝床、収納。
たったこれだけのはず。
そして、住宅の中で人が暑い寒いをしのげる空間を作る。
これが理想の家づくりをシンプルに考えた時の答えなのではないでしょうか?
建てる前の大きな夢が後悔の原因
新築を建てる前には、多くの人が新生活に希望を持つ事が多い。
例えば以下のような事を考える人は、マンション、注文住宅を問わず多い。
- ひろい空間でゆったりのんびり過ごせる部屋があったらいいな。
- 収納をおしゃれにゆとりのある空間にできるのが理想。
- トイレ、キッチン、お風呂など水回りの設備は節約対象?
同じ家の中に夫婦という全く違う価値感を持つ大人二人が考える。
家族のためになる設備は何か?
この選択がどこか部屋の広さや○○のある間取りといった名前から考えるかが大きなポイント。
無くても良かった。
使わなかった。
意味がなかった。
最初に選んでいた時と購入した後のお金の使い方に差が出ることは多い。
きちんと、生活の中で使うニーズと住まいとして選ぶ価格に対する費用対効果を検討することが大切になります。
使ったこともない場所をいくら工夫しても使う時間が少ない。
この意識を人気やランキングなんて言葉に惑わされないことが大切だと私は伝えたい。
建てる前の実際に住んだ時のイメージ力
何処に窓やドアがあれば便利なのか?
収納は多い方が便利なはず。
4.5畳、5.5畳、6畳などの子供部屋の広さや窓の配置。
ldkが17畳、リビングが6畳、8畳は広いのか少し狭いのか?
賃貸で使っている部屋の数と各居室の広さはそこまで広くないはず。
なのに、多くの人は、一戸建てを2階建てにしたのに、狭いと言う。
子の後悔の理由は、1つの居室に対してのインテリアや雰囲気にどうしても気を取られてしまっている傾向も強い。
営業の提案も契約する前の段階でオシャレなどを重視しているということを伝える場合も要注意。
ある意味、おしゃれは生活の中では二の次。
こうはっきりと言い切れるくらいの気持ちがある意味住宅を設計していく時には重要になる。
内装よりも機能。
広さよりも家具、家電を置く位置と人の動線。
この違いを今目の前にある環境から決めてまとめていく事が一番大事なんだと私は伝えています。
新築後悔の最悪のケース
多少の失敗ならまだリフォームでてこ入れしていく事は可能な環境もある。
しかし、後悔ばかりの状況になると、もうリフォームもどこから手を付ければ良いのかすらわからなくなっていく。
広い家は税金も大変になる現実
都市部周辺のエリアで一番人気の学区。
このような場所での生活を決めて、自分たちには少し大きく出たと思うようなサイズの家づくり。
この先に待ち構えているのは、税金。
「こんな事になるなら、家をこんなに大きくする必要はなかった。」
家計に負担が出てしまうのが、一番もったいない。
内装やおしゃれなインテリアにお金をかけて見た目は華やか。
相場以上の雰囲気に囲まれた住宅。
なのに、機能はさほどお風呂、キッチン、トイレ、洗面台とどこを見ても標準。
こんな住宅環境では、結果的に家事も炊事も育児も別に良くなった環境はない。
好き嫌いだけで選んだ先で、税金ばかりが高いとなれば、当然これから子供の成長や老後の貯金も考えるようになったら、もう売却しよう。
こんな展開になる家庭もある。
ライフスタイルやこれから負担のかかる内容をきちんと把握しよう。
どうしてもおしゃれを目指すなら、あくまで完成した後の部分的な空間リフォームで検討する。
この位の準備でしておくべきポイントも多数あるのです。
夫の意見でわがままを貫く姿勢
家づくりで作ってよかったという家は、ほとんどが入居してから妻が決めている空間の方が多い。
夫が中心になって付けたオプションは大半は入居してから意味もないパーツが多い。
この傾向は、単純に家事や育児に快適と言われても子どもと接する時間の少ない時間をイメージできない夫の意識が問われる。
さらに、建ててもらうという妻の姿勢も決める時には不要。
住まいを手にしたら、生活している時間は、圧倒的に妻の方が利用する場所は多い。
家事、育児を起点に決める。
この発想がない夫の作りたいように作った空間が完成して良かったにつながる買い物はなかなか難しい。
もちろん知識や経験があって決めるなら話は別。
しかし、ハウスメーカーや工務店などの会社選びをふくめておしゃれな空間イメージしかもたない時の意見はあまりあてにならない。
この点は、階段1つでもお願いだから慎重に検討して欲しい。
新築後悔の簡単な回避方法
家を建てる事は、全てが自分たちのすきなように決定できることばかりではない。
規格的に制限がされている点もある。
ちょっとこだわってみたいと思ったことも無理と知らされることもある。
こうした時、まずは何を考えるべきか?
妥協という言葉よりも将来でも納得できる家づくり。
この考え方が後悔しない家づくりにはある意味非常に大切になる。
新築後悔対策は知らないことを無理に入れない
自分たちがいくら素敵だと思えたことも、実際に1ヶ月もその部分を一度も見ないで生活していると、もうどうでも良いと思えている。
こんなことをずっと間取りや配線図面の設計をしている者の多くが経験している。
この大半は、ある意味自分たちが使ったこともなければ、そんざいそのものも知らなかったカテゴリーの分野。
こういう場所は次から次に出てくる。
床材、窓枠、室内ドアや窓のサイズ、サッシや建材という部分だけでもいろいろな提案が登場してくる。
この作業の中で1つ1つ決定していく上では、好きとか嫌いを車の雰囲気と同じように考えるのは要注意。
私も現場を経験して多くの環境を目にして勉強をしていく中で、相場の中でこんなに不要な事がたくさんあると知った。
これからの時代にも新しいとか珍しい!
こんな言葉が飛び交う物は増えていくと思う。
もちろん営業も新しいモノ好きには提案しやすいかもしれない。
ココで1つ思いとどまる勇気が必要。
本当に必要なことは、今までの生活に入れているはずのこと。
こうして考えると、別に探していた商品でも絶対に必要という物ばかりではない。
当然、太陽光発電などは、光熱費や売電収入などの違いや実際の生活費にも大きく左右する部分。
それ以外は大きくは、最初の段階で入れなければできないことばかりではありません。
特に水回りは、リフォームも十分探し出せる時代。
もっと意見を交わすなら、よりリアルな清あkつだけを見据える。
たったこれだけで正直、家づくりはよりシンプルな対象にのみ目を向けることが出来ると思います。
無くても生活できる。
今決めなくても後で対処できる。
空間を決める際に1つ1つをライフスタイルに置き換える。
そうして決めるだけで、営業におすすめと言われても別に「あれば」ではなく、「無くても」の思考で考えることが出来る。
これが最も節約していく上でも後悔しないためにも簡単にできる方法だと私は考えています。