「木質系サイディングってどんなもの?」
「他のサイディングと何が違うの?」
こんな疑問にお答えします。
木質系サイディングは、近年注目を集めている外壁材です。
今回の記事では、
- 木質系サイディングの特徴
- メリット・デメリット
- 種類
- 選び方
- 価格
- 施工方法
- 耐久性
- メンテナンス
などについて徹底解説します。
木質系サイディングとは
木質系サイディングとは、木材を主原料とした外壁材です。
天然木の温かみのある風合いが特徴です。
近年、窯業系サイディングや金属系サイディングに次いで人気が高まっています。
木質系サイディングのメリット
- 天然木の風合い: 温かみのある外観
- 豊富なデザイン: 木目や色など、さまざまなバリエーション
- 断熱性: 熱損失を抑える
- 遮音性: 外音を遮断する
- 調湿性: 室内湿度を調整する
- 環境負荷: 木材は再生可能な資源
天然木の温かみのある風合い
木質系サイディングは、天然木を使用しています。
よって、他のサイディングにはない温かみのある風合いがあります。
豊富なデザイン
木質系サイディングは、
- 木目
- 色
など、さまざまなデザインのバリエーションがあります。
断熱性
木質系サイディングは、熱伝導率が低いことでも知られています。
そのため、断熱性に優れています。
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遮音性
木質系サイディングは、音を吸収しやすいのも特徴です。
よって、遮音性に優れています。
調湿性
木質系サイディングは、湿気を吸収したり放出したりする調湿性を持っています。
環境負荷
木質系サイディングは、木材は再生可能な資源です。
よって、環境負荷が低い素材です。
木質系サイディングは、これらのメリットから、以下のような方に特におすすめです。
- 天然木の風合いを活かした外観にしたい方
- 断熱性や遮音性の高い外壁材を選びたい方
- 環境に配慮した素材を選びたい方
木質系サイディングのデメリット
- 耐久性: 他のサイディングよりも劣る
- メンテナンス: 定期的な塗装が必要
- 価格: 他のサイディングよりも高価
- 防火性: 燃えやすい
- 施工: 他のサイディングよりも難易度が高い
木質系サイディングの種類
木質系サイディングには、大きく分けて以下の種類があります。
無垢材
- 一枚の板から作られた木質系サイディング
- 最も天然木の風合いが強い
- 加工やメンテナンスが難しい
- 価格が高い
集成材
- 複数の木材を接着剤で貼り合わせた木質系サイディング
- 無垢材よりも耐久性が高い
- 加工やメンテナンスが比較的簡単
- 価格は無垢材と合板の中間
合板
- 薄い木材を貼り合わせて作られた木質系サイディング
- 最も安価な木質系サイディング
- 加工やメンテナンスが簡単
- 天然木の風合いは少ない
それぞれの種類には、以下のような特徴があります。
無垢材
- 木目や色など、バリエーションが豊富
- 高級感のある仕上がり
- 反りや割れなどのリスクがある
- 定期的なメンテナンスが必要
集成材
- 無垢材よりも耐久性が高い
- 加工やメンテナンスが比較的簡単
- デザインのバリエーションは少ない
合板
- 安価で施工が簡単
- 天然木の風合いは少ない
- 塗装やメンテナンスが必要
木質系サイディングの選び方
木質系サイディングを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
- 予算
- 希望するデザイン
- 耐久性
- メンテナンス性
- 防火性
木質系サイディングの価格
木質系サイディングの価格は、種類やメーカー、施工業者によって異なります。
1㎡あたり、6,000円~8,000円程度が相場です。
木質系サイディングの施工方法
木質系サイディングは、以下の方法で施工されます。
- 釘打ち: 釘を使って壁に固定
- ビス止め: ビスを使って壁に固定
- 金具止め: 金具を使って壁に固定
木質系サイディングの耐久性
木質系サイディングの耐久性は、種類や施工方法によって異なります。
一般的には、10~15年以上と言われています。
木質系サイディングのメンテナンス
木質系サイディングは、定期的なメンテナンスが必要です。
主なメンテナンス内容は、以下のとおりです。
- 塗装: 3~5年に1回
- 点検: ひび割れや腐食などの異常がないかを確認
つまり、外壁塗装の頻度が高いといえます。
よって、ランニングコストを抑えたい方は、慎重に検討しましょう。
木質系サイディングは、天然木の風合いが特徴の外壁材です。
カフェ風の家づくりを目指す方にも人気があります。
経年劣化の影響を受けやすい点などを考慮しましょう。