注文住宅を建てようと考えている方の中には、予算オーバーで諦めてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
注文住宅の予算オーバーはかなり危険です。
そこで今回の記事では、
- 注文住宅の予算オーバーで諦める人の特徴
- 予算オーバーを防ぐための対策
について解説します。
注文住宅を諦める原因ランキング
注文住宅を諦める原因のランキングは、以下のとおりです。
1位:予算オーバー(36.1%)
2位:間取りやデザインが気に入らない(27.3%)
3位:土地が見つからない(22.5%)
4位:住宅ローンの審査に通らない(14.1%)
予算オーバーは、注文住宅を諦める原因のトップです。
注文住宅で予算オーバーになる原因
注文住宅で予算オーバーになる原因は、以下のようなものが挙げられます。
- 初期費用の見積もり不足
- 間取りや設備のグレードアップ
- 土地の価格の高騰
- 工期の延長による追加工事
初期費用の見積もり不足
注文住宅を建てる際には、
本体工事費
土地の購入費
設計料
登記費用
など、初期費用がかかります。
初期費用の見積もりが不足していると、本体工事費の見積もりと合わせて予算オーバーになる可能性があります。
初期費用は、本体工事費の30~40%程度かかると言われています。
そのため、本体工事費の見積もりをする際には、初期費用も同時に見積もりを取っておくようにしましょう。
間取りや設備のグレードアップ
間取りや設備のグレードをアップすると、本体工事費が高くなります。
例えば、2階建てから3階建てに変更すると、本体工事費は1.5~2倍程度高くなります。
また、高級な建材や設備を使用すると、本体工事費はさらに高くなります。
間取りや設備の希望を決める際には、予算とのバランスをよく考えて、優先順位を決めるようにしましょう。
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土地の価格の高騰
土地の価格が高騰している地域では、土地代だけで予算オーバーになる可能性があります。
土地の購入を検討している場合は、土地の相場をよく調べて、予算を立てるようにしましょう。
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工期の延長による追加工事
工期が延長すると、追加工事が発生する可能性があります。
例えば、雨天や天候不良で工事が中断した場合、追加工事が発生することがあります。
また、工期の延長によって、材料費や人件費が上昇する可能性があります。
工期を延長させないためには、施工会社と綿密に打ち合わせをして、スケジュールをしっかりと調整するようにしましょう。
注文住宅を予算オーバーで諦める人の特徴
注文住宅を予算オーバーで諦める人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 予算を決めずに打ち合わせを開始する
- 間取りや設備の希望が曖昧
- 住宅ローンの知識が不足している
予算を決めずに打ち合わせを開始する
注文住宅を建てる際には、まず最初に予算を決めることが大切です。
予算を決めずに打ち合わせを開始すると、希望の間取りや設備を実現するために、予算オーバーになってしまう可能性があります。
予算を決める際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 家族構成やライフスタイルを考慮する
- 土地の価格や相場を調べる
- 住宅ローンの借り入れ額を検討する
間取りや設備の希望が曖昧
間取りや設備の希望が曖昧だと、見積もりが出しにくくなります。
予算オーバーになるリスクが高くなります。
間取りや設備の希望を決める際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 家族の意見をまとめる
- 優先順位を決める
- 予算とのバランスを考える
住宅ローンの知識が不足している
住宅ローンの知識が不足していると、無理な借り入れをして、予算オーバーになってしまう可能性があります。
住宅ローンを利用する際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 住宅ローンの種類や特徴を理解する
- 金利や返済額を比較する
- 無理のない返済計画を立てる
以上の3つが、注文住宅を予算オーバーで諦める人の特徴です。
注文住宅を建てる際には、これらの特徴に注意しましょう。
予算オーバーを防ぐための対策を講じるようにしましょう。
注文住宅の予算の考え方
注文住宅の予算は、以下の3つのステップで考えましょう。
- 初期費用の見積もりをする
- 本体工事費の見積もりをする
- トータルの予算を決める
初期費用の見積もりを忘れずに行いましょう。
本体工事費の見積もりとともに、トータルの予算を決めましょう。
また、予算オーバーを防ぐためには、以下のような対策も有効です。
- 間取りや設備の優先順位を決める
- オプションは後回しにする
- 住宅ローンの見積もりを複数社から取る
間取りや設備の優先順位を決めることで、予算オーバーを防ぐことができます。
オプションは、後回しにして、予算オーバーのリスクを減らしましょう。
また、住宅ローンの見積もりを複数社から取ることで、より有利な条件で借り入れできる可能性があります。
注文住宅を建てる際には、予算をしっかりと考えることが大切です。
予算オーバーを防ぐための対策を講じて、理想のマイホームを実現しましょう。