- 日本ハウスの注文住宅ってどうなの?
- 建てた人の評判や口コミを知っておきたい
日本全国各地にある住宅展示場に足を運びながら気になった会社の坪単価などをリサーチする人は多い。
これまでにも坪単価については、以下のような記事を書いてきました。
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【2022】日本ハウスHDの評判,口コミ【建てた人の失敗後悔理由】
今回の記事では、日本ハウスHDの評判や口コミ、メリットデメリットについて、以下の目次でご案内しています。
日本ハウスの評判、口コミ
日本ハウスで家を建てるメリット
日本ハウスで家を建てる注意点
日本ハウスの評判、口コミ
基本情報
社名 | 株式会社日本ハウスホールディングス |
住所 | 東京都千代田区飯田橋4丁目3番8号 日本ハウスHD飯田橋ビル |
資本金 | 38億7337万円 |
設立年月日 | 昭和44年2月13日 |
社名変更 | 2015年5月(旧:東日本ハウス) |
実績 | 約1000棟 |
日本ハウスホールディングスは、木造住宅を中心に展開するハウスメーカー。
国産ヒノキに強いこだわりがある。
コンセプトは、「孫の代まで100年住める家」
次に、評判、口コミとして私が地元の展示場を訪れた際に感じた内容をご紹介していきます。
- 営業マン
- デザイン性
順にご紹介していきます。
営業マン
注文住宅で住まいの購入を検討する際には、最も重要なのは、人。
どの会社にも共通するのが、担当者次第という反応です。
この会社の営業マンの接客スタイルの特徴は、以下の通り。
- 「探りが多い。」
- 人の入れ替わりは非常に早い
と感じました。
正直、毎回見たことがない人がいるような感じで何人いるの?というくらい人が変わっていた。
それと、一度展示場に訪れた後の電話がしつこい
これも担当次第ですから要注意です。
デザイン性
デザイン性は、住友林業やダイワハウス等と比較した感想を書いてみようと思います。
間取りは、大開口を可能としているつくりが特徴。
インテリアは、住友林業と似ている感じで木目が多い。
和モダンを追求したい絵を好む方にはおすすめです。
外観はかなり好みが別れると思います。
日本ハウスホールディングスの坪単価
坪単価とは、1坪当たりの建築費。
計算方法:本体工事費÷延べ床面積(坪)
※1坪=90㎝×180㎝
坪単価は、基本的には下記の条件が重要になります。
- グレード
- 間取り
- オプション
比較については、下記のページでまとめております。
日本ハウスHDの坪単価の特徴は、建坪が大きくなった場合でも坪単価はそこまで変わらない事。
平均して、60万円から70万円という声が多いのが特徴です。
- 快適住宅「館」「華」「彩」
- Jシリーズ
- 平屋の家「悠華」
- グランチェス
- やまとシリーズ
- J-ステージ
順にご紹介していきます。
快適住宅「館」「華」「彩」
特徴 | ZEH基準をクリアした省エネ住宅モデル |
骨太百年の家「館」 | 一部に4.5寸の檜の柱を採用 |
孫の代まで檜百年住宅「華」 | 4寸の檜の柱を採用 |
丈夫で長持ち「彩」 | 3.5寸の檜の柱を採用 |
工法 | 木造軸組工法 |
太陽光発電システム | 標準搭載 |
エアコン | 冷暖房標準装備 |
坪単価目安 | 60万円~80万円 |
Jステージ「木造提案住宅」
特徴 | 間取りをこだわりたい方向け |
J-SUNSHINE | 太陽光発電の家 |
J-WARM | 高断熱、高気密の家 |
J-CERAMIC | 高級タイルの家 |
工法 | 木造軸組工法 |
太陽光発電システム | 標準搭載ではないシリーズもある |
エアコン | 別途 |
坪単価目安 | 50万円~60万円 |
「悠華」平屋の家
特徴 | 近代和風のデザインと最高峰建材のヒノキを融合 |
他社との比較1. | 風通し |
比較ポイント2 | 採光性 |
比較ポイント3 | 家事動線、生活動線 |
工法 | 木造軸組工法 |
太陽光発電システム | 標準搭載ではない |
エアコン | 冷暖房標準装備ではない |
坪単価目安 | 60万円~80万円 |
グランジェス
特徴
特徴 | 定年後のセカンドライフをコンセプト |
オススメの世代 | 50代・60代のシニア世代 子育てが終わった夫婦二人暮らし用の住宅 |
かたらいプラン | 娯楽や趣味スペース、好きな事をしたい人向け |
毎日のささえあいプラン | 子どもや孫に囲まれて暮らす |
ふれあいプラン | 自営業のお店や教室等賃貸住宅経営向け |
工法 | 木造軸組み工法 |
エアコン | 標準搭載ではない |
坪単価目安 | 60万円から70万円 |
日本ハウスで建てるメリット
日本ハウスの魅力は何?
この点を考えていきっましょう。
正直、この会社独自というよりもハウスメーカーと工務店全体を見た時に標準規格をどこまで求めるか?
この答え次第だと私は感じています。
- 耐震性能
- 素材へのこだわり
- コストダウンの仕組み
- 標準仕様で太陽光発電
- 気密性
順にご紹介していきます。
耐震性能
耐震等級については、木造は地震や台風に強い家ではない?耐震のよくある誤解や注意点にてご案内しています。
この会社は、3つの特徴があります。
1.「新木造ストロング工法」。
構造の違い | 魅力 |
一般 | 3.5寸(105㎜)の柱を使用 |
日本ハウスホールディングス | 4.5寸(120㎜)のヒノキ無垢材 |
上記でどれだけの違いがあるのか?
1.9倍の最大荷重を実現。
2.ヘビーティンバーシステム「新ストロング床組」
構造用合板にストロング壁を採用。
この結果、床と壁の仕上げを強化。
この開発で過去に「グッドデザイン賞」を受賞した「ハイテンション座ナット」による接合。
3.「J・エポック工法」
ボルトを金物の取り付けに使わない。
つまりは、ボルトのゆるみ、劣化によるリスクがない。
素材へのこだわり
展示場に行った際にも「国産ヒノキを使用」というのを積極的にアピールしてきます。
その背景には、以下のような効果の説明が補足されている。
- リラクゼーション効果が期待されている
- スギの木よりもシロアリに強い材木である
- 「ストロング壁」
- Low-e遮熱複層アルミ樹脂複合窓
- トリプルガラス樹脂窓
コストダウンの仕組み
コストを下げる方法として、代表的なのが中間マージンと人件費。
この会社は特に大工や職人を準社員に採用している。
つまりは、下請けの工務店への依頼料を削減できるというのが魅力になっている。
標準仕様で太陽光発電
商品によって異なりますが、標準で太陽光発電が搭載されているシリーズもあります。
気密性
標準仕様でZEHの条件をクリアしているシリーズもあります。
日本ハウスで家を建てる注意点
他の会社と比較してもなぜ?と思うような内容があります。
仮契約の申込金100万円の壁
セキスイハイム、一条工務店、ダイワハウス、パナソニックホーム、トヨタホームズなど大手では本契約時(請負契約)の段階で頭金が必要になります。
しかし、日本ハウスでは、仮契約なのです。
しかも、その金額が他者の本契約と同額の100万円。
正直、どうなるのかまだよくわからない段階でお金だけが徴収されていくような感覚がありませんか?
ちょっと高いと思う可能性
こんな書込みがあります。
設備の割に価格が安く、コスパが高いのと、やはり冬気になる光熱費削減のため費用が分かりやすかったなどが理由ですね。
日本ハウスHDはちょっと高い。
ミサワは蔵は良いけど結局蔵作ると良いお値段に。
スウェーデンは高いしメンテが大変そうで、怠るとぼろぼろになりそう。
セキスイは軽量鉄骨はさすがに寒いかなと。
土屋は価格は安いが価格なりの家かなと・・・特徴があんまり無い感じ。
あくまで、一例になってしまうのですが、その地域ごとに価格の基準は耐震等級や他に必要な設備で異なります。
しかし、その中でやはり同じようにハウスメーカー同士を比較している人がいます。
他にも
私は一条で建設しました。北海道です。 スウェーデンハウスはまず、高いということと、メンテナンスが大変で見た目はいいけど、市内でもメンテナンス不足で木がボロボロになっているイメージがありました。 セキスイハイムは軽量鉄骨で寒冷地には向かないと思います。 ミサワの蔵の家そそられましたが、結局高くなるのでやめました。 土屋と日本ハウスはイマイチ特徴が見当らなかったかなぁ…というイメージです。
このように他の会社とちょっとでも差別化が感じられるかどうかが費用が高くなった際の気になるポイント。
あまり他と大差がない。
こう感じてしまうと結局はそこまでこだわるほどの魅力はなかったとなるケースもありそう。
やはり、家づくりはそのエリアに合った平均相場で建てるのが一番。
- 土地に合う地盤改良などの工事の必要性
- 断熱材の仕様
- 利用する人の身長や家族構成に合わせたプラン
希望を多くすればその分費用も高くなる。
家づくりを検討する上での比較ポイント
正直、家の見積もり段階では教えてくれないその後に必要なお金の情報もたくさんあります。
- 住宅ローン控除
- 補助金
- 諸経費
- 浄化槽
- 外壁塗装
- 火災保険や地震保険
こうした建てた後に還付されるお金やメンテナンスに必要な大きな出費などいろいろあります。
最低限確認するべき3つのポイント
高いから良いでもないし、安いから悪いではない。
むしろ、その価格になる背景や特徴を比較するほうが重要。
- 構造の詳細
- 高気密高断熱の根拠
- アフターサポート
順にご紹介していきます。
構造の詳細
日本ハウスは、軸組工法。
これは多くの工務店等も実施している。
メリットは、多くの大工さんがメンテナンスに関われる事。
デメリットは、工期に時間がかかる事と大工さんの技術差による影響が出やすいこと。
とにかく、自分の家の耐久性やアフターのサービスを考えるなら、購入した人の口コミを調べることが大切です。
高気密高断熱の根拠
ただ単に建物の中に入って暖かい、涼しいから気密性が高いと思ってはいけない。
引渡し後の暮らしではどういう点にこだわってチェックするべきか?
こう言われたら、私はC値とQ値に注目するべきと伝えている。
高級とか丈夫とか長持ちとかたくさんカタログには記載されているけど実際の数値化されたデータが無ければ安心できない。
科学的な根拠。
この答えが歯抜けになった情報が詰まったカタログでは意味がないと私は感じている。
そういう細かいところに力を入れているからこそ、その工法とシステムに自信があるのだと言えるのではないでしょうか?
柱も基礎もどちらも重要なパーツ。
他にも断熱材の種類や方法によってもコストは変わります。
トリプルサッシを標準で提供する会社がある時代にペアガラスを標準で提供する会社がある。
この違いがあった時、なぜなのかを考える。
これがオプションになっているかどうかでコストが高くなるかどうかが変わってくる。
こう思ったら、単にデザインや仕様が気に入っただけでは決められないと思いませんか?
信頼できるアフターフォロー
一部の人が口コミや評判を書いている。
当然、その内容も大きく異なる。
特に信頼するべき情報は何か?
この答えとして、私はアフターフォローだと思っている。
引き渡しを受けてから、どういう悩みにどう対処したのか?
この答えは正直、本体価格なんて関係ない。
場所がどこであったとしてもある程度一括して同じ対応が求められるはず。
- 24時間対応の窓口(コールセンター)の設置
- 豊富な人材確保
この2つの体制が必要。
これらが無ければ、結局人の手が足りず、何もできないまま終わってしまう。
いくら耐久性が優れているヒノキでも結局は人の手により手入れを必要とする。
だったら、きちんと点検も整備もしてもらえる環境が必要。
この基本の流れを住み続けた人が体験できているのか?
この答えを見ていると、どうしても丁寧な対応とは言えない声が出てくるのが残念。
この先長い人生の中で生活するなら、標準設備も経年劣化があれば修理してもらうことも出てくるはず。
他にもさまざまな自然災害などの影響があるかもしれない。
自宅を高品質な状態に維持するためには、アフターが無ければ難しい。
家を買うのは一生に1回。
だったら、次の世代まできちんと設備も含めて質を維持するためのアフター体制をチェックすることが特に重要ではないでしょうか?
ただ単にアンケートを集めて50人、100人の声をデータ化しているよりも細かい一人ひとりが何を疑問や失敗後悔したのか?
この点を意識して会社選びをすることをおすすめします。
参考サイト