新築注文住宅を購入した人の後悔する内容はたくさんある。
間取りでは、リビング、ダイニング、キッチン、和室、洗面所、お風呂、トイレ、階段、子ども部屋、寝室など居室だけではありません。
バルコニーやベランダ、ウッドデッキのどこで洗濯物を干すのか?
駐車場からアプローチの部分には何があった方が便利なのか?
目隠しや見える部分のプライバシーやセキュリティも考えたい。
建てる前に自分が良いと思っていた事が実際に建てた後に使ってみると違った!ということはたくさんある。
家は、些細な事の積み重ね。
大した事がないと思ったことがよかったことになる。
大丈夫と思ってオプションで選んだ内容がいらない、邪魔と後悔につながる。
我が家を考えた時にもまだ第二子の子供は、生まれてきていなかった。
この状況でコンセントやスイッチの高さを決める。
まずは1つ1つの自分の想像に今一度疑問を持つことは大切。
ベランダを使って洗濯物を干す。
この光景はもう古い考え方なのかもしれない。
最近の子供がいる環境から私は最近こんな風に考えるようになった。
これまでにもベランダやバルコニーについて以下のような内容をご紹介してきました。
新築バルコニーやベランダは必要?無しを失敗原因にしない選び方注意点
ベランダの目隠しという悩みもご紹介しています。
自分の予算が少し足りない!
こんな時には、バルコニーやベランダが必要なのかを迷う人もいる。
予算がある人は、もっと広くした方が良いのか迷う人もいる。
広さはちょっとでも狭いと感じると、結局後悔する。
多くの人が、賃貸の物件や実家の暮らしを経験してから家を建てる。
一戸建てのバルコニーの位置を間違えると当然いろいろなリスクもある。
今回の記事では、現場のリフォーム相談で聞こえてきたバルコニーの後悔原因を以下の項目でご紹介しています。
間取り
子育て
対策法
自分の思った通りのマイホームが完成するのか?
この答えに必要な条件は一体何か?
あなたの今の暮らしと照らし合わせてお読みください。
間取り
マンションの多くは、南向きに大きなバルコニーを配置する。
角部屋の場合は、二方向に配置するケースもある。
実際部屋の窓も配置して日当たりを確保。
物干しだけでなく、デッキチェアなどを置き、くつろぎの場所としてもモデルルームなどでは公開している。
損な暮らしを私自身も一度は経験しました。
しかし、その環境は本当に便利なのか?
間取りの配置による後悔原因は方位ではない
風呂、トイレ、脱衣所、リビング、階段。
これから家を建てる人の中に、実際にプライベートスペースだと思っている空間の配置はかなり慎重に考えるべきなのです。
なぜか?
その答えは、隣の住民や通りに面した時に外からの視線が気になる生活があるから。
- 着替えを見られたくない。
- 物干しで何があるのかを知られたくない。
- 部屋の中を上半身裸で歩きたいのに歩けない。
自分の家の中での暮らしは、自分のやりたいように過ごしたい。
でもバルコニーをどこに配置する?
この答えには、南が当たり前。
この感覚に多くの人が疑問を持たない。
もう一度自分の建てる家の周りの環境をきちんと確認する必要がある。
- 砂埃や塩害などのリスク
- 道路からの排気ガスの影響
- 害虫や鳥の糞、セミなどの問題。
- 周辺の工場の煙などによるニオイ。
もう建ててしまったからどうしようもない。
この言葉を口にする生活は想像以上に苦痛です。
子育て
バルコニーがあって、大きな掃き出し窓。
その向こうには、自分たちが望んだ景観や眺め。
物干しのハンガーをかける場所としてだけではない。
屋外用のお風呂や最近は、屋外庭園なんてコンセプトを掲げるハウスメーカーや工務店もある。
しかし、この環境に住んで本当に子供の安全は守られるのか?
- 水による事故
- 突風や暴風による転倒や物が飛散してくる可能性。
- 高さの違う家具を置く場合の落下事故の可能性。
マイホームに入ってから自分の子どもが怪我をしてしまった。
こんな家にずっと安心して住み続けるのは難しい。
子供が悪いわけではない。
親が作った自己満足の環境を使わせたことが原因。
- 屋根や庇があれば防げたかもしれない。
- 袖壁をケチったせいで。
- こんな場所にインテリアのために椅子を設置しなければ!
水道の蛇口やお風呂など水に関わる事故は意外と多い。
これは、ldkでも同じことが言える。
屋外だからこそ、雨や風による影響を受けやすい所。
その場所にどんな費用をかけるべきなのか?
目隠しの配置は外部からの目線だけではありません。
手すりなどを触った子供の手や腕が火傷するような温度にならないのか?
素材などを見直す事も大切なポイントになります。
汚れのケアの苦労
家の中の水廻りの掃除やカビ対策も大変。
しかし、バルコニーを配置したら、当然その後の枯れ葉や暴風により飛散してきたゴミなどの処理も必要。
床に散らばったゴミなども定期的に掃除をしておく事が重要。
こうした部分に対しての工夫も全く何も無い状態に安心できますか?
エアコンの室外機があるだけでかなり狭いし掃除しにくい。
掃除用具の置き場所なんて全く考えていなかった。
家の中と外の違いは何か?
この点を土地として考えていないと結果的に汚れが目立つ空間になってしまう可能性もある。
外構等でも子供がその空間にある物を手で拾ってしまうことは十分に考えられる。
初めて見た対象なら、つい触りたくなる気持ちもわかる。
どこまで親の目で管理ができる?
この点をきちんと想像しておくことが大切です。
新築バルコニー後悔原因と対策法
賃貸で不便を感じるからこそ、家を建てる事を決意する。
室内に物干しをしたくないから小さいスペースでも良いから家のどこかにほしい。
これが最初の願いのはず。
しかし、単純に物干し竿に虫がついていたら?
小さい毛虫などが衣服の内側に隠れていたら?
想像しただけでゾッとする。
他にも外に洗濯物が干せないと悩む方の相談が増えている。
実際に以下のような問い合わせを受けたことは多い。
- 虫が多すぎて嫌になる。
- タオルなどの洗濯物を取り込むとカラカラに乾いて使う時に肌が痛い。
- 外の風が強すぎるせいで物干し竿が簡単に外れてしまう。
このように日が当たれば洗濯物を干せるし、乾かせると思っていたのが、まったく別の悩みの原因につながっていることもある。
お宅に訪問すると、実際にむせ返るほどのニオイがきつい場所もありました。
「隣の家が木の手入れをしないことで毛虫が降ってくる。」
こんな悩みからバルコニー屋根を設置するしかないという方もいらっしゃいました。
実際に時代の変化の中では外気温も危険な状態になっている地域もある。
35度ではない。
40度越え。
ここまでくるとうかつに外に出るのも怖い状態。
別に使用しない部屋があるなら、部屋干し用の洗剤と衣類乾燥機のほうが無難な暮らしになるのでは?
私は最近は緊急の避難場所以外の目的で、バルコニーやベランダを物干しとして利用するのは避けるべきと伝えている。
それは、この高温状態により子供がもし窓を開けることが出来なかった時を考えたから。
子供が外にいることに親が気づいておらず、そのままカギをした。
そして、子供が熱中症や脱水症になる。
まだ幼少期や小さなお子様のいる家庭だけではありません。
親の介護やパパママの世代でも水分摂取量が少ないなどの原因で倒れるリスクも高まっている。
今一度生活に何のためにどの空間がどの程度の広さで必要なのか?
じっくり考えてみてください。
実際に建てた後に悔やんでいる人の声を見るのも参考になると思います。