- 住宅ローン審査に落ちた、不承認。
- 銀行に直接何度も相談したのに!
- まさか信用情報に何か問題があった?
銀行は、事前審査も本審査も通らない理由を教えてくれません。
銀行の住宅ローン担当者から直接通過後に確認しました。
その内容をご案内していきます。
- 即アウトコース
- 複数の要因が関係したケース
それぞれの疑問点について、解消していきたいと思います。
落ちた理由を簡単に確認する方法についても体験からご紹介しています。
住宅ローン仮審査落ちた理由を簡単に確認できる方法と通すためのコツ体験記
住宅ローン事前審査即アウトコース
自分の情報を見ることはほとんどない。
でも実際には、さまざまな情報が網羅されているのです。
あってはいけない文字
個人情報の中には、貸金業のキャッシング利用歴や遅延、延滞、滞納等の問題だけではありません。
「異動」。
この2文字がある人は、ほぼ無理です。
この情報はどこに記載されているのか?貸金業については、個人信用情報(CIC)に記載があります。
jiccサイト(金融機関、保証、リースなどの情報)
「異動」の意味
あなたはこんな言葉を聞いたことがありませんか?
ブラックリスト。
この異動はまさにこの意味に該当します。
これが最初の一発アウトの要因です。
複数の要因が重なっているケース
即アウトとは異なって、複数の要因が重なってしまっているケースを解説していきます。
ルーズな人間
遅延、延滞、滞納。
例えレンタル品1つでも人はきちんと期日までに返却をするのがルール。
お金に関わるならなおさらですよね。
返済が遅れている。
しかもその期間が、半年以内や1年以内等直近の状況になっているとなれば当然落ちる可能性が高いのも仕方がありません。
こうした情報をきちんと個人情報は保有期間が終了するまではデータが消えないのです。
一部入金が少しずつ存在している。
こんな情報を見られてしまったら当然、他の借入状況もチェックされてしまいますよね。
例えば、以下のような行動。
- リポ払い
- 分割決済
- 奨学金や教育ローン等
借入金が多いということは、それぞれに準備が整わないという意味。
そんな人に35年間もの間のローンを組ませることはなかなか難しい。
一般の人は利用しない
自分の給料や収入の範囲内で生活費や娯楽、外食などをやりくりする。
しかし、世の中には、消費者金融を利用する人も多い。
一時的な無金利期間で返済を完済している等の利用は該当しないケースもあります。
一方で、消費者金融の利用履歴=レッドカードになる場合もあります。
特に、メガバンクと呼ばれる類では、大半が落ちる、通らないという設定をしている傾向があります。
具体的には、以下のような会社の利用履歴に要注意。
地銀の場合には、消費者金融の利用履歴の金額に要注意。
※返済比率の中にカウントされる可能性があります。
オーバーローンの相談
一昔前には、以下のようなローンを一つにまとめて借り換えも兼ねた相談が住宅ローンでした。
- 車
- 外構工事
このような内容をオーバーローンとして扱いを厳密化しているのが最近の動き。
既に借り入れがあり、その返済は一括での対応は厳しい。
この相談をしている時点でグレーゾーンと扱うケースも増えています。
多重債務者
- 車のローンが残ってます
- ショッピングローンで返済中
- 家具家電を分割払いで購入
日常の何気ない買い物にクレジットカードを利用する人は、キャンペーンなどを理由にリポ払いへ変更をしている人も多い時代。
特に注意しなければいけないのが今現在も利用した後の返済期間中という状況。
全ての銀行が一律とは言えませんが、現状の貯金が全てすぐに利用できる金額ではないという状態。
当然、複数の借入をしているということは、その分返済が厳しい状況になった時に回収が難しい状況になることは明らか。
そうなる前に何をするのかと言えば、一括返済。
多重というのは、2つでも3つでも変わらないのです。
返済中かどうか。
たったこれだけでマイナスの評価の対象であることを知っておくことがポイント。
職種による影響
実際に私が言われたのが以下のような内容。
- あまり聞いたことがないお仕事ですので、詳細を教えてください。
- 営業職のようなインセンティブみたいなものはありませんか?
- 転勤の可能性はありますか?
- 離職率は高いですか?
このように、条件が悪い人なのかどうかを確認されます。
年収も前年度だけでなく、口頭確認でしたが、過去3年の流れを確認されたこともありました。
まだ出てくるマイナス要因
- 今の現状をそんなにすぐには変えられない。
- でも今の年収や借り入れの状況でもどうしても通したい
どうすればいい?
もう既に借り入れをしている状態でも通る人はいます。
返済比率を調整
どうしても家が欲しい。
この言葉を九日する人は、基本的には、以下の対策がおすすめ。
- クレジットカードの利用は控える
- 口座は一つにまとめて残高を明確化
- 引き落とし金額も把握して毎月の貯金額も伝えられる状況を作る。
- 車のローンなど他社の借入がある人は、完済予定月と一括精算予定を明確化
まずは自分の状況把握をしましょう。
その上で、返済比率を可能な限り下げることが大切です。
私が通った時には、返済比率を20%まで落としていました。
返済比率は、毎月の返済額×12ヶ月÷年収。
この計算で出すほうが慎重に対応していると感じられるようです。
ギリギリは全て却下
- 勤続年数
- 仕事の雇用形態(正社員、派遣社員、有期雇用等)
- 年齢
- 返済負担率
全てにおいて、必ずギリギリではない状況が好ましいです。
webサイト上で基本の申込前の確認ポイントを紹介しています。
仕事は、継続しているなら、年収100万円以上から対応するケースもあります。
勤続年数なら、3年以上が一般的。
この点も最近は、健康保険証をコピーすることで確認をしているケースがあります。
ごまかしがきかない。
こう思ったほうが良いと思います。
雇用条件が不安定な人は、当然その後の収入にも不安が残る。
さらに、返済が滞る時に回収が厳しくなる可能性が高い。
こうなると、銀行は無理に貸す必要がないと判断をするのです。
健康保険加入
サラリーマンやOL等一般の会社に勤務する人の多くは雇用保険の他にも社会保険、厚生年金の加入の人が多い。
この場合は、収入があってもそれはあくまで保険料等が自動で減額されている状態。
しかし、国保や国民年金は別。
自分で届け出を行う必要がありますよね。
当然、これも同じように未払いや滞納などを引き起こす可能性があります。
中には、親の会社など身内の経営を手伝うような仕事に対して、年収に対する評価が厳しくなることもあります。
- 減税対策で安定した給料がない。
- 保険料も自らで支払う。
こういう人に対しては厳しい判断を下す傾向もあります。
税金関連
国が全国民に対して支払いを求める内容はさまざま。
- 市県民税
- 住民税
このような対象にも目を通す必要があります。
いずれの対象でも支払っていないとなると当然落ちる可能性は高まります。
家庭の事情
- 老々介護の時代
- 5080問題
- 離婚成立夫婦の増加
- 養育費の未払い
当然、このような文字にも支払いや督促、差し押さえなどの課題がありますよね。
毎月給料を受け取った後に、口座の引き落とし以外にも自らで振り込みを行う必要がある。
このような対象が多いということは、それだけで余裕のない生活と伝わる可能性が高いのです。
離婚をしてすぐのような状況の人の場合は、扶養から外れたことで金額が不自然な金額になっているケースもあります。
対策すべきこと
これまでの全ての内容について、まずは一度自分自身でも確認を行うことは重要。
しかし、それ以外にも自分の置かれている状況に対して、慎重になることがポイント。
無理と判断される基準
実際に数字を入れて考えてみましょう。
- 年収300万円の人が1500万円の借り入れを希望する。
- 年収350万円の人が1800万円を希望する。
- 年収400万円の人が2000万円の審査を希望する。
ちょっとした違いですが、1と3は年収の5倍。
2は、5.14倍。
このくらいのわずかな差を住宅ローン審査は落としてくる事もあります。
本来の生活の維持すら危うい。
この答えにならないためには返済比率に特に注目をする。
若さは武器
どんな金融機関でも銀行でもローンの審査は年齢が重要。
定年前までに完済が見込める年齢を優先する。
この時に、40歳が75歳まで返済期間を用意したらその分定年後には払えるのか?
こうした細かい内容を正確に理解しておくことがポイント。
申込み時期
私は、下の方法を使って、住宅ローン審査に通しました。
あなたが数ヶ月以内に誕生日を迎えるなら、1歳でも若い時のほうがチャンスです。
複数に同時依頼
落ちたら次を検討。
これでは正直遅いのです。
少しでも早く申し込みをすれば、引き落とし日も早くなります。
当然、銀行も金利で儲けを出すことを意識します。
ですので、少しでも若い時に審査を通すほうが安心材料が増えるのです。
まずは年齢とタイミング。
この2つに注意していただくことが重要だと思います。。