- インターネット回線を契約する時に方式はどれがいいの?
- IPv6とIPv4は何が違うの?
- IPoPとPPPoEってどっちがいいの?
光回線やWi-Fiには専門用語がいろいろ出てきます。
そのせいで、月額料金やオプション、工事以外にも気になることが多くなってしまう。
基礎的な知識については、以下のような記事も書いています。
インターネット光回線で2021年は、IPv6が注目を集めています。
そこで、今回の記事では、以下の点をご紹介しています。
IPv4とIPv6の違いは何?
PPPoEとIPoEの違いは何?
おすすめの選び方と注意点
IPv4とIPv6の意味
専門用語の中でも今注目のインターネットプロトコルについて解説していきます。
IPv4の特徴
まずインターネットプロトコルというのは、インターネット上に接続された端末同士がデータの送受信をするために通信方法を定めている規約です。
IPのv4というで、第4版として登場したバージョン。
普及したのが、1990年代後半ですから、windows95や98などが出ていたころですね。
そのころから現在でも使用されている方式となります。
あなたもインターネット接続をする際に、IPアドレスなんてキーワードを聞いたことがあると思います。
これは、あくまで、そのコンピューター【端末】を識別するための固有の番号が割り当てられる仕組みです。
IPv4は、IPアドレスを32ビットデータとして表現。
この表現により、最大43億台の端末をインターネットに直接接続できるようになりました。
しかし、43億台ときいてもスマホの普及が加速したことで、アドレスが足りないという事情が発生するのは時間の問題でした。
そこで、次世代が登場したのがIPv6です。
【デメリット】
- アドレス資源の枯渇という問題
IPv6の特徴
IPv4から進化して、事実上無制限で端末を接続することが可能になった。
しかし、それだけがメリットかと言えば他にもあります。
初心者向けにはIPv6がおすすめの理由
IPv6は、利用者の識別アドレスの設計や設定を基本的に省くことができるようになったのです。
この仕組みにより、大幅にインターネット接続が可能になったのが、家電製品。
エアコン、冷蔵庫、照明器具などそれぞれにIPv6アドレスが使えるようになったことで、携帯電話以外のゲーム機などの端末を含めて、いつでも接続対応が可能な状態になってきました。
【デメリット】
- セキュリティや管理画面での独自の対策が必要になる。
IPv6とIPv4の違い
bit数
bit数とは、「0か1が入る箱(ビット)が何個あるか?」ということ。
32ビットなら、2の32乗分、64ビットなら、2の64乗分がはいるということ。
つまり、IPv6のほうがビット数が多い。
回線速度
回線速度は、IPv6のほうが早い。
理由は、ネットワーク終端装置という機器を経由しなくても接続が可能だから。
設備
ルーターや中継器等IPv6には対応していない機器もあります。
IPアドレスの割り当て
IPアドレスは、ICANNという組織が管理しています。
種類 | 割り当てられる数 |
IPv4 | 1~4個 |
IPv6 | 8~32個 |
接続方法
種類 | 方法 |
IPv4 | PPPoP方式 |
IPv6 | IPoE方式 |
PPPoEとIPoEの違いは何?
では、PPPoEという規格について解説していきます。
PPPoEの特徴
PPPは、Point-to-Point Protocolの略。
シリアルインターフェースの通信方式の1つ。
簡単に言えば、認証機能がある通信です。
インターネットに接続するには、モデムやONUを利用します。
この時に、ルーター同士を接続する時に使用される際の手順や規格のことを意味します。
PPPoEで接続する場合は、ユーザー名【ID】と設定したパスワード【PW】を入力する。
これが最大の特徴です。
今も多くの電話回線でのインターネット接続で見受けられるのがこのパターン。
IPoEの特徴
この中でもIPoEという規格になると何が違うのか?
この方式は、NTTの次世代ネットワークと事業者側のネットワークと直接接続してIP通信を行う方式。
つまりは、企業や会社の中にあるLANと同じ仕組みということ。
では何が良いのか?
PPPoEとの決定的な違いは、ユーザー名【ID】とパスワードが必要ない。
この特徴から、トンネル接続方式と呼ばれています。
おすすめの選び方と注意点
ここまでを読み進めていくと、断然IPoEの機能は素晴らしいと思うかもしれません。
IPv6対応能力
自宅でパソコンをインターネットに接続する人は、個別の設定方法を確認しましょう。
Wi-Fi接続の設定画面で、「プロパティ」を確認。
この時、「TCP/IP」タブにあるIPv6の設定を自動に変更します。
光回線契約時の注意点
以下の会社であれば、IPv6に対応しています。
回線会社 | Wi-Fiルーター | 特徴 |
ドコモ光 | 無料レンタル可 | ドコモ光セット割適用 プロバイダーによりルーターの無料レンタルは異なります。 |
ソフトバンク光 | 月額513円でレンタル | おうち割光セット適用 |
auひかり | 月額550円でレンタル | スマートバリュー適用 |
ビッグローブ光 | 12ヶ月間のみ無料 | auユーザー向けスマートバリュー適用 |
@nifty光 | 25ヶ月間のみ無料 | auユーザー向けスマートバリュー適用 |