- 木造の注文住宅が良い
- 自然素材の家のモデルハウスや展示場を見つけた
- 自然素材って何?
- メリットデメリットが知りたい!
天然素材とか自然素材等いろいろな用語があります。
でもその意味や特徴を知らないまま契約するのは危険。
まずは、長所と短所を知る。
他の会社との比較注意点もご紹介しています。
今回の記事では、自然素材の家の特徴やメリットデメリットを以下の目次で解説しています。
自然素材の家とは?特徴
自然素材の家のメリット
自然素材の家のデメリット
自然素材の家の会社比較注意点
自然素材の家とは?特徴
自然素材とは?
自然素材という表現に対して、正確な定義はありません。
化学物質を含まない素材で建てた家を指すことが多いです。
自然素材の対象となるのは、
- 珪藻土
- 漆喰
- 天然リノリウム
- 無垢材
- コルク材
- セルロースファイバー
等を使用した住宅です。
自然素材の家のメリット
期待される効果
- 調湿
- 造作
順にご紹介していきます。
調湿
日本の気候の特徴は、四季があること。
梅雨には、雨が多いことで多湿になりがち。
冬には、乾燥しやすい。
木は、湿度が高くなると、水分を吸います。
乾燥すると、水分を出して調湿します。
だから、木材を使用して建てられた家は、家全体が呼吸をしている状態になります。
造作
家の中には、さmざまなパーツが存在します。
- ドア
- 床
- 天井
- 腰壁
- 収納
造作とは、建物の内部にある部材や設備のこと。
建築において、仕上げ工事をすることを意味します。
使い勝手の良い家づくりを目指す上では、重要な部分です。
漆喰のメリット
漆喰とは、消石灰という石炭籍を原料とする物質でできた素材のこと。
主に壁を塗る塗料として使用されます。
漆喰には、空気中の二酸化炭素を吸収し、ゆっくり固くなる特徴があります。
耐火性能においても、燃えない素材であることから、防火対策の効果もあります。
経年劣化がしにくいのも特徴。
珪藻土のメリット
珪藻土とは、珪藻という植物プランクトンの芯だからが沈殿して化石になった土のこと。
調湿効果に優れていますので、最近では、お風呂上りのバスマットなどにも使用されています。
脱臭、消臭効果も期待できます。
臭い分子は、水分子(湿気)に溶けるので、結果的に湿気を吸収すれば、臭いも消えます。
耐火性も安心。
融点が1,250度と段寝る煉瓦として使用されてきたくらい火に強い素材です。
杉のメリット
- 調湿、断熱効果(冬は温かく、夏はサラサラになる)
- 衝撃吸収効果(柔らかいため、衝撃を吸収しやすい)
- 視覚的効果(年月が経つほど味わいが出る)
天然リノリウムのメリット
天然リノリウムとは、植物性原材料の天然効果による抗菌性、抗ウイルス性がある床材として注目されています。
- 有害物質が発生しない
- 抗菌作用がある
- 耐久性が高い
- 燃えにくい
以上が特徴です。
自然素材の家のデメリット
珪藻土のデメリット
- 費用が高い(ビニールクロスの3から5倍)
- 粉が落ちやすい(ボロボロを壊れていく)
- つなぎ素材によっては、性能が落ちる
- ヒビが入りやすい
- シミになりやすい
- 仕上がりが職人の腕によって大きく変わる
杉のデメリット
無垢材のフローリング等を選ぶ人は多い。
- 傷がつきやすい
- 汚れやすい
- 柔らかい(歩きにくいと感じる人がいる)
天然リノリウムのデメリット
- 価格が高い
- 素材のニオイが気になる
- アルカリ性や紫外線に弱い
- 掃除用の洗剤を探す時に注意が必要
以上が特徴です。
自然素材の家の会社比較注意点
自然素材は、経年変化を楽しめるのが魅力のはず。
しかし、お手入れが全く不要という素材ばかりではありません。
アレルギーやシックハウス
花粉症などのアレルギーがある人は、杉花粉などで反応を起こす人もいます。
つまり、シックハウス症候群等の症状を完全に抑えることはできないことがポイント。
バランスを意識する
床、ドアなどのパーツごとに適材適所で採り入れることが大切。
リビングとベッドのある寝室では同じ素材の床であっても使用感は異なります。
他にも特注や別注、オプションなどを採用する必要があるのか?
基本的には費用対効果や使用感などトータルバランスを考えることが大切です。
反りやくるいが出る
床が反るのは、自然素材に多い症状のひとつ。
新築キッチン床材選び方無垢材のメリットデメリット|業界経験者が解説
自然素材だから、全て安心ということではありません。
どんな素材にも一長一短があります。
- メンテナンス
- 掃除
- 汚れが気になる
こんな悩みが出てきた時に、「やめておくべきだった」と後悔しないようにしましょう。