- 玄関土間収納なんて考えなければよかった
- 土間があれば有効活用できると思ったのに!
- 土間以外の使い道を選択するべきだった
土間収納を採用してうまくいく家もあります。
では、失敗する原因は何か?
後悔する前に確認しておくべき内容をご紹介しています。
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リビングも玄関も広々とした空間があれば理想的。
でも限られた敷地メンテ器や建坪の中で優先順位を考えなければいけない。
今回の記事では、土間収納を作りたい方向けに以下の目次で解説しています。
土間収納とは?
土間収納のメリット
土間収納のデメリット
土間収納のある間取り事例
土間収納の扉は不要?必要?
玄関土間収納失敗原因
土間収納の利用目的と湿気対策
土間収納とは?
土間収納とは、玄関土間に設けた収納スペースのこと。
土間収納の使い道
以下のような目的で利用する人が多い。
- お子さんの自転車やキッズバイク
- ベビーカー
- 子供用の遊び道具
- 防災グッズ
- 空気入れなど自転車のメンテナンス道具
あくまで、屋外利用を中心とする用品の一時退避場所として利用する人が多い。
土間収納のメリット
土間収納があるメリットは何か?
実際の利用体験からお伝えします。
7年利用した感想
我が家にも土間収納があります。
利用目的は、屋外の倉庫の代用品。
入れている商品は、以下の通り。
- 処分予定のペットボトルや段ボール
- 妻の園芸用の肥料等
- 町内会での清掃時に使う軍手や長靴
- 雨具(傘、レインコート等)
などを入れています。
良かった点は、
- 屋内で収納スペースを作らずに済んだ
- ラックを配置すれば、傘も大量に整理できる
特に、急な天候の変化で雨が降ってきた利した時には傘の取り出しも便利です。
土間収納のデメリット
土間種運網は普段使用しないものを中心に配置します。
- ガーデニング用品
- アウトドアグッズ
- 外遊び用の玩具
つまりは、汚れやすいものが多い。
他の間取りを犠牲にする
リビングで以下のような悩みも失敗後悔の原因になります。
- テレビとソファの距離が気になる!
- 圧迫感がすごい!
つまりは、狭いリビングになってしまう可能性があります。
他にも土間と隣接する空間とどちらを優先するべきだったのかを悩んでしまうケースがあります。
リビング8畳とダイニングレイアウトは狭い?子供用スペースは?注意点実例画像付
土間収納のある間取り事例
実際に我が家の間取り図面をお見せします。
上の画像が我が家の実際の1階の間取り図面。
「シューズクローク」と書かれた小さなスペースが土間収納。
ハンガー用スペースを設置
我が家がこだわったのは、レインコート対策。
使用済みのレインコートをかけられるようにしたい。
この目的のために、ハンガーをかけられるアイテムを採用しました。
さらに、簡単なラックを用意すれば、用途に合わせて簡単に荷物も収納可能です。
シューズクローゼットとして使わない
あえて、靴置き場にはしませんでした。
なぜか?
- 取り出すのに苦労をする可能性がある
- その他の荷物を置くことが困難になる(通行を妨げる)
だからこそ、靴は既存のシューズクローゼットに収まる数に調整するようにしましょう。
土間収納の扉は不要?必要?
玄関に入ってきた時、土間のスペースが丸見えなのは恥ずかしい。
これはよくある悩み。
雨の日の翌日を想定しよう
雨の日に汚れた靴で玄関に入る。
当然、水分を含んでいますので、翌日は汚れが目立つ。
水垢が目立つこともあります。
結果的に、玄関タイルの掃除が大変になります。
よって、我が家でも扉をつけてあります。
扉があると通気性が心配?
扉といっても目隠しのためのパーテーションのようなスライドドアにすればいいのです。
上記のようなタイプでは丸見えになってしまいますよね。
でもこの靴箱の位置に一枚パーテーションがあれば、視線対策にはなります。
もし、後付けをするなら、ロールスクリーン等を活用するのもおすすめです。
そうすれば、湿気対策等を考える必要はありません。
玄関土間収納失敗原因
玄関土間に何を配置すると失敗するのか?
具体的に相談があった内容をご紹介していきます。
コロナ対策で増えた手洗い場の後悔
- 家に入る前に手洗いと消毒ができるから便利
- 汚れた長靴等を簡単に洗えるから便利
こんな声を鵜呑みにしていませんか?
- 砂やホコリ等が溜まった時の排水管の詰まりは?
- 毎日「水受け」を掃除しますか?
- 湿度の上昇で、カビの発生は?
水が多いということは、結露やカビの繁殖なども想定の範囲内。
「コロナ対策」とか「新しい日常生活」等の響きに「なるほど」と思わない方がいい。
水回りは数を増やすと、メンテナンスや不具合のリスクが高まります。
よりシンプルな家を目指すことを私はおすすめします。
段差を作ったことで不便さが増す
人は誰もが年を取る。
リビングからたった1段の段差があると、事故やケガの原因につながる。
これは多くの人がわかっていること。
しかし、土間があると便利。
この響きで、15cmから18cmの段差を作ってしまった。
結果は?
- 小さい子供がハイハイをして落ちてけがをした
- 足を滑らせて、転んでしまった
このように、小さい子供がこれから増える予定があるなら、安易に段差を増やすような場所を作らないことも大切。
もし作るなら、出入り口は玄関タイル側のみ。
居室からは、塞ぐようにしないといけないのです。
土間収納の利用目的と湿気対策
物置を配置できない。
家の中にいろいろおさめることも難しい。
こんな悩みを解消するために土間収納は、全天候対応型の収納スペースとして選ばれています。
しかし、土間もタイルを採用することが多い場所です。
当然、湿気対策をしなければカビが繁殖します。
ではどうすればいいのか?
土間収納をする際には、以下の点に気をつけましょう。
- 収納本体には扉をつけない(フリーラックを配置)
- 衣類等を干した後は、一時的に換気を行う
居室との間の室内ドアだけでなく、リビングやダイニングの窓を開けて換気を行うことも大切。
LDKの湿気も含めて定期的な換気はコロナ対策にも有効です。
空間を作ったけど使えない、使いにくい。
こんな状態にならないためにもまずは利用目的と寸法を確認しておきましょう。