アルミサッシの断熱性能|寒い原因と対策を解説
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アルミサッシは、軽量で耐久性に優れているため、日本では多くの住宅で採用されています。

しかし、アルミサッシは断熱性が低いため、冬場は寒く感じることがあります。

今回の記事では、アルミサッシの断熱性について、

  • メリット・デメリット
  • 寒い原因
  • 寒い時の対策法

などを解説します。

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アルミサッシの断熱性能等級

アルミサッシの断熱性能等級
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アルミサッシの断熱性能は、等級によって表されます。

サッシの断熱性能等級は、H-1からH-5の5段階で、H-5が最も断熱性が高いです。

JISグレード

等級熱貫流抵抗参考熱貫流率
H-10.2154.65W/(㎡・K)以下
H-20.2464.07W/(㎡・K)以下
H-30.2873.49W/(㎡・K)以下
H-40.3442.91W/(㎡・K)以下
H-50.4302.33W/(㎡・K)以下

日本の住宅で一般的に採用されているアルミサッシは、等級B程度です。

そのため、冬場は寒く感じることがあります。

アルミサッシのデメリット

アルミサッシのデメリット

アルミサッシのデメリットは、断熱性の低さ以外にも、以下のようなものがあります。

  • 熱伝導率が高いため、夏は暑くなる
  • 紫外線に弱いため、ガラスが劣化しやすい
  • メンテナンスが必要

アルミサッシは日本だけという現実

アルミサッシは日本だけという現実

アルミサッシは、日本以外ではあまり採用されていません。

その理由は、断熱性の低さに加えて、価格が高いからです。

日本は、夏は暑く、冬は寒い気候であるため、断熱性の高い窓サッシが求められます。

しかし、アルミサッシは断熱性が低いため、寒冷地では敬遠されています。

アルミサッシが寒い原因

アルミサッシが寒い原因

アルミサッシが寒い原因は、以下のとおりです。

  • アルミの熱伝導率が高いため、熱が逃げやすい
  • サッシの隙間から冷気が入り込む
  • ガラスが薄い

アルミの熱伝導率が高いため、熱が逃げやすい

アルミの熱伝導率が高いため、熱が逃げやすい

アルミは、熱伝導率が高い金属です。

熱伝導率とは、熱が伝わる速さを表す数値です。

熱伝導率が高い素材は、熱が伝わりやすいため、断熱性が低くなります。

アルミサッシは、アルミで作られているため、熱伝導率が高くなります。

断熱性が低くなります。

そのため、外気温と室内温度の差が大きい冬場は、熱が逃げやすく、寒く感じます。

サッシの隙間から冷気が入り込む

サッシの隙間から冷気が入り込む

サッシの隙間から冷気が入り込むことも、アルミサッシが寒い原因のひとつです。

サッシの隙間は、経年劣化や施工不良によって生じることがあります。

サッシの隙間から冷気が入り込むと、室内の暖かい空気が逃げやすくなり、寒く感じます。

ガラスが薄い

ガラスが薄い

ガラスの厚さも、アルミサッシの断熱性に影響します。

ガラスが薄いと、熱が伝わりやすく、断熱性が低くなります。

アルミサッシは、一般的にペアガラスが採用されています。

ペアガラスは、2枚のガラスの間に空気層を挟んだ構造です。

断熱性があります。

しかし、空気層が薄いと、断熱性が低くなります。

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アルミサッシが寒い時の対策法

アルミサッシが寒い時の対策法

アルミサッシが寒い時の対策法は、以下のとおりです。

  • 二重窓やトリプル窓にする
  • サッシの隙間を埋める
  • 断熱材を入れる
  • 断熱フィルムを貼る

二重窓やトリプル窓にすると、断熱性が向上し、寒さが軽減されます。

また、

  • サッシの隙間を埋める
  • 断熱材を入れる
  • 断熱フィルムを貼る

ことで、断熱性がさらに向上します。

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参考資料

断熱性能(三協アルミ)

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